【白井未衣子とロボットの日常《反転》】8・力説の日《6》 カレーポーク 2024年11月21日 00:31 ※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。※予告なく変更のおそれがあります。※設定上、残酷な描写があります。「俺をここに連れてきたのが失態なのかもしれん。俺を置いておけ。あのHR集団ならば、[ラストコア]で倒せるだろう。」マルロはこの付近で止まるつもりでいくようだ。それは逆に、一部でも[天海山ユートピア]の施設を破壊するようなものだ。どうせなら。「マルロ、【パスティーユ】のコックピットに一緒に乗ろう!どのみちここは攻撃してくるんでしょ?手を繋いでよ、そしたら飛べるかもしれないから。」「何を言っている。俺は属してるとは言え、仮にも『敵』だぞ!」「こんな所でもたついてたら、アレックスさんにいびられるよ!」『アレックスさん』の名前だけで、マルロは黙った。相当弱みを握られてるね、ちょっぴり同情したくなった。「…わかった。お前の手を握る。すぐに飛ばせ。敵の攻撃にやられるぞ?」「今連絡取るわ。…和希兄ちゃん、勇希兄ちゃん!今そっちに行くよ!」私は《転送装置》で兄達に連絡した。『未衣子!今切羽詰まってんだよ!』「一方的に回線切ってごめんね。もう大丈夫だから。マルロも一緒に連れて行くから!」『はあ、ソイツ置いとけ…。』否定の意見が出たので、回線を切った。「いいのか?今切っただろう。」マルロは私が即座にボタンを押した事に、戸惑いを感じていた。一方的に回線を切ったから、私と兄弟との絆にヒビが入らないか心配してるんだろう。「大丈夫。後で話すれば納得するわ。理解者がいるからね。」「理解者?」「コックピットにいればわかるわ。さあ、早く手を繋いで。絶対に離しちゃダメだよ?」「ガキじゃあるまいし、暴れるもんか。」アレックスさんに対してかなりの拒絶感はあるのに。マルロじゃなくても、変わった研究者にはドン引きする気持ちはわからなくもないけど。マルロは私の左手を繋いだ。私は《転送装置》を発動させた。私達の周りを流星みたいな光線が包み込み、堤防近くの場所から姿を消した。よければサイトもどうぞ↓ 【夢小説対応】簡単オシャレな創作サイト作成サービス | フォレストページ+ ぽーくこんび(カレーポーク・ろーすとぽーく)の創作物置き場です。 主にSNSで投稿してきたものを置いていきます。 よろしく plus.fm-p.jp 明日もお楽しみに! ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する