ラオス 電力輸出により2023年貿易黒字
ラオス貿易ポータルの発表によると、2023年ラオスの貿易金額は前年比3.5%の155億米ドル以上に達した。
総輸出額は約80億米ドルで2022年比3.5%増、総輸入額は70億米ドル超で前年比5%増となった。
2023年の輸出上位5品目は、電力が23億8,200万USDを占め、金地金(インゴット)が7億300万USD、紙・紙製品が4億6,700万USD、金鉱石が4億2,500万USD、鉄鉱石が4億1,100万USDと続いた。
輸入面では、ディーゼルが9億5,200万USDで輸入品目のトップに浮上し、次いで機械設備が6億600万USD、陸上車両が5億8,000万USD、鉄鋼製品が4億5,100万USD、ガソリンが4億2,800万USDであった。
2023年は10か月にわたり貿易赤字を計上したものの、年末の電力取引が輸出を牽引し、最終的に10億米ドルの貿易黒字を達成した。
貿易相手国別では、タイが28億米ドルで主要輸出先として浮上し、中国、ベトナム、オーストラリア、カンボジアが僅差で続いた。
タイはまた、ラオスの主要輸入国として33億米ドルで首位を獲得し、中国、ベトナム、米国、日本がそれに続いた。
今後、中国はラオスの主要貿易相手国としての地位を固める構えだ。国営メディアの報道によると、中国は2024年に入ってからラオス国内の17の開発プロジェクトに総額約10億米ドルを投資しており、両国の経済関係の深化を示している。