
「学びの感動はいつまでもある」サブスク型のあたらしい写真の学び場「CURBON+」をはじめた理由
CURBONの武井宏員です。
この春、サブスクリプション型のあたらしい写真の学び場「CURBON+(カーボンプラス)」をスタートしました。
「CURBON+」に進化したことで、より多くの人が、より気軽に、写真を学べるようになりました。サブスクリプション型の写真の学び場へと、なぜ舵を切ったのか、今回はローンチして間もない「CURBON +」にかける想いをお話させてください。
CURBON +:https://www.curbon.jp/
CURBON +とは:「CURBON+(カーボンプラス)」は、サブスクリプション型のあたらしい写真の学び場です。月額2,980円で、対面で学べる写真教室や場所や時間にとらわれずに視聴できるe-learningなど、写真のノウハウが学び放題です。現場で活躍するプロの講師から直接スキルを吸収していただけます。
(以下、武井宏員)
CURBON+を始めた理由
そもそもCURBONを創業して間もない頃は写真を学ぶ教室も著名なフォトグラファーに話を聞ける機会もなく、写真界隈の人たちの欲しいものがなかったときに必要とされて、CURBONは成長してきたんですね。
だけど今は、個人のオンラインサロンや写真教室に参加すれば気軽に写真を学べるようになりましたし、CURBONの教室に参加してくれたメンバーは写真の中級者になったり、プロになったりしています。
写真家を取り巻く環境が変わった今、CURBONだからできることはなにか。どうやったら写真業界を盛り上げていけるのか。
考え抜いた結果が、サブスクリプション型のあたらしい写真の学び場である「CURBON+」です。
「CURBON+(カーボンプラス)」という名前には、CURBONの要素を失わずに「進化した」という意味を込めています。
SNSの世界と商業写真の世界の架け橋に
写真を楽しみたい人、学びたい人の全てに価値のあるサービスをつくっていくにあたって、SNSの世界と広告業界の共存というところはすごく大事だと思っていて。
自分が広告やファッションの業界で仕事をして感じるのは、SNSの写真の世界には興味を持たれていないというところ。反対にSNSの人たちは広告業界に興味がなくて、すごい写真のプロたちを知らなかったりする。
プロの人たちは本当にすごく写真がうまいのに、知られていないのはもったいないなと思う。「別に俺はいいよ、見つけられなくても」って思ってる方もいっぱいいると思うんですけど、もっと知ってもらったら、いろんないいことが起こるはずです。
作品を見てもらうきっかけを作るのもそうですし、自分の写真の可能性をもっと広げていける。おそらくクリエイターで、自分の作品を見てほしいと思わない人はいないと思うんです。そこは圧倒的にSNSに強さがあるので、SNSの力をプロの人たちが知ることで広がることがある。
逆にSNSの人は、SNSだけの写真を見ていても、枠を越えることはできないかもしれない。新しい学びとか、こういう撮り方があるんだとか、刺激と感動はSNSではない世界にもあると思います。
我々は違う世界で動いてる二つの世界の境界線を溶かして、もっともっと近づけていきたいと思っていて。SNSの世界と商業写真の世界の架け橋になりたいという想いもあるんです。
「CURBON+」では、たとえばNico Perez(ニコ ペレズ)さんのような広告の最前線で活躍する写真家から写真を学ぶ機会を提供できるようになりつつあります。
雑誌のように観るワクワクを

CURBON +のコンテンツは、今は「翌月にこういうものが出ます」って発表する形式にしているんです。
それは雑誌がきっかけですね。雑誌を見てると目次があるじゃないですか。その目次を見たとき、なんかワクワクするなと思って。
CURBON +でも、毎月何か楽しみにしてもらえるような形にしたくて、栞を作っています。
「どんな写真家が登場するんだろう」とか「どういうテーマなんだろう」とか、目次を見るだけで、個人的には本を読んで満足するような気分になれたりするんです。
今、各写真教室もそれぞれヴィジュアルデザインをしています。それもチームのメンバーにお願いしなかったらできていないと思うし、自分がチーフクリエイティブオフィサー (CCO)的な役割も担っている。それはたぶん愛から生まれているんじゃないかと思います。
いま欲しいものはテクニカルと哲学
CURBONを立ち上げてから4年経って、写真家として自分もある程度成長もしてきた今、学びたいことが4年前と絶対に違っていて。
それは例えば、「初めはどうやってモデルとコミュニケーションを取ったらいいんだろう」とか、「どういう構図で撮ればいいんだろう」とか、「どういう光の使い方をしたらいいんだろう」とか、テクニカルな面ですね。
そこからシフトしていくのが、「なぜ撮るのか」「どういう想いで撮るのか」「どういう瞬間を切り取るのか」「どういう人間でいるのか」みたいな……、ちょっと抽象的になってくる。
写真との向き合い方も、撮る上ですごく大事で、テクニックだけではどうしようもないところ。その重要さは、少なからず写真家がレベルアップしていくうちに感じてくるところだと思うんですね。
写真の哲学っていうところを学びとして提供していきたいなと思っています。
作品を消費されずに鑑賞できる場を作る

オンライン写真展も、今はまだすごく少ないものだと思うんですね。オンラインで展示をすることになった理由は二つあります。
一つはカンマ一秒で写真が消化されてしまうSNSの世界……、その瞬間でしか写真を見てもらえない世界から抜け出して、違う方法で写真を見てもらうきっかけを生み出したいから。これは自分のニーズでもあるし、たぶん他の写真家のニーズでもあると思うんです。
せっかくものすごい時間をかけて、アイディアもいっぱい練って、すごく苦労して用意して撮った一枚が、一瞬で見られて、一瞬でいいねボタンを押されてそれで忘れられていく……、残酷な世界になっていて。
いっぽうで展示は、みんなが立ち止まって、本当にゆっくり作品を観てくれるんですよね。
とはいえ、それを実現するのは簡単ではない。展示をするにはお金もかかるし、時間もかかる。見る側にとっても、ギャラリーの近くに住んでいないと見に行けない。
それがオンライン上に置き換わると全国に届けられて、コストは抑えられて、なおかつ、これまでと違う形でゆっくりと見てもらえる場所を作れる。
それは自分にとっても大事だし、他の写真家にとっても大事だと思う。写真を消費されずに鑑賞する文化を広げていきたいと思っています。
学びの感動はいつまでもある
最近とある信頼している写真の仲間にアドバイスをもらったことがあるんですね。それが自分の写真を変えたんじゃないかというくらい、大きな発見と学びにつながったんです。
何年も写真を撮ってきて、「もう写真の教室なんて行くものじゃないよね」と思っていた最中に、そんな学びがあって。

なにが言いたいかというと、どれだけプロになっても、どれだけ自分が写真を撮っていても、学べることはまだまだあるということです。
その学びの精神や、発見や感動は、失わなくていいし、ずっとあるものなんだと思ったときに、これをみんなにも感じてもらえたら嬉しいなって。
「僕はもう中級者だから写真の教室は行かなくていいよ」って思っている人はたくさんいると思うんです。
実際、僕もそうでしたし。その人が「こんな考えがあるんだ」「すごく学びになったな」「成長したな」と思えるような、価値を創っていきたい。
最終目標は、写真で世界を豊かにすることです。
そのためには、より多くの人に写真を好きになってもらい、写真の力を知ってもらって、なおかつ写真を武器として使って価値を生み出すことで、写真で世の中に貢献できる人を増やす。
それと共に、写真で創る価値を買ってくれる人を増やしていく……、学びという手段をつうじて写真で世界を豊かにする循環を創っていきたいですね。
■「CURBON +」はこちら。
https://www.curbon.jp/
■「撮る」を力に。写真で世界を豊かにする。
CURBONは志を共にするメンバーを募集しています。
https://note.com/curbon/n/ne8c03fc75929
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