
アムステルダム弾丸一人旅3・飾り窓地区の(マジメな)潜入記
先月のアムステルダム一人旅では飾り窓地区も印象に残っている。
潜入と言ってもアムステルダム中央駅に近い観光地エリア内。歩いていたら普通に通り過ぎる。運河を挟んだ一つの通りが、Red Light Districtと呼ばれる飾り窓の集中する地区。どこを見ても運河だらけのアムステルダムだがGoogle Mapで検索すれば簡単に出てきます。駅近で便利便利。(利用しないけど)
初めて足を踏み入れたのは昼間だったが、淫靡な雰囲気はなく、なんだか明るく小ぎれいな感じだった。合法だけあって後ろめたさがないというんだろうか。

昼間だったので開いている窓は少なかった。オープンしていない時はこの様にカーテンがひかれている。営業中はカーテンが開き、中にいるワーカーの人を見ることができる。気に入った人がいたら話しかけて交渉するシステム。
日が暮れてからも行ってみた。アムステルダムの観光スポット内なので、どこにいても徒歩圏。
今度はもっと開いている窓が多くて、中で働く女性も見えた。(もちろん開いている窓の写真撮影は禁止)

あまりにも単なる好奇心丸出しで見るのはワーカーの方に失礼だしビジネスの邪魔にもなりたくないので、ちらっと通り過ぎながら見るだけだけど、印象として皆さん若くてきれい!スタイルも良い。下着のようなコスチュームのような露出度の高いモノを着けているが、いやらしさはなく、健康的な雰囲気。(個人的な感想です) コスチュームの色は圧倒的に黒が多い。赤との対比で綺麗。
あと、メガネをかけている人も多かった。メガネ女子がアムスでもトレンドなのだろうか。確かにメガネかけてるセクシー系ってそそられるかも(笑)


飾り窓通りの一角にこんな場所があった。どうやら博物館らしい。まあ、だいたい中の予想はついたので入らなかったけど、女性でも入っている人もいました。熱海秘宝館的なアトラクションなのだろうか。

空いている貸部屋にはこのように広告が。ワーカーの人達は個人営業主らしく、個々に部屋と契約するのでしょうね。

前にイギリスで売春婦として働いている人達のドキュメンタリーを見たことがあるが、ほとんどの人が東欧などの貧しい国から半ば騙されて連れてこられて、働いても本人の手元に入る前にPimpや遣りて婆的な人にかなりの割合が中抜きされてしまう。ドラッグを打たれたり借金のために、なかなかそこから抜けられない実情であるらしかった。
それに比べると、アムステルダムのシステム(中間搾取されずにワーカー本人が場所を借りて事業者として働く。業界に入るのも抜けるのも本人の自由度が大きい)はとても健康的に思えた。
売春が世界最古の職業で、これからも絶対に無くなることがないなら、オランダの様に合法化してしまった方が、サービスを提供する人される人双方が安全に利用できて良いのではないかなあ、とも思う。世界中で非合法な国が圧倒的に多いという事は、いろいろな問題があるのかもしれないけど。
(興味を持ってアムステルダムの飾り窓地区の事についてその後少し調べたら、それでもやはり働いている人は貧しい国からの人が多く、他の職につく選択の余地の無い人がやっているし、安全でもないような事が書いてある記事もありました。)
あんなに若くて綺麗なら、他の職にもつけそうだけど、まあいろいろとあるんだろう。
そこら辺は私の想像の及ばないいろいろな事情があるのだろうが、とりあえず、働く女性の安全と人権が守られる場所であると良いなと思います。
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