シンガポール外務省:頼氏当選に祝意、対中関係に影響なし
1月14日、シンガポール外務省は頼清徳氏と民進党の勝利に祝意を表した。 シンガポール外務省の報道官は、「シンガポールは『一つの中国』に基づき、台湾および台湾の人々と緊密かつ長期にわたる友好関係を発展させていく」と述べるとともに、シンガポールは一貫して両岸関係の平和的発展を支持してきたと主張した。
一方中国は、シンガポール、米国、日本、ヨーロッパ諸国など、頼氏の勝利を祝福した国々を非難した。
1月15日、中国外務省の毛寧報道官は、選挙に対するシンガポール外務省報道官の「歓迎」と「祝賀」について声明を発表した。
毛寧報道官によると、中国はシンガポールに初めて「厳粛な意」を表明したという。シンガポールの指導者は、「両岸問題は中国の『紅線』の中でもとりわけ濃い『深紅線』だ」と繰り返し発言している。中国は、シンガポールのこの発言を非常に重視し、シンガポールが「一つの中国」の原則を遵守し、中国とシンガポールの友好関係の大局を守るために現実的な行動を選ぶことを望んでいる。
2月5日、シンガポールのヴィヴィアン・バラクリシュナン外相は同件に関する見解を述べ、中国との「強く深い」関係に影響はないとした。
「中国はシンガポールへの接触を行った。我々はシンガポールの長期的な方針と、『一つの中国』の認識を改めて表明した。」
バラクリシュナン氏は、後港区議員・陳立峰の両国関係に関する質問に対して、「シンガポールと中国との強く深い関係に影響はなく、中国との交流は迅速に発展している」と回答した。