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「BUCK-TICKと私」
1.「1990.12.20」以前
音楽は母親の影響もあり子供の頃から歌謡曲を中心に好きでした。
基本はTVやラジオから流れてくる曲を聴いてました。
「BUCK-TICK」については後述する時までの認識としては、1988年に今井くんの事が新聞に載ったさいに、「へー、BUCK-TICKでバクチクって読ませるんだー」とか「ロックの人達ってまだこんな感じなんだー」って思ってました(笑)
その後、当時好きだった爆風スランプの番組にゲストで出演していたのを見た記憶があります。
記憶に残ってるのは「このボーカル、顔がめちゃくちゃ良いな」って事と、「今井くんがピザ食べたら歯が折れて、金歯を入れたがその金歯の前部分に「B-T」って入れてる」って話(笑)
2.「1990.12.20」
その後、高校生になり、ある日、音楽好きの友人からライブに誘われました。
まだこの時にはBUCK-TICKの音楽には触れておらず、曲を知らない状態でしたが、彼らの名前は知っていたし、なにより、非日常の知らない世界を感じる事が面白そうで、行くことを二つ返事で返しました(笑)
そして、自分にとっての「運命の日」である「1990年12月20日」がやってきます。
「5 FOR JAPANESE BABIESツアー」と銘打たれたそのライブ。
場所は福島の郡山総合体育館。
周りにいる人達は「真っ黒い恰好」をした人たちがとても多く、「黒い恰好がBUCK-TICKのライブの時の正装なのかー」としばらくの期間勘違いしていました(笑)
入場できる時間になり、席に着く。
たしか、後方から3列目ぐらいの星野さん側だったと記憶しています。
ライブが始まる高揚感でワクワクしていると時間が来て、ライブが始まる。
曲は知らないけど、嫌いなタイプの曲ではないし、自分の知らなかった世界を見る事が出来た事の嬉しさや楽しさ、バンドの格好良さにやられました。
ちなみにライブで覚えているのは「あっちゃんがほとんど喋らず、何か喋った!と思ったら、ほとんど〇〇〇(ピー音入る単語)だった」(笑)と「シンセのヒューマンボイスとクリーンなギターの音の曲がやたら綺麗だった」ということ。
(のちにその曲は「SILENT NIGHT」で、今井くんパートはギターシンセでヒューマンボイスの音を出すというアレンジに変えていた事を知ります)
本当にこの日を境に自分の人生が変わったと言っても過言ではなく、その後、ギターを始め、CD屋や本屋に通い、色んな音楽に関するCDや本を聞きまくったり、読み漁るようになり、「俺もバンドをやりたい!」や「もっと色んな音楽を見つけたい!」という欲求が強くなり、高校卒業後は東京へ出る事を目標に高校生活を送りました。
3.「BUCK-TICK」が好きになった要因
以後、BUCK-TICKは私の目標となり、夢となり、希望となるのですが、
何故、今現在でもこんなにも自分がハマり続けているのか…。
私がBUCK-TICK好きになった要因はいくつかあると思いますが…
・歌メロが綺麗。でも、ギターのフレーズや曲のアレンジが変(誉め言葉です 笑)
・曲調はマイナーキーの曲が多く、どちらかというと「暗い」や「黒い」曲が大多数
・いわゆる「頑張ろうソング」やありきたりの「ラブソング」ではない
・メインコンポーザーである今井くんの音楽遍歴にテクノが含まれるなど、ゴリゴリのロック一辺倒ではなく、曲の中での打ち込みの音の比率が多く、曲やアルバムによって印象がガラッと変わってくる
・BUCK-TICKの音楽性にアンテナを張っていると、自然と色んなジャンルの曲を聴けるようになる
…などなどかな。
脱退やメンバーチェンジ、数年に及ぶ活動休止も無く、アルバムもコンスタントに出してくれ、ライブも毎年やってくれる。
私が好きになってから30数年。
新譜や円盤が出たらすぐに予約をして、聴きまくり、見まくる。
ライブにも参戦して「精神の開放」を行う。
そんな事を繰り返して人生の栄養剤として楽しんでいました。
ただ、BUCK-TICKも私もお互い歳を取り、少し人生の先が見えてきて、正直「BUCK-TICKはあと何枚アルバム作れるかな?ツアー何回回れて、そのうち私は何回参戦出来るかな?」とコロナ禍の頃から思うようにはなってました。
でも、そんな事は10~20年ぐらいのもう少し先の話だなと思っていた矢先、あの日が来てしまう…
4.「2023.10.19」以後
2023年に出した「異空-IZORA-」ももちろん格好良く、この時のツアーは横浜と有明2DAYSの3回参戦してました。
特に有明2日目はこれ以上ない「神席」で、ライブが終わった後はさらにさらにBUCK-TICKを好きなり、爆友から「目がウルウルして乙女みたいになっている」と言われました(笑)
そんな「神席」で見れたこともあり、次に参戦した10月19日の「FISH TANKER’s ONLY 2023」ではPA席の前に陣取り、「BUCK-TICKの音をたっぷり浴びてやるぜー」と思っていたのですが、あんな事になるなんて…
突然すぎてしばらくは実感が無かったです。
2023年の年末の武道館でメンバーがBUCK-TICKを続けていくと宣言し、もちろん私も今までと同じように今後も悔いの残らないようにBUCK-TICKを好きで居続けると思っています。
そして、新しく「BUCK∞TICK」となり、出てきた「スブロサ」が大傑作。
変な心配は要りませんでしたね(笑)
これからもBUCK∞TICKが一番です(笑)