【白井未衣子とロボットの日常《反転》】8・力説の日《4》 カレーポーク 2024年11月19日 04:38 ※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。※予告なく変更のおそれがあります。※設定上、残酷な描写があります。雨は雲から降らせる。天気が雨の時の空模様は、決まって雲が広がりを見せている時である。上空には、積もり積もった雲達が、青空一面に敷き詰められていった。雲の隙間に…丸みを帯びた光る物体があった。白っぽいので、オペレーターの錯覚なのかもしれないと見過ごそうと判断した。判断は、宗太郎の頭の中だけで済んだ。オペレーターに直接、伝えなかった。白っぽいものの中に、何かが紛れているのを発見した。地球人から見れば、変な記号の一部が、雲の隙間から現れた。あの横1列の並び方は、『文字』の配列だろう。変な記号の外縁の色だけは…黄色っぽく見えた。外宇宙からの襲撃対策について本気で取り組む者達は、これが何の意味か察した。「宇宙船!?」「すぐに警報を鳴らせ!一般人を避難させろ!襲撃の予知だ!」「わかりました!」宗太郎が指示を出した。報告者のみならず、他のオペレーター達も気を引き締めて、緊急事態に取り掛かった。「着陸地点は予測できるか?」「調べてます!」ジェームズがどこに落ちるか聞いていたが、オペレーターの手は素早いタッチ操作で行われていた。映像の次は地球上の地図が表示された。太平洋がメインの世界地図から、少しずつ縮小を重ねていった。焦点が、愛嬌湾に移った。「あの宇宙船が、愛嬌湾に…!?」「って事は、もしかすると…!」「【ホルプレス】よりも脅威なる襲撃が、再び[天海山ユートピア]に…!」宗太郎は嘆いていた。悲劇は繰り返すのかと。マルロの襲撃でも、やっとの思いで防げたのに。[天海号]は何度も出せる物ではない。「宗太郎…くっ。」ジェームズも司令の落胆する姿に共感していた。だからこそ悔しいのだ。何か[ラストコア]側から手を出さないと、再び愛嬌市が破滅する。ジェームズは宗太郎の代わりに指示を出した。「【パスティーユ】をまず出せ!未衣子は飛ばした時に拾うんだ!いいな!」よければサイトもどうぞ↓ 【夢小説対応】簡単オシャレな創作サイト作成サービス | フォレストページ+ ぽーくこんび(カレーポーク・ろーすとぽーく)の創作物置き場です。 主にSNSで投稿してきたものを置いていきます。 よろしく plus.fm-p.jp 明日もお楽しみに! ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する