ありのままを感じられるインド。
目の前で犯罪が行われ、
どう解決しかかもわからないまま…
目指すはドービーガート
街中の洗濯物が集まると言われている洗濯場
ムンバイのホテルや病院などのリネンを一手に引き受けているようです。
スラム街というか、洗濯屋さんが集まった町というのが見た感じの印象です。しかし治安は良くないようで、基本的には見張り台のような出っ張った場所から観光目的として見ることができます。
実際にその町中に入ることもできるようですが、私は遠慮してしまいました。
理由は、
タクシー運転手に15分で戻ってくると伝えたから。
そして、一人で10キロ以上のバックパックを背負い中を歩くのは怖かった…
(タクシーの中に荷物を置いて観光する選択肢は0%でした)
いろいろ調べてみると
町に入る手前でボスらしき方に、「中見る??」と声を掛けられるらしい
そこでガイドとしての値段交渉をし成立すると中に入られるという仕組みらしい
しっかり観光地化し、互いにwin-winの状況を作りビジネスしてるんだなあ~って感じですよね
それはそうと、タクシー運転手ですよ。
ドービーガートについた時、
ここで待っているから70ルピーを先にくれ!と言われました。
高速代だ、罰金だ!のって…
タクシー4時間代を最後に計算してね!と付け加え、大きなお金しかなく200ルピーとリュックに入ってた未開封のお水を渡すことに。
「パニ?パニ!!」と水を喜んでくれました!
パニ=水
唯一覚えたヒンドゥー語かもしれません…
タクシーを降り、ドービーガートを見ている間、
私はこのタクシーから逃げた方が良いのか、
このまま合計4時間お願いした方が良いのか…
悩みました。
だって明らかに「このタクシーで良かった!!」という状況ではないじゃないですか!!
あなたならどうしますか?
うん。
私は15分後、結局戻りました。
なんなんでしょうね…約束したし…
とここで真面目さがでてしまいました
15分後、
そのタクシー運転手も律儀に約束した場所に戻ってきてくれ、
次なる場所「沈黙の塔」へ
沈黙の塔とは、ゾロアスター教という火を神聖なものとして崇め、世界最古ともいわれる宗教です。
宗教というよりは、個人的に葬儀の方法に興味を魅かれたのです
それが鳥葬(ちょうそう)
火を信仰するゾロアスター教では、亡くなった方というのは悪魔の住処とされ、火葬はしないのだそうです。
ムンバイのこの場所、森のような場所に専用の鳥葬用の施設があり、そこで鳥(ハゲワシ)に処理してもらうのが葬儀のやり方のようです。
私は沖縄に住んでいるのですが、
那覇市にある大きな公園で子どもを連れネイチャー散歩をした際ガイドをしてくださった方が、
沖縄では戦前は、この森の中でも亡くなった方を土葬(実際にはだそうとは言わない)していた。
とおっしゃっていました
それも、ゾロアスター教みたいに鳥葬ではなく、小動物やカタツムリに食べてもらうと言っていました。
いろいろ調べてみると風葬と言われるようで、自然に返すということでは似ているのかなと思いました。
インドのバラナシでみた火葬も含め、自然というかありのままを大切にしているなぁと個人的には思っています。
そう!見たかったんです!
実際の鳥葬、と言うよりは、こういう所で行われているのか!と知りたかった!
冷やかしてはなく、そういう価値観があるということを素直に知りたかったのです。
気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません。
なので
問題のドライバーさんへ「沈黙の塔」へ行ってもらう
しかしゾロアスター教の信者でないと塔へは近づけず、森の入り口で引き返すことに…
めげない私!
なんてったってパスポート無くしても出てくるまで粘りまくる私ですから!!
近くの丘へ行ってみる!
しかしただの住宅地(しかも高級住宅地なんだって!)
日本もそうですが、ご先祖様が眠る土地は高台にあったり見晴らしが良かったり、どこもそうなんだなと思いました。
近くの広いガーデンに連れて行ってもらうも見えず…
結局断念しました。
断念というか、
そのガーデンでgoogleアースを使い航空写真を見てみると、
もしやこれじゃない!!?というような鳥葬の場所が出てきたので満足しちゃいました!
ぜひ興味のある方は
沈黙の塔 を検索して航空写真にしてみると
なんかドーナッツ型の建物が見えるはずです
おそらくそうだと思われます。
確定ではなくてすみません…
そして今の時刻14時10分
タージマハルホテルでコーヒーでも飲めたらいいなぁと思っていましたが
できればこの運転手と一刻も早く離れたい…
もう十分!!
と思えたので空港へ戻ってもらうこと。
4時間弱のタクシー小旅行がそろそろ幕を閉じます。
つづく