THE FIRST TAKE 1000万人の快挙

日本の多くのアーティストだけでこれほどまで行くだなんて思う人は、おそらくいなかっただろう
日本の楽曲紹介も兼ねた一発撮り企画、ファーストテイク。
2019年の開始以来、一世を風靡してきたアーティストが多数参加してきたが、なんとついに、ダイヤモンドの再生ボタンを獲得するにまで登録者が到達してしまった。
すごいの一言じゃ片付けられない。

1000万人はどれだけすごいのか

ファーストテイクの始まりは2019年11月、THE FIRST TAKEのクリエイティブディレクターである清水恵介によると、『ライブで体験するような“再現性のない音楽の楽しみ方”にこそ、価値があるのではと考え、一発撮りで音楽に向き合うYouTubeチャンネルの企画をたてた』と語っている
また、「THE FIRST TAKE」設立の経緯について、運営スタッフはこう説明する。「洋楽の人気アーティストでは、歌唱動画やリリック・ビデオなどミュージックビデオ以外でも様々なYouTube上のコンテンツがよく見られ、人気が広がるという現象があった。日本でも決まったルーティンのもとで様々なアーティストが楽曲を披露し、違う一面を見せるような音楽の映像コンテンツを作りたいというところがスタートだった」
要は広告塔の存在を日本にも作ろうとしたわけだ。
世界への広告塔にもなるし、もう一つの「MV」を作る機会をアーティストたちに与えられる。
1000万人に到達した理由の一つに、近年のアニソンの世界的ヒットが大きいと考える人も少なくはないだろうが、それだけではないと思う。
一番の要因は、様々な日本人アーティストを取り上げた。これに尽きる。
日本のアーティストは保守的で、日本国内向けに作っているところが大半だ。
世界発信なんてしないし、仮にYouTubeを立ち上げても日本国内向けに動画を作るだろう。
そこのアーティストに呼びかけたことが大きい。
しかも大きなレーベル企業が運営しているわけでもないので
レーベル関係なしに呼び込める点もかなり大きいといえる。
最近ようやく海外進出が進みだしたj-pop界において、素晴らしき通過点となるのは間違いない。