ラブテキスト
19の春に僕ははじめての1人暮らしを始めた。
学生をやりながら眠い目を擦って働いてた深夜バイトの給料は家賃 や生活費にすぐ消えてなくなるし、 金が無さすぎてもやしと醤油を かけただけのもやし飯の味は今でも忘れてない。
それでもまるで旅に出る前日のように毎日ワクワクしてたし、眩しく楽しい時間だった。 初めての自分だけの家はずっと憧れてたものだったし、僕が自分の人生を自分の足で歩き始めたという実感を得始めた最初の瞬間だったと思う。
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