イラストを知らない人間がTRPGの立ち絵依頼をしてみている話

前提

私は絵が描けない。どれぐらい描けないかと言うと、目鼻が無い猫なら何とか猫だと分かるレベルである。唯一点描画だけは上手かった。
イラストのことは何も分からない。本当に分からない。みんなどうやって描いてるの?

さて、そんな私だが、TRPG(CoCやフタリソウサ)で遊ぶようになって、自分のPCの立ち絵があるの良いな!と思うようになった。別に無くても遊べるのだが、あると私が楽しい。着せたい服とかあるし。
ただ前述の通り私は全然絵が描けない。そこで依頼をすることにした。
これまで「人にお金を払って絵を描いてもらう」という体験は全然してこなかったので、最初はめちゃくちゃ緊張しながら依頼した。

と、それを2年ほど続けていたら、30件以上の依頼をしていた。平均と比べて多いか少ないかは分からないが、約2年と考えるとそれなりでは無いだろうか。

折角なので、購入者目線で「こういうところを見ています」「こういった情報があると嬉しいです」という意見を残してみたいと思っている。あくまで私はの話であり、購入する方の総意ではないのであしからず。
いつもお世話になっております。ありがとうございます。
何かの参考になれば嬉しいです。

お願いする時に見ているところ

①出品ページに行くまで

私は基本的にSKIMAを利用しているが、SKIMAの出品一覧は「サムネイル」と「タイトル」、「価格」しか表示されない。なのでまずはサムネイルを見ながら、今回お願いしたいPCに合ってそうな方を探してみる。
価格は(極端なものを除き)あまり見ていない。
というのも、表示されている価格がバストアップなのか全身なのか、はたまた腰までなのかが出品されている方によってバラバラだからだ。

また、この時にタイトル内に「納期」であったり「内容」を書いていただいてると非常に嬉しい。
例えば、【納品7月下旬】TRPG立ち絵制作【全身+表情差分2種】とか。
あと割引しているって書いてあると惹かれてしまう。

SKIMAの場合、「ゲーム&TRPGイラスト」のジャンルはあるものの、それ以外のタグなどが存在しないため、検索性はあまり良くない。
そのため、私は以前いいねを押したページで無ければ、「新着順」か「人気順(いいね順/実績順)」で見ていくことが多い。ただ「人気順」はそこまで変動しない&人気の方はやはり埋まっていることが多いため、そこから依頼をしたことは少ない気がする。
その時考えていたPCで依頼しなくとも、今後依頼したいなと思ったらいいねを押す。自分がいいねを付けたページはマイページから辿れるから。

②出品ページ・プロフィールページ

①の過程を経てお願いしたいなと思ったら出品ページを見る。私がまず確認するのは2点。
・納期はいつの想定になっているか
・お願いしたい内容でいくらになるのか


基本的ではあるが、やはりここを一番に確認する。

納期については「受付状況」をまず見る。出品ページには「30日以内」だったり「14日以内」だったりと基本納期が設定されているものの、やはりイラストレーターさんの忙しさによって変動する。

そのため、通常通りの納期で行ける場合でも「●月納品可能です」と書いてあると安心するし、私は早めに立ち絵をお願いするタイプのため、「●月以降納期なら行けます」でもお願いしやすいなと思う。
最終更新日も合わせて表示されるため、日付が古い場合は状況変わってるかも……と少し不安になる。
可能であればこまめに更新いただけると嬉しい。

価格についてはオプションの一覧を見て確認をしていく。私は衣装差分やポーズ差分はあまり付けず、表情差分をお願いすることが多い。
最小で2個、最大で6個以上。これはシナリオや形式(ボイセかテキセか)によっても変動する。

数は少ないが装飾品をお願いすることもあるため、装飾品については「これぐらいの大きさ/複雑さなら+何円」と書いてあると嬉しい。
(ナイフなら500円、日本刀なら1000円のような) 

追加でもう少し既存イラストが見たいな、と思った時はギャラリーページも見に行く。立ち絵をお願いしたい場合、同じく立ち絵をギャラリーに置いていただけるとイメージがしやすい。
また、基本的には得意な絵柄/合っているPCでお願いしたいと思っているため、そういった立ち絵が置いてあるとより依頼の解像度が上がる傾向にある。

また、プロフィールページも基本的には確認する。
お返事のこと(3日以内に戻します)が書いてある場合があるため、依頼前に見に行くようにしている。
Twitterアカウントを載せていただいている場合、公開しているのであれば通過シナリオも確認することがある。秘匿PCの立ち絵をお願いする際、もし秘匿をご存じであればそれ込みの依頼ができるため。
ただ、通過してなくとも秘匿に関わる部分は伏せてご依頼するため、通過してないから頼まないということはない。

③依頼テンプレート

いよいよ依頼だ、となるがほとんどの場合、購入申請の前にメッセージをお送りする(そうお願いしている方がほとんど)。
この購入前のメッセージについて、テンプレートをご用意いただいていると非常にありがたい。勿論テンプレートが無くてもなるべく情報はお送りするのだが、「どういった情報が欲しいか」はイラストレーターごとに異なることもある。後述する参考資料含め、やりやすいようにテンプレートをご用意いただけるとこちらとしてもスムーズ。

ちなみに私は服装・ポーズともに参考資料として版権は使用しないようにしている。権利的に似せられない、というのもあるし、そのコンテンツを知らずに通じない可能性もあるので……。
ただなるべく具体的に、可能な限り画像やリンクでお伝えするように心がけてはいる。
「こういった形で参考資料を提示してほしい」という記載があれば、なるべくそれに沿うようにもしている。なので、そういった部分も含め、テンプレートがあると齟齬が少ないと感じる。

④依頼の進行

前述した通り、1ヶ月前や2ヶ月前に立ち絵をご依頼することが度々ある。その場合、着手は当然すぐではなくなる。
そういった依頼の場合、「ラフ提出目安」が出品ページにあると嬉しい。それが納品の2週間前でも1週間前でも、個人的には問題ない。お伝えいただいた方がこちらもチェックの心構えがしやすく、よりスムーズに進行ができるはずだと私は思っている。
SKIMAの場合、打ち合わせや修正が入る前提のシステムになっているので特に。

まとめ

①出品ページに行くまで
検索結果では「サムネイル」「タイトル」「価格」しか表示されないので、「タイトル」と「サムネイル」で判断することが多い。

②出品ページ
「受付状況」と「オプション詳細」を確認することが多く、最新&詳細だとありがたい。
また、プロフィールページギャラリーページが充実していると+αの情報が確認できる。

③依頼テンプレート
ご自身用の依頼テンプレートをご用意いただいていると、最初のメッセージがスムーズ。

④依頼進行
どこかのタイミングで「ラフ提出目安」のご提示があると確認がしやすい。

つらつらと書きましたが、総括すると依頼する側、受ける側双方にとってスムーズなお取引が増えることを願っております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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