SNSと言葉
この記事を書きながら、僕は今、何を思ってるんだろう…
どうしても書かないと気が済まなかったのかも知れません。
今回は、ちょっと重い話になります。
なのでこういう考えを持った人間もいるんだよ感覚で読んで欲しいと思います。
5月23日 13時30分頃
Twitterを見ていると、ひとつのニュースが僕に衝撃を与えました。
ある1人の女子プロレスラーが亡くなった。
そのレスラーについて、僕も知っています。
プロレスファンでもあり、暇さえあれば色んなネットニュースを見ていた学生時代の僕。
社会人になった今も、時間がある時は色々調べたりしてます。
その選手は、僕と同い年でした。
デビューの経緯も知ってます。
様々な団体で活躍してて、世界的にも注目されていたレスラーでした。
しかもそのお母さんも元レスラーでデビュー時から注目されていた…
言うなれば、正に
「逸材、将来有望株」
だったんです。
プロレス界では、有名な興行
新日本プロレスリング 1.4、1.5「レッスルキングダム」
毎年1月4日(今年は1.5も含めた2days)に東京ドームで興行をやっているんですが、その大会にダークマッチ(本戦前の前座試合)ながら出場していました。
その選手のファンではなかったけど、ある程度情報は仕入れていてはいました。
元気だった。はずなのに…
急に亡くなった。
どういうこと?と。
頭の中で、疑問が溢れたので
居てもたってもいられず
なんで亡くなったのか、調べました。
そこで、原因として浮かんで来たのが…
SNSでの誹謗中傷
分かった瞬間に、またか…という呆れと怒りが僕の中で駆け巡りました。
何回、この事で怒れば気が済むんだろう…
正直ずっとそう思ってます。
彼女は「テラスハウス」という番組に出演していました。
皆さんなら、ご存知だと思うのでこのまま話を進めます。
そこでは彼女は嫌われ役、所謂「ヒール(悪役)」のような存在だったと聞きます。
そこで出演していく中で、段々と誹謗中傷を受けるようになったそうです。
しかも、その誹謗中傷が度を過ぎていたという出来事があったみたいで。
ただ、番組を盛り上げたい、プロレス界をもっと盛り上げたい一心で出演していたと思います。
しかし、それをさせてはくれなかった。
一部の視聴者の何気ない言葉たちが、彼女をジリジリと追い込み
最終的にそれに耐えられなくなった。
また、誹謗中傷という姿の見えない刃物で
1人の女性が死んだのです。
僕は、言葉の力というものを大切にしています。
それは大袈裟な話ではなく、本当の事だと信じています。
ある人が、言ってました。
「言葉は人を幸せにすることができるけれど、ともすれば凶器にもなりかねない。」
言葉って表裏一体なんです。
幸せと不幸、使い方次第で簡単にひっくり返すことの出来るモノだと…
今回は、その言葉と、SNSを間違った使い方をした人間たちによって起こった悲劇なんです。
SNSの恐怖は、みんな知ってるハズです。
去年、菅田将暉さん主演で放送された
「3年A組 -今から皆さんは人質ですー」
このドラマを見ていた人は多いのではないでしょうか?
特にSNSを頻繁に使っている若い世代は必ず見なければならない番組でした。
3年A組を見て、使い方を考えようと思った人もいるかもしれません。
しかし、そのドラマを見ながらも
未だに悪口を書き込んだり、SNSで人としてイキすぎた悪口や誹謗中傷を投稿をしたりしてる人達は、
もうね、正直に言います。
「SNSは辞めた方がいいよ」
幼稚な考えを持っている君たちの何気ない一言が、世界のどこかの1人を傷つけていることが分からないのか?
もし自分がその同じ立場になったら…と考えた事はあったか?
SNSで、顔は分からないから匿名で悪口書いておけばバレないっしょ♪
馬鹿言え!
バレるんだよ!
顔が分かんなくても、特定できるんだよ。
匿名性が強いSNSだからこそ、
集団で非難すれば誰かが必ず傷つくんだよ。
その被害者が、その家族が訴えたら間違いなく
人生が終わるよ?
そのくらいの意識を持って使って欲しいです。
グッと踏みとどまって、
クルっと頭の中を1周すれば、
パッと正しい考えが思いつく
3年A組で、菅田将暉さんが演じていた柊先生の教えです。
大事な決断をする時は、グッと1度踏みとどまって
クルっと頭の中を1周すれば、
パッと正しい考えが思いつく
だから、一時的な感情でなにかを投稿しないで下さい。
対象者にぶつけないでください。
1度冷静になって考えてみたら、分かるはずです。
これは若い世代だけでなく、SNSを頻繁に使う大人達にも言えることだと思います。
なので、この文章が1人でも多くの人に響きますように…
そう願って、書き記します。
最後に、誹謗中傷は無くならないとほざいてる奴らに言います。
誹謗中傷は無くせるんだよ!
人の意識で!
考え方で!
無くなるんだよ。
どんなに、嫌いな人間がいても
感情的にならないで?
その投稿が、思いもよらぬところで、
倍返しで自分に返ってくることを。
私たちは、忘れてはならないんです。
5.24 ゆー(カラントサンライズ)