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Star Journey-ときのそらアコースティックライブ ~わたしの成長物語~ 感想-
0,旅路に響くハーモニー
2023年9月7日はときのそらちゃんの6周年記念日!…なので毎年恒例となった記念ライブが今年もおこなわれた。今回はアコースティックライブということで、生演奏でそらちゃんのパフォーマンスや歌唱が楽しめる、まるでワンマンライブのような作りになっていた。事前情報からワクワクしてくる、そんな素敵なライブの感想記事を(遅くなってしまったが)今回も記していきたいと思う。
↑ライブ本編はこちら!
↑そらちゃんによる感想配信はこちら!
なお、今回はライブ終了後にメンバーシップ限定でのアフターライブがおこなわれた。限定につきリンクは貼らないので、各々見てほしい。多くは語らないがあの衣装であの曲を歌ってくれたのは嬉しかった。まだメンバーシップに入っていない方はこの機会に是非!
1,Street 輝き始めた小さな星
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物語の始まりは恒例の輝くステージではなく、街の灯りが点る夜の路地から。今はまだ遠い夢を見る彼女が歌うのは『ケ・セラ・ソラ!』だ。
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そらともには馴染みの言葉がふんだんにちりばめられた賑やかで楽しい『ケ・セラ・ソラ!』は村山遼さんのアコースティックギターによって爽快感とエネルギッシュさの中にどこか優しい牧歌的な雰囲気を醸し出していた。
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思えば、かつてのそらちゃんもスタジオから地道に進んでいった。手探りで挑戦して、時につまずき、でも楽しかった懐かしい時間。そう、これはそらちゃんの『成長物語』。あのスタジオもこのストリートも同じなのだ。新しさと懐かしさがあるこの曲を、きっと今このストリートで歌うことに意味があるのだと思う。
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そしてラスサビの歌詞が示すように、過去を想わせながらも、心は時を越え未来に向かっていく。ストリート(スタジオ)の過去と7年目を迎えた現在、そして未来が交差する、いつもとは少し違う素敵な『ケ・セラ・ソラ!』だった。
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挨拶と村山さんの紹介を経て、続いての曲は『ピッとして!マーマレード』(通称「ピッとマ」)。ポップで明るく、前向きになれる曲だ。
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この曲ではそらちゃんの歌う喜びを一身で表現するパフォーマンスが印象的だった。また村山さんのアレンジも光っており、本家よりも少しスローなテンポでしっとりした感じが、そらちゃん自慢の高音をより魅力的に引き立たせていた。アコギとピッとマの相性、いいね!
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最後の台詞パートも必聴!7年目、そしてその先への希望が詰まった「ピッとマ」であった。
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ストリートライブのラストは今回参加されている村山さんご本人がギターを担当している『Chu-Chu-Lu』を披露。
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『Chu-Chu-Lu』は可愛らしさがたくさん詰まっている曲だ。澄んだ歌声や可憐なパフォーマンスだけでなく、歌詞に沿った優しい声色やキュートな仕草など、そらちゃんの魅力が存分に発揮されていた。可愛い。
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アコギによる演奏も心地よく、優しいメロディーが可憐なだけでなく、いつもより大人っぽさを演出していた。
1.5,一歩ずつ…
ここでストリートライブは終わり、幕間の時間。ライブ宣伝のため、チラシを配るそらちゃんが映されていた。
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道行く人々(あん肝)の多くは時にターンしたり側転しながら通り過ぎてゆく。ビラ配りって素通りされるのはともかく、興味ありげにして結局受け取ってもらえないとかだと、わりとこたえるのよね…(実体験)。
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そんななか、1匹のあん肝がチラシを受け取る。地道な努力が実を結び、ここからまた物語が始まっていくのだ。
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私如きが語るも烏滸がましいが、アイドル活動は明るく華やかなだけではないはずだ。そらちゃんが活動をするなかで実際にビラ配り的なことをしたことがあるかは定かではないが、特に活動初期の頃は自身を宣伝し、名を広めようと動いたこともあっただろう。そうして動くなかで、きっとこのように素通りされることも…あったと思う。けれど2023年の今はこうして大きく輝いている。描写は違えど、影で地道に努力し、己を磨き、やがて実を結ぶ様はまさにときのそらの軌跡であり、『成長物語』にふさわしい一幕だと感じた。
2,Stage やがて夢へと至る道
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舞台はストリートから、大人な感じのバー風のコンサートステージへと変わる。ピアノを奏でるうぃんぐさんと共にライブがはじまる。
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最初に歌うのは『ポラリスソラリス』。昨年の5th Anniversary Liveでも特に印象的だった曲だ。今回はアコースティックだからこそ、より深くそらちゃんの歌を味わうことができた。
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歌声は星空のように優しく美しく、けれど夜空を駆けるような力強さはオリジナルそのままに。5th Anniversary Liveの時からさらに進化した表現力から紡がれる歌は、常に夢へと力強く羽ばたきながらも、いつだって優しさを持ち続けているそらちゃんを体現するかのようだった。
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オリジナル版で特徴的だったドラムやギターもダイナミックで迫力があったが、優しく時に力強いピアノのメロディーもそらちゃんの魅力を引き立たせていた。そらちゃんのパフォーマンスと歌声、そしてピアノの伴奏…。3つが優美に溶け合うさまはまさにハーモニー!「聴き味わう」という言葉が相応しい、素敵な1曲であった。
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続いてはそらちゃん屈指の人気曲『コトバカゼ』を披露。
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元々アコースティック版が存在する本曲は、やっぱりピアノとの相性ぴったり!そらちゃんの透き通った歌声と柔らかいピアノのメロディーが染み渡る。その中でも表現力や緩急の付け方など、以前よりも洗練された部分がキラリと光っていた。
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先の『ポラリスソラリス』もそうだったが、歌声や音色が溶け合い、空間を包み込むこの美しさは生演奏でしか味わうことが出来ない贅沢だ。
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そして(私にとっての)真打、『好き、泣いちゃいそうだ』が最後に登場。この曲は何と言っても青春ならではのフレッシュさと躍動感、そして恋愛の甘酸っぱさと煌めきを鮮やかに切り取った歌詞が実に魅力的であり、そらちゃんの透明感のある歌声と表現力がその魅力をさらに引き出している、ときのそら屈指の人気曲だ。
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オリジナルともアコースティック版とも違ったしっとりとしたアレンジは、夕焼けのなかを歩くような優しい温かさと仄かな哀愁を感じさせてくれる。
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アレンジされていても、情景を鮮やかに描く歌声と表現力は健在どころか進化していた。2番の出だしはテンポの変化による躍動感があったアコースティック版とはまた違う、歌声の表現による躍動感を感じられたし、ラストの『好き、泣いちゃいそうだ』は優しさと儚さを感じられてとても良かった。
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そらちゃんも述べているように、この曲はいつでも節目節目でそらちゃんと我々そらともに寄り添ってくれた。これまでも、そしてこれからも私たちにとって大切な曲だ。
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曲を歌い終わると、夢はアイドルであることを語るそらちゃん。「あの場所」で再び会うことを約束し、しばし幕間の時間に。
2.5,その輝きに導かれて
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ステージ終わりにやたらクールでダンディーなあん肝に話しかけるそらちゃん。相手の目線に合わせているからなんだけど、私ならシンデシマウゾー。
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2人は意気投合したようで、最初のストリートで一緒にチラシ配りを始めた。また地道な活動であるが、もう1人じゃない。彼女と同じ夢を共にする仲間が一緒なのだ。ある意味見慣れた光景で、あん肝に何だか頼もしさすら感じる。
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と、ここで1人称視点へと切り替わる。このチラシを受け取ったのはきっと…。
思い返せば、そらちゃんを初めて見たあの日の私も、こんなふうに彼女の夢への強い想いを秘めた瞳と心に魅せられたことが始まりであった。それから6年と少しを経ても、こうやって応援しつづけられるというのは嬉しいことこの上ない。私はいつだって信じて応援している。
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3,Arena 満天の星たちを彩る夢
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コンサートステージから高く羽ばたき、舞台はいよいよ夢のアリーナへ。村山さんとうぃんぐさんのお2人が揃い四位一体(あん肝含む)で披露するのは『Shiny Smily Story』、通称SSSだ。今やライブやフェスの定番となった、ホロライブの記念すべきホロライブ第1号である。
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そらちゃんが6周年ということはホロライブも6周年。そらちゃんがホロライブを大切に想っているのを感じさせる場面はこれまでいくつもあった。記念すべきこの日に新統一衣装を着てこの歌を歌うのも、姿が見えなくとも仲間との絆を確かに感じさせてくれる。
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きっと彼女はこれからも紡ぎ紡がれていく絆と共に、ホロライブの先駆者として仲間たちと歩んでいくのだろう。
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続いての曲は『Prism Melody』。3rd Fesの全体曲だ。私は3rd Fesの感想記事に関しては筆を折ったため、この曲について書くのはこれが初になる。
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何を隠そう、実は私にとってこの曲は全体曲のなかで1番好きだと言っても過言ではない。先の4th Fesももちろん良かったが、3th Fesはそれまで国内のみだった参加メンバーが世界規模に広がり、ホロライブというグループの広がりを実感した。この『Prism Melody』を披露したときの会場を照らす七色の虹は素晴らしかった。
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夢に向かって羽ばたくようなエールをくれる歌詞と躍動するメロディーは心地よく、そらちゃんの伸びやかな歌声は輝く未来の到来を予感させるようで気持ちが高鳴る。『Take My Hand!!』からのラスサビは圧巻の一言。
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そらちゃんは全体曲のなかでこの曲が1番難しいと言っていたが、いざ歌い始めるとそんな様子は微塵も感じられなかった。プロの御技だ。途中でバンドメンバーの紹介もあって一層盛り上がった。
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歌の後は活動6周年記念グッズのご紹介。皆買おうね。今回はお部屋での使用をメインにしたもので、使いやすそうなスリッパは2つほど購入した(もちろんフルセットもぬかりなく)。抱き枕カバーはリバーシブルのイラストで実に可愛らしく、以前のタイトーさんの抱き枕と一緒に並べればなんとそらちゃんに挟まれて寝r…
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さあ、6周年記念ライブもいよいよ大詰め。最後の曲は4th Fes 全体曲であり、そらちゃんが全体曲のなかで1番好きだと公言している『Our Bright Parade』だ。
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私は『Our Bright Parade』をそれまでの全体曲の集大成だと考えている。全体曲のうち、『Shiny Smily Story』はどちらかといえばメンバーの内側を描いた楽曲であり、『キラメキライダー☆』やBloom, の『Dreaming Days』もこの系譜だと思う。2nd Fesの『あすいろClearSky』はそこから一歩踏み出し始めた曲であり、『Prism Melody』は外へのエールソングだと思っている。そして本曲『Our Bright Parade』は内と外、つまりメンバーとファンが歌を通して互いに共感し共鳴し合える全体曲だと感じている。全体曲についての考え(妄想)は長くなるのでこれ以上は割愛するが、一体感が素晴らしい曲だと言うことだ。
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そらちゃんの力強くも美しい伸びやかな歌声と楽しそうなパフォーマンスがステージを彩り、アコギとピアノによるアレンジはまさに光のParadeが進むような華やかさがあった。
2匹のあん肝のダンスもノリノリだった。
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光舞うこのアリーナはそらちゃんの夢の形であり、やがて来たる横浜アリーナという夢を越えるため、旅路はまだまだ続いていく。彼女の物語は『ここから これから』また始まっていくのだ。
4,七星燦爛
今回のライブは生演奏のワンマンライブを意識した作りになっており、音質のいいイヤホンやスピーカーで観てみるとまた格別だ。生演奏ならではの音を皆さんも是非味わってほしい。生演奏というと直近では5th Anniversary Liveが思い出されるが、実際あの時に感じた「音に満たされる満足感」を再び感じることができた。
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満足感といえばもう1つある。ライブを観てみるときになんかこの感覚以前も…と感じ、終わってふと思い出したのがそらちゃんの2th Live『パラレルタイム』だった。歩んできた想い出が力をくれて、まだ見ぬ未来が希望に満ちていくあの満足感に似ていた。もちろん満足度が高いのはそらちゃんのライブ全てに言えるが、未来が到来するかのようなあのワクワクした感覚は2th以来だった。何を言っているのか分からないだろうが、1時間とは思えない圧倒的なボリュームと感動で、観た後に凄い前向きになれたのは確かだ。
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今回のライブの構成はそらちゃんの成長物語ということで、リアルとは少し違えど確かに彼女の歩んできた道を描くものであった。そしてこれから歩んでいくであろう道は誰にも分からないし、楽しいだけでなく苦難困難が待ち受けているやもしれない。しかしそれ以上に彼女が止まらない限りきっと輝いているに違いない。私はそう信じているし、信じられる。…そろそろまとまらなくなるので、この辺で〆ておこう。
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本ライブを企画して下さった運営さんや関係各所の皆さん、素敵な演奏でライブをより一層盛り上げて下さった村山遼さんとうぃんぐさん、共に応援したであろう皆さん、素敵なライブをありがとうございました!
そしてそらちゃん!6周年おめでとうございます!!
7年目も、その先も、ゆく旅路にたくさんの幸せが訪れますように!
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