見出し画像

ラーメン若大将

「忘れられない味」というと、地元の味、お袋の味、学生の時に食べた味、幼い時に食べた味など、各々に懐かしい思い出に残っている味があることと思います。


自分もいくつか忘れられない味があります。

その1つが数年前、石川県金沢へ旅行した際に立ち寄ったお店、

「ラーメン若大将」さんのチャーシュー麺(注文はラーメン)です。

締めのラーメンを探して

金沢旅行最後の夜だったので早めに飲み屋へ行き、午後9時ごろには一通り飲み終えました。

締めの店をと思い検索していると、近くのラーメン屋さんがヒット。


昔ながらのビジュアルに惹かれ、午後の9時半ごろ店に到着。

飲食店では珍しい緑色に白字の看板が掲げられていて、ネットで見た通り、すぐここが「ラーメン若大将」さんだとわかりました。

店の外観は風情があり、長い間、営業されているのが伺い知れます。

”ラーメン”を注文

店主に挨拶を交わし、店内へ。

店内には壁一面に数えきれないほど、たくさんの写真が貼られています。


メニューを見ていると、事前に検索した際、目に留まったチャーシュー麺に惹かれましたが、飲みながら結構食べたので、スタンダードなラーメンにすることに。

どこから旅行に来たのか、すごい数の写真だとか、店主と雑談をしながら、ラーメンを注文。

忘れられない味と店主の心意気

しばらくすると、「お兄ちゃんはこれね!」と店主が自分の前にラーメン?を置いてくれました。

(チャーシューが三枚???)


ネットで見た際、ラーメン麺はチャーシューが一枚と記憶していたので、

間違えたのかと思い、店主にその旨を伝えると。

「いいんだよ!食べな!」と。

少し話しただけの初対面の自分にしてくれた優しさへの申し訳なさと嬉しさ。

(今思えば独立したての時期だったので、少しナイーブになっていたのかもしれません。)

お礼をいい一気に食べ進めました。

これが本当のソウルフード

タイトルとは少しそれますが、

どんな味だったのか、どんな食感だったのか、どんな香りだったのか。

そういったことは正直、明確には覚えていません。


明確に味は覚えてないけど、店主の心意気と優しさでとにかく美味い、そして嬉しい。

その記憶は鮮明に覚えています。


ソウルフードが、魂の食べ物、心に刻まれた思い入れのある料理を指すのであれば、自分にとっては、これがソウルフードというやつかもしれません。

またいつの日か

なんだか妙に嬉しく、またお礼をいってお会計を済ませました。

店を出る時、「ご馳走様でした。金沢に来たときは、また伺います」と告げると、店主はにっこりとして「ありがとう。待ってるよ。帰り気をつけて!」

(少し言葉は違ったかもしれません)と言い、送り出してくれました。


忘れられない味と店主。

自分の中に刻まれた石川県金沢市の名店「ラーメン若大将」の話。


終わり

ラーメン若大将の場所



株式会社Curiver Webサイト

47BASE Webサイト