タイ首相 ミャンマーからの不法越境に警告
ミャンマーの兵役法施行をきっかけに、タイへの入国ビザ申請が急増している。
「合法的に入国する者は歓迎する。しかし、不法に入国するミャンマー人は法的措置を受ける。」
タイ王国のセター首相が警告した。
一方、ミャンマー人移民がタイ人の雇用機会に及ぼす影響について、直近のミャンマー移民の主目的が兵役回避であること、またタイの失業率は1%以下であり労働力を必要としていることを挙げ、懸念はないとしている。
タンマサート大学プリーディー・パノムヨン研究所アヌソーン・タマチャイ執行役員会長によると、ミャンマーの兵役法は、現行のタイ・ミャンマー両国間MOUに基づきタイ国内で就業しているミャンマー人にも適用される。したがって一部産業では、一時的に労働力不足が発生する可能性がある。
今後、タイでは違法に入国、労働するミャンマー人が増加すると見られる。
ミャンマーのタイ大使館は、Facebookへの投稿を通じて、2月15日以降、ビザ申請の受付件数を1日あたり400件に限定すると通告した。
なお、ASEAN協定に基づき14日間の観光目的であればビザは免除される。