嫉妬する私たち
見えない嫉妬
大嶋信頼さんの心理学に触れるまで、
人間の世界がこんなに嫉妬という悪感情で渦巻いていて、
人にも影響を与えまくっているとは知りませんでした。
大嶋先生の理論によると、
嫉妬は知能の高低差で起きる。
この嫉妬は動物的な発作の感情なので、嫉妬している自分は自覚がない。
私たちは普段,無意識に脳のネットワークで相手との知能の高低差を図り合っているらしいから、私たちは嫉妬の発作を自分が思っている以上に頻繁に起こしているし、嫉妬のビビビ、、の電流を知らない間に照射され受けていることも意外に多いのかも。
その仮説をもとに、人間関係ウォッチングをしていると、
まあ、ほんとうにびっくりするぐらい誰かが別の誰かに嫉妬発作起こして「ビビビ」ってなってたり、自分が「ビビビ」を受けてたり、あるいは、自分が誰かに「ビビビ」を送っていることが見えてくるんです。
自分が「ビビビ」を受けてる時は、さっきまで元気だったのに、急に身体や心がしんどくなっちゃう時。
頭が痛くなる、
変な眠気に襲われる、
身体がだるくなって何もしたくなくなる、
鬱っぽくなる(心が動かなくなる)
↑
こんな感覚に襲われた時に、
ん?これはもしかして嫉妬の電気ショック受けてるのかな?
と思ってみる。
そうすると、
誰が自分に嫉妬発作起こしているのかや
その嫉妬のトリガーになることが見えてくることがある。
人によっては、それを「下級霊に憑依された」という表現をされることがあるけれど、実際は生きた人同士の念の飛ばし合いなことが意外と多いんじゃないかと。
大嶋先生は、潜在的知能が低い方が高い方に嫉妬発作起こすっておっしゃってるけど、
わたしが思うに、
知能が高い人でも低い人に嫉妬発作起こすことはある。
それは、「一体感」がトリガーになるとき。
潜在的知能が高い人は、
他の人と住む世界が違うから精神的に孤立しやすい。
だから、「一体感」という体験に飢えてるし、なんなら自分は一生体験できないのかも?と絶望しているところもある。
だから、誰かが仲良しなのをみると(それがどんなに表面的なものであっても)潜在的知能の高い人でも嫉妬の発作を起こしてしまうんです。
嫉妬ってなに?
「羨ましい」や「憧れ」は、ごく自然で健康な感情です。
「羨ましい」や「憧れ」という感情は、
自らに力を与え、人間的成長を促します。
「嫉妬」は、それらが不満と屈辱を帯びて変形した悪感情です。
例えば「一体感」を体験している相手に嫉妬する場合、
自分はそれが手に入らないというフラストレーションと、
そして、
「自分は負けてるから相手を潰したい」という刹那的プライド衝動に駆られそれに屈してしまったと感じる激しい悔しさ、
それらが入り混じった心理状態ということになります。
多くの悪感情の奥には「心の痛み」があり、
それを解決できず自分では乗り越えられないという苦しみが
悪感情や感情動揺を引き起こすことになります。
嫉妬の感情の場合は、
「本当はこうなりたい」というありのままの願望の感情
(自意識の薄れた純粋な魂の望み)を否定せざるを得なかった、というのが心の痛みとしてそこにあります。
「他人同士の仲良し(一体感)」に感情動揺を起こす場合はたいてい、
乳幼児期の虐待やネグレクトにより、保護者との安定した愛着(絆)が断たれてしまったという「心の痛み」がある(その主な原因が知能の高低差)。
この対処の方法としては、
「痛みをただ痛む」という姿勢(これは他のどの感情も同じ)と、
嫉妬の場合は、「つながりたい」という一度見失ってしまったありのままの願望感情に向き合うことが大切になります。
向き合い続けることで、「嫉妬」が純粋な憧れへと昇華し、
より清らかで健康的な心の状態に近づけるようになっていきます。
ただ簡単に言ってますが、
「痛みをただ痛む」というのがどれだけ難しいことなのかというのは、
あまりにもたくさんの人が、日常的に「怒り」や「恐れ」、「嫉妬」などの悪感情や感情動揺に支配され続けている現実が物語っています。
痛みをただ痛む
心の痛みは、身体の痛みと違って、自分自身でさえその全貌がつかみ切れていないことが多く、どこにどれだけの痛みがあるのかわからないまま放置していることで、悪化していくこともあります。
そうなると、その痛みがあまりにも深刻になりすぎて、
解離によって抑え込むしかなくなります。
解離は、自律神経過緊張という状態を生みます。
それは身体には、
慢性的な疲労や、身体的な痛み、睡眠障害などを引き起こし、
心には、怒りや悲しみを燃料に生きるペインボディを存在させ、
それが時折、
日常生活や社会生活、人間関係を破壊する「制御不能な獣」のようにふるまうようになります。
心の痛みと向き合うためには、
まずは、痛みを痛みとして客観的なものとして見る、ということが何よりも大事になります。
癒しとか、メンタルブロック解除とか、マインドの書き換えとかいろいろありますが、
何よりもベースとしてあるのは、
①痛み(古傷)の認識
②痛み(古傷)の観察
これを根気よく続けていくと、
どんな痛みでも必ず癒えていきます。
この心の痛みに特化したセラピーが、
EFT、そしてそこから派生したマトリックス・リインプリンティングという手法です。
よかったら前に作ったEFTの動画見てやってみてください。
※音声が少しノイズが入ってます。
EFTの進化版であるマトリックス・リインプリンティングは、
EFTでは癒えない深刻な古傷を、安心安全なやり方で癒します。
この方法は、本で独学もできますが、
はじめの何回かは、
専門のセラピストの力を借りて行う事をおすすめします。