自粛下でも美しい撮影が可能!スマホのビデオ通話で撮る「#Zoomグラフィー」とは?
世の中の情勢が急激に変化し、さまざまな業界や既存の仕事の仕方にも「在り方」や「やり方」を変えることが求められる昨今。
スマホを開けば、緊急事態宣言に外出自粛。なんだか不安な響きだし、ことフォトグラファーやメディア界隈においては、「撮影ができなくなった!どうしよう……!」という声も聞かれます。
「でも、表現は奪えない」
この写真は、スマホ(iPhone)とミーティングアプリ「Zoom」を使って、物理的距離を開けたまま、遠隔で撮影したものです。
実際の撮影風景のスクリーンショット
[ Photo by Takei / CURBON ]
スマホとビデオ通話機能さえあれば
遠隔撮影において必要なものは、以下の2つだけ。
[1]スマホ(上記の写真はiPhoneでの撮影)
[2]ビデオ通話機能(上記例で使用したアプリは「Zoom」です)
(※参考:画像編集には、写真編集アプリ「Lightroom」を使用しています)
もちろんインターネット環境があってこそ、スムーズな撮影が可能になるので、Wi-Fi環境も推奨します。
撮影は、一眼カメラ等ではなく、スマホのスクリーンショットで代用しています。
(※参考:本記事の撮影者は、スマホのほか、パソコンでのスクリーンショットも活用しています)
具体的な撮影手順
実際に撮影した時に使用した、「Zoom」の場合を記載します
[1]Zoomにログイン
[2]カメラマン(撮る側)と被写体(撮られる側)が、同じZoomURLに入る
[3]カメラマンと被写体が協力し合い、構図やライティングを調整する
[4]カメラマンが、スマホ(またはパソコン)のスクリーンショットを撮る
……以上です(シンプル!)。必要な場合は、画像編集アプリで色味を調整しましょう。
「遠隔での撮影は、不可能じゃない」
CURBONでは、この撮影方法に可能性を見出していて、親しみを込めて「#Zoomグラフィー」と呼ぶことにしました。
新しい撮影方法にトライしてみた背景にあるのは、やはり「撮影という幸せを、諦めたくない」という気持ち。
「新型コロナウイルスCOVID-19」の一件により、CURBON代表の武井も、韓国やアメリカなど、撮影に出かける約束がすべて延期となりました。
でも、やっぱり、やっぱり!「この状況下でも撮影する方法はないか?」を考えたい。
その頃一方、自宅待機が日本よりも一足はやく始まった海外では、ビデオ通話アプリを用いた撮影例をいくつか見かけるようになっていました。
日本でも、ポピュラーになり始めた「Zoom」を活用したら、もしかしたら遠隔でも撮影が可能かもしれない……!
そう思って、トライした結果がこの取り組みでした。
気になったら、ぜひ「#Zoomグラフィー」を試してみて
現在、「対面で会う」ことに、どうしても制限が必要な状況です。
そんな世の中では、いろいろなことが滞ったり、中止に追い込まれることが出てきてしまうと思います。
けれど、もし「#Zoomグラフィー」がもっと活用できるようになったなら。
遠隔での円滑な取材・撮影・執筆活動がはかどったり、商品撮影やテーブルフォトが実践できたり、はたまたリアルなお店や場所、地域の魅力なども撮影・発信ができるようになるかもしれません(もちろん事態が収束したときに向けて、ということではありますが)。
離れていても、表現は諦めない。「#Zoomグラフィー」、気になったら、ぜひトライしてみてください。
CURBONでも、うまく撮影するコツなどを発見したら、ぜひどんどんシェアしていきたいと思っています。
うまく撮れる方法を発見したら、ぜひぜひ教えてください!