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魂職を掘り起こしあいっこする

世の中に、「好きなことで生きていこう」とか、「本当にやりたいことで企業する」、みたいなタイトルの本やセミナーがあまりに多いので、
まるでそれが「正解」なように感じてしまいますが、
これって本当にそうなんだろうか、
というのが前からずーっとずーっと疑問でした。

こういう言葉をよく聞くと、
好きなことややりたいことが見つかっていない自分はダメだ、おかしい、と思っちゃうし、
成功している人たちは、実際に好きなことをしているから成功しているのだと錯覚します。

でも、本当に「好きなこと」「やりたいこと」で独立できている人って、ごくごくわずかだと思うんですね。

周りを見渡してみてください。
実際にそんな人がいてますか?

もし、「好きなこと」「やりたいこと」で独立できているように見えたとして、本当にその人にとってそれが「好きなこと」や「やりたいこと」なのかどうかは、傍から見てもわからないと思います。

好きなことを職業にしている人は、、、そこそこいると思います。
そばを打つのが好きな人が、蕎麦屋さんしているとか、
動物の世話が好きな人が飼育員しているとか、
でも、それで人に喜んでもらえるかとか、お金を稼いで独立できているかというところはまた別の話になってくるんですよね。

むしろ、好きなことややりたいことって、お金になりにくかったりするんじゃないかと思うのですね(そのあたりを考察するのはまた今度)。

実際にわたしの周りでも、好きなことを職業にしている人はいっぱいいますけれど、どちらかというと、それで収入を得るということにはむちゃくちゃ苦労している人が多いです。

サラリーマンやバイトをしている人の方がまだ経済的には余裕があるんじゃないの??というのが実際のところです。

そんなわけで、
わたしが「好きなことでお金を稼ごう」という思想に対して疑問を持つ点は、主に2つ。

◎好きなこと・やりたいことほどお金にならない。

◎本当に独立できている人は、好きなこと・やりたいことをやっているわけではない(では、何で独立できているの?)

たぶん、この「好きなことでお金を稼ごう」思想を追いかけていることで、
なかなか独立できない(バイトやサラリーマンを辞められない)、経済的自立ができない、天職が見つからない、という人が多いのではないでしょうか。

「天職」と書きましたが、
『大転換期の後 皇の時代』という本の中には、「魂職(こんしょく)」という言葉が出てきます。

魂職とは、「魂に刻まれた、その人にしかできない仕事」のことだそうです。
これまでの時代は、「我慢して犠牲になる」ことが美徳とされてきていて、自分の嫌なこと、辛いことでも「将来の為に」とか「家族の為に」、「お金のために」と言って我慢したり、
「できないこと」もできるようにならないと怒られる、とか、
比較・競争のストレスの中で仕事するのがあたりまえ、という仕事のやり方が主流でした。

が、時代が新しく変わっていく中で、そういう働き方はもう次の時代には合わなくなってきて、
それぞれが、自分にしかできない役目で生きて、しかもそれで利益を得て、しかもやればやるほど元気になる、という”魂職”で生きる時代にもう突入してきています。

今、多くの人が仕事のことで悩んでいるのは、
今がまさに時代の転換期だからだと思います。

『皇の時代』の本によると、今までは「祖の時代」だったから、ほとんどの人が魂職に就くのが難しかったのですね。

だからといって、もう時代が新しくなったから「さあ、これから魂職に就くぞ」って思っても、
そんな簡単に「魂職」が見つかるわけではなさそうですね。

「祖の時代」のマインド(「利益を出すことが大事」「我慢して犠牲になることが美徳」「苦手なことでも克服しなければならない」「競争して勝つことが大事」などなど)がまだまだ残っているし、
そもそも、肝心の”魂”に繋がっていないから、何が魂職なのかわからない、ということが多いと思います。

「その人にしかできないこと」=自分が好きなこと、やりたいこと
というわけでもなさそうです。

どう考えても、人前で歌うことが大好きなジャイアンが、それでプロの歌手になれるとは思いません。

そう、「祖の時代」だったからこそ、「好きなことでお金を稼ごう」は無理ゲーだったわけです。

自分では、「自分にしかできないこと」が何なのかわからない、、、
確かにそういう人は多い。

でも、ひょっとすると、人の魂職はちょっとわかっちゃうかも??
という人は少なくないんじゃないかな?

というのは、
「人のことはよくわかるのに、自分のことはよくわからない」
という人は意外と多い。

というか、それが人間の認知機能の特徴なのかも。
自分のことを客観視するのはとても難しいけれど、
他人のことだと俯瞰してみることができる。

もちろん、「感情」というフィルターが入ってしまうと、
認知も歪むのだけれど、
人の意識が中庸にあれば、相手の本質を見抜くのは、自分の本質見るよりはずっと簡単なんだと思います。

そこでようやく本題に入ります。

↑↑
このメンバーシップでやりたいことの一つ。
お互いの本質、魂職を掘り起こし合いっこ。

「あなたのこういうところは、強みだよ」
「私だったら、あなたにこういうことを頼みたい」
「もっとこういう要素を前面に出したらいいのに」
「この人のこの才能と、あの人のこの才能を掛け合わしたら、最高なものができそう」
「それをあなたがやっても誰もあまり喜ばないよ」
「こういう場所で輝いているあなたをイメージできた」

こんなふうに、お互いをプロデュースしあったりというのが、
今とても必要なんじゃないかなーとわたしめっちゃ思います。

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