The Candaceのライブを観ておいた方がいい理由
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キャンディスは女性4人組アイドルグループ
彼女たちの魅力は、、、と、語り出そうとしている私はまだキャンディスのライブを2回しか観ていません
それでもキャンディスのライブからは他の現場とは明らかに違うゾワゾワ、ゾクゾクを感じました
そのゾワゾワ、ゾクゾクの正体を私なりに考えた結果「これはいろんな人が観ておいた方がいい!」という結論に至り、その魅力を精一杯言語化すべくこのnoteを書こうと決意しました
話を戻すと、彼女たちの魅力はズバリ歌唱力
いや、他にも魅力的なところは有るけれどとにかく彼女たちの歌唱力に度肝を抜かれて欲しい
ただ、うっかりすると「なんかスゴイ!」としか感じないかも知れないので(それで充分かもしれないけど)、いかにスゴイのか、私なりに分析したので聞いてください
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初めて観たキャンディスのライブで最初に聴いたのが「evening」という曲
歌い出しはMariaさん
ファルセット付近のロングトーンから入る歌い出しも力まないのにたっぷりとした音量かつブレ無し
3秒で「あ、この人発声がものすごく上手い」と感じる
更にワンフレーズ聴いたところで「ひょっとしてこの歌めちゃくちゃ難しくね?」と感じ、こちらが緊張してしまう
この歌の難しさについては後程改めて書きますが、私は人が歌ってるのを聴くと無意識に自分でも歌ってるつもりになって脳内で勝手に「ロングトーンもたなかった!」とか「息出しきってからの低音歌い出し声作れなかった!」とか自分の歌唱力に応じた失敗をイメージしてしまうクセがあるので、最初のワンフレーズで打ちのめされ、「次の人歌い出しちゃんと入れるかな」と余計な心配をして手に汗を握ってしまったのです
そんな心配は余計なお世話でメンバーのみなさん歌いこなしていて、私だけが何故か緊張で疲労していました
この日私は早速この曲の入ったCD(The Candace 1)を購入しました
ライブで聴いても思った事ですが、歌詞を見ると曲先行、というか、"音"優先で作った歌だなというのが分かります
確認した訳では無いですが詞・曲が同一人物(水間幸太郎さん)なので、歌声を含めた"音"を組み上げて詞をはめ込んだのだろうと思います
だからこそこの曲は歌うのが難しい
歌い手に対する要求がめちゃくちゃ高い
曲調もスローテンポでロングトーンが多く、和音から外れたジャンプもある
ボカロに歌わせると「うわずって音はずした!?」と感じてしまうような曲なのではなかろうかと思います
歌い手は歌詞を読んで感情を作るというよりは、この曲のイメージを理解し、どう歌ったらこの曲がかっこ良く聴こえるのかを知った上でそれを実現できる歌唱力がないといけない
初回のライブで私が感じたのは曲への理解度とそれを表現力する能力の高さでした
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私にとって2回目のキャンディスのライブでは、既にキャンディスの歌唱力の高さは知っていたので、いつものクセで無駄に緊張することなく聴けたように思います
そして新たな気付きが有りました
それは「減点の少なさ」です
例えば前述のeveningでは「そんな気がしたんだ」の部分のソロ歌唱の後ユニゾンで「Day by day」と入るところがあるのですが、この「Day by day」がタイミング・ピッチ・声量全てドンピシャで一致してるのです
ほんと、機械で判定してみてほしいくらいドンピシャ
当たり前なことのようですが、踊りながらグループで歌ってると結構難しいことなのだと色々なアイドルさん、アーティストさんのライブを観てきた経験から思います
この箇所、この曲に限らず、キャンディスの"歌声"は減点箇所が見当たらない
特にMariaさんに関しては私には全く減点ポイントが見つけられないゼロミスシンガーです
それでいて表現力がめちゃくちゃ高い
観客側からすると減点のないパフォーマンスというのは変にブレたりカサついたりすることなく純粋に歌を楽しめるのでライブの品質の「底力」を上げることになるんだなとキャンディスのライブを観て気付かされました
生の熱量が伝わる分、下手するとCD音源よりも「上手い」かもしれないキャンディスのライブ、ぜひ色々な人に見つかって欲しいし、他のアイドル・アーティストさん、特にグループの人たちに観て欲しいと感じてます
私はシアワセです
なぜならThe Candaceを発見できたから!
対バンはまさに宝探し