ダイアン 架空漫才1

架空のダイアンの漫才を考えました。
とくに推敲もしてませんし、初心者なので面白くなくても許してください。
あとは、できるだけダイアンの2人が喋ってるのを想像して読んでください。



「クリスマスパーティー」


津「あのー僕ね。東京で出来た知り合いに、クリスマスパーティー誘われててさ。俺そんなん行ったことないから、行くか迷てんねんな。」

ユ「そーなんや。意外と楽しいから行ってみたらええやん。」

津「え?ユースケ行ったことあんの?」

ユ「めちゃくちゃ行ってるよ。月2で行ってる。今年の夏なんかほぼ毎週行ってたし。」

津「それほんまにクリスマスパーティーか?」

ユ「うん。みんなで一緒に地方競馬やるし。」

津「ホンマにクリスマスパーティー?」

ユ「うん。オリジナルのタバコのデザイン考えたりするし。」

津「それなんなん?…まあでも興味はあるからさ、どんな感じかやってくれへん?」

ユ「ありがとう。」

津「なんか感謝された…。……ここがパーティーの会場やな。」

ユ「あれ?津田くんじゃないの!こっちこっち!」

津「あ!あ、あのー、本日はお誘い頂きありがとうございます。」

ユ「いいのいいの。僕と津田くんの仲なんだから。…ちょっと待って津田くん。何その格好。」

津「え?」

ユ「正装で来てって言ったよね。あなたそれ、ジェイソンじゃないの!」

津「ジェイソン!?俺そんな格好で来てたんや。はずかしっ。」

ユ「もー。ほんと面白いね、津田くんって。流石お笑いさん。まあ楽しんでってよ。」

津「お笑いさん…あ、ありがとうございます…。」

(ユースケが別の人と楽しそうに話して、津田は1人で寂しくお酒を飲んでいる。)

(ユースケが1人で飲んでる津田に気付き、近付く。)

ユ「どう?楽しんでる?」

津「…はい、まあ…。」

ユ「てか、いつまでチェンソー持ってんの?人のパーティー来たんだからチェンソーくらい下ろしなさいよ!」

津「ずっとチェンソー持ってたんや。ほんでなんやねん『人のパーティー来たんだからチェンソーくらい下ろしなさいよ!』って。聞いたことない。」

ユ「あれ?もしかして緊張してる?」

津「ま、まあ…」

ユ「やっぱり。あのね。そういう時にいい方法知ってるの。教えてあげよっか?」

津「お願いします…」

ユ「じゃあ…まずは空気に『屁』って文字書いてみて?」

津「…え?…はい。」

ユ「そう。で、その空気をいっぱい飲み込む。」

津「飲み込む…こ、こうですか?」

ユ「そ。上手ね。で、飲み込んだら、それを屁として出す。」

津「屁ですか?」

ユ「そう。これがね、緊張した時にめちゃくちゃ効果的なのよ。」

津「なんすかこれ…。なんか、人って文字を書いて食べるってのは聞いたことあるんですけど…。」

ユ「あー。あれね?あれやってるのは北澤世代まで。今の久保建英世代はみんなこれだから。」

津「北澤世代…?聞いたことない…。…て、てかこれなんの意味があるんですか?」

ユ「あのね。人間にとって、口っていうのは入口で、肛門は出口なのよ。そこに『屁』という文字を書いた空気を送り込んで、ちゃんと"屁"として出すことで、肛門にある保安検査場みたいな所が、体内に矛盾がないと判断して、自律神経のバランスが正常に保たれるの。」

津「意味わからん…。もういいです緊張ほぐれました。」

ユ「あらそう。…あれ?もうこんな時間。それじゃあお集まりの皆さん!そろそろプレゼント交換しましょうか!」

津「え?プレゼント交換…聞いてない…」

ユ「ちょっと津田くん!プレゼント忘れたの?」

津「はい…すいませんプレゼント交換やるなんて聞いてなくて。」

ユ「もうしょうがないわね…私が出す予定だったプレゼントあげるから。」

津「ありがとうございます…。」

ユ「それじゃあ皆さん。まずは山手線の駅名を思い浮かべてください。今から私が駅名の書かれたハチマキをして、クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスをしますので、思い浮かべた駅名が同じだった方達でプレゼントを交換してください。」

津「変な交換の仕方っ…。」

ユ「思い浮かべましたか…?それじゃあ巻きます!」

津「それじゃあ巻きます…。」

ユ「僕が巻いたのは~~……西日暮里でした!西日暮里を思い浮かべた方!手を挙げて!……お!津田くん以外全員!」

津「めっちゃ奇跡起きてるやん。」

ユ「それじゃあ津田くん以外の皆さん、プレゼントを好きなように交換してください。」

津「もっと決め方あったやろ…」

ユ「豊!あんた、プレゼントなんだったの?…ふんふん、TENGA!?彼女いないあんたにお似合いね!」

津「しょうもなっ。大学生やん。」

ユ「翔子!あんたの箱デカいじゃない。何貰ったの!?…ふんふん、空気!?なによそれ!傑作ね!もうそれ漫才じゃないの!」

津「めっちゃスカす奴おるやん。てか漫才舐めんなよ。」

ユ「貴志!あんたは何貰ったの!?貴志!?」

津「おお貴志。何貰ってん。」

ユ「貴志!?あれ、貴志は!?貴志!?……あ、そっか…、貴志、もうこの世に居ないんだったね…」

津「えっ……」

ユ「…津田くんは知らないか。貴志はね。先月亡くなったの。」

津「そうなんですか…なんかお病気とか…?」

ユ「ううん。最後まで元気だったんだけど…、"競り"で…。」

津「え?」

ユ「"競り"で亡くなったの。」

津「え!?あの競りですか!?」

ユ「うん。」

津「どうやって…」

ユ「どうやってって…。競りなんだから言わなくても分かるでしょ!あんまり思い出させないで!」

津「いや、競りで亡くなるの想像出来ないです…」

ユ「もういいわ、今日のパーティーはお開きよ!さっさと帰って!」

津「『さっさと帰って』って…。あのー、このプレゼントどうしたらいいんですか?」

ユ「もう、持って帰りなさい!」

津「ちなみにコレ何なんですか?」

ユ「TENGAよ。」

津「TENGAかい、ッテモウエエワ!ドウモアリガトウゴザイマシター!」

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