パートナーへの不満は、初回限定キャンペーンを知ることで解消するかもしれない
女性には、男性には守ってもらう、フォローしてもらう、という意識が、かなり潜在的に染み付いている。
電車でもみくちゃにされそうであれば自らの体で盾になってくれる。
荒ぶる車が走り寄ってくる道では、車側に立ち、身を呈して歩くガードレールとなってくれる。それが男性が女性にしてくれるイメージ、理想じゃないだろうか。
少なくともわたしはそうだ。
では実際、そういったことを自然にしてくれる男性がいるのかと言えば、そんなことはない。
一緒になった最初はしてくれてたかもしれない。でもそれはその人の標準機能ではないのだ。初回限定キャンペーンのオプションだということを、あらかじめ考慮しておく必要がある。
契約してくれたから、最初はがんばるね、と。
初回限定キャンペーンということを知らずに申し込むと、しばらくたつとそのオプションはなくなる。そのときにとても落胆することになる。
「はじめについてたじゃないか!」
「それがあるから契約したのに、これじゃなんのために契約したのか分からない!」
「修理して!」
いやでもまってそこの女性。
それはもともと初回限定キャンペーンの一環に過ぎなかったんですよ。
だからなくて当たり前なんです。
はじめから知って契約すれば、ないものとしてスタートできるので、落胆する必要もありません。
だってないんだもんそんな機能。
初回キャンペーンは大体おいしい、魅力あるものです。だから惹かれる。
でも忘れてはいけないのは、標準機能。
標準機能に満足していなければ、長く使い続けることに面倒臭さを感じてきます。
不満が増える日々の始まりです。
メンテナンス?
そんなの面倒だから、買い換えたい。
そしていつのまにか、道すがらで、新しい商品に目がいく、スマホで別の商品を検索するようになる。
でもちょっと、視点を変えてみてください。
これ、自分にも当てはまりませんか?
はじめはつけてた機能が、いつのまにか起動しなくなっていること。
例えば、
耳かきしてと言われれば喜んでしてたのが、いま忙しいからなんやらと理由をつけてやらない。
風邪をひくたびに心配してつきっきりで看病してたのが、
「ああ風邪、そう」と、それとなくプチ看病して終わる。
初回限定キャンペーンは、本人は半分無意識につけていたものなんです。
無意識だから、外した時も自分じゃ気づかない。
でも機能を使ってた方は、それを満足度を示す1つの大事な要素だったので、なくなればおや?機能しないぞ?と気がつきますよね。
これが双方に起きているのではなかろうか。
相手の機能の消失に不満を感じはじめたら、それ、自分も機能削除してるかもしれない。