アンジュルム川名凜ちゃんを下呂温泉郷観光大使に
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1. 概要
ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ、アンジュルムのメンバーである川名凜ちゃんをが下呂温泉郷の観光大使になったらいいなあ、というオタクの願望込み込み妄想記事です。
2. 川名凜ちゃんについて
以下、公式プロフィールから引用します。
2020年11月にアンジュルムに加入して以来、歌やダンス、表情などパフォーマンス面のレベルがどんどん向上しており、川名凜ちゃんの大きな魅力の一つとなっていますが、今回はそれらの点について多くは触れないこととします。
さて、公式プロフィールには挙げられていない特徴として
カエルをこよなく愛している
というものがあります🐸
そのきっかけについては、過去のブログで語られており、なかなか不思議な経緯でカエル好きになったことがうかがえます。
現在では、「ケロンヌ」という愛称がグループ内およびオタクの間ですっかり定着しました。
そのカエル愛が高じて(?)、カエル関連のイベント・お仕事をいただく機会も増えてきています。
代表的なものとして3つ紹介します。
・『青柳総本家様/アンジュルム 川名凜お誕生日記念企画』
カエルまんじゅう、ケロトッツォが大人気の青柳総本家様のご厚意で実現しました。バースデーイベント2021 にてカエルまんじゅうを参加者に1つプレゼント、期間限定でケロトッツォ2個購入で1個無料という企画です。また、川名凜ちゃん自身も青柳総本家様より、カエルまんじゅうTシャツとケロトッツォパーカーを誕生日プレゼントとしていただいています。
2022年も昨年に引き続き青柳総本家様のご協力のもと、2年連続でお誕生日記念企画が実施されました。
・『ビバリウムガイドNo.99冬号』
爬虫類・両性類飼育情報誌『ビバリウムガイド』において、アンジュルムの先輩であり爬虫類好きの橋迫鈴ちゃんと一緒に、体験型カエル館 Kawazoo を取材しました。
・国土交通省【日本の半島の魅力】応援メッセージ
静岡県川津町にある日本最大の体験型カエル館 Kawazoo の宣伝(?)です。
このようにカエル好きという一面は、川名凜ちゃんにとって非常に重要な構成要素の一つであることが分かります。ちなみにカエルを意識してのことかは不明ですが、メンバーカラーもグリーンです。
3. 下呂温泉について
以下、下呂温泉観光協会ホームページ、下呂市公式観光サイトより引用します。
私自身何度か下呂温泉を訪れたことがありますが、中心部に飛騨川が流れており、街並みも相まって非常に風情が感じられます。また、川沿いの足湯スポットで足湯めぐりを楽しんだり、下呂プリンや肉寿司、温玉ソフトといった食べ歩きグルメも充実しています。泉質については言うまでもないほど素晴らしいです。
さて、下呂温泉はその読み方がカエルの鳴き声に似ていることから転じてカエルの姿を様々なところで見ることができます。
代表的なものを2つ紹介します。
・加恵瑠神社/かえる神社
下呂温泉街にある観光名所で、2010年に誕生したスポット。無事カエル/若カエルなど前面にカエルを押し出しているほか、カエルの卵からたくさんのおたまじゃくしが生まれることから子孫繁栄のご利益もあるそうです。
これとは別に下呂温泉合掌村内にかえる神社が存在します。カエルのご神体を祀っており、カエルが描かれた御朱印がいただけるそうです。
・下呂プリン
温泉街にあるプリンとソフトクリームの専門店です。湯船をイメージしたイートインスペースが広がり、店舗併設の工房でひとつひとつ手作りされたプリンを味わうことができます。プリンの容器や店舗にカエルがあしらわれています。
ほかにもカエルの絵が描かれた看板や、カエルデザインのマンホールが随所に見られます。また下呂温泉ファンクラブのゆるキャラである、げろぐるくんもカエルがモチーフになっています。
ここまでの流れで概ね察していただけているのではないかと思いますが、結論から言うと、カエルつながりで川名凜ちゃんを観光大使に任命していただけないでしょうか?というのが本記事の言いたいことです。
ただ、このままだと関連性が薄いと思うので、観光大使になった場合どのような嬉しいことがあるか、という観点から外堀を少しだけ埋めようと思います。
4. ファンと観光地のつながりについて
アイドルを観光大使に任命した際に最も考えられる好影響としては、ファンの聖地巡礼による来客数増加です。
しかし、任命して終わりというだけでなく、アイドルを中心として観光地・ファンが同じ方向を向くことで、より大きなインパクトをもたらすことができます。この例について、ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループであるモーニング娘。'22の加賀楓さん(2022年12月10日をもってモーニング娘。を卒業されました)と加賀温泉郷の取り組みを紹介します。
ハロプロ × 温泉郷の前例として参考になればと思います。
以下 itmedia さんのこちらの記事を参考にしました。
1. 歴史
ことの発端は2017年にまでさかのぼります。粟津、片山津、山代、山中の四つの温泉からなる加賀温泉郷協議会は以前から「加賀四湯博」としてキャンペーンを行っており、2017年は「その疲れに加賀が効く。」というキャッチコピーと共にポスターを制作しました。
これを見たモーニング娘。のファンが加賀楓さん(出身自体は東京)をモデルに自作のポスターを制作するなど、一部ファンの間でモデル登用への期待が高まっていました。
この様子が加賀温泉郷協議会の広告を制作しているクリエイティブディレクターの大久保浩秀さんの目に留まり、Twitter に『次回の加賀温泉郷ポスターに加賀楓さん出てくれないかな』という旨の投稿したところ、ファンはもちろんのこと、山代温泉で旅館を経営する萬谷浩幸さんや、ハロプロファンとしても知られる音楽プロデューサーの劔樹人さんなども反応し、実現に向けて動き始めました。
その結果、2018年4月に加賀温泉郷協議会の大使に就任。
また、2020年10月には1700人以上のファンの署名に後押しされる形で、加賀市から正式に加賀温泉郷観光大使へ任命されることが決まりました。
近年では、
・【加賀温泉郷×HELLO! PROJECT】加賀楓宿泊プラン
・楓の木記念植樹イベント
・加賀楓さんの写真を用いたラッピングを施したシャトルバス運行
など、単なる観光地と観光大使という関係にとどまらない多岐にわたるイベントが企画・実行されています。
2. 観光大使任命で何がもたらされるのか
加賀楓さんの観光大使任命によって、実際に加賀温泉への好影響があったのか、という点は気になるところだと思います。
残念ながら私が調べた限りでは、加賀温泉周辺の来客数増などを示すデータを得ることはできませんでした。
令和3年の加賀市観光統計において、市内入込客数は前年比 72.0% であったことが述べられています。この理由について、新型コロナの感染拡大と沈静化を繰り返し、旅行や移動の自粛による観光需要低下の長期化が要因として上げられています。
では観光客数がむしろ減っているということは地域活性化の効果が全くなかったのか、というと実際はそうではないのではないかと思います。
加賀温泉郷にぎわいづくり実行委員会(@KAGAONSENKYO)では、公式のハッシュタグとして、「#加賀は引力」を用いており、このハッシュタグを検索すると、数多くのファンが実際に加賀温泉郷に足を運んでいることが分かります。
(私自身も先日加賀温泉郷に行ってきました。)
また、合同会社加賀温泉が2021年に行ったクラウドファンディングでは目標金額600万円に対して、822人の支援者から880万円以上の資金調達に成功していること、加賀温泉郷にぎわいづくり実行委員会が2022年に行ったクラウドファンディングにおいても、目標金額を上回る1100万円以上の資金調達を達成しています。
これは一朝一夕で達成されるようなものではなく、長期間にわたり加賀温泉郷と加賀楓さんのファンの間で強固な信頼関係が醸成されてきたからこそ達成されたものだと言えます。
さらに、クラウドファンディングに参加した地元商店からも次のような声が上がっています。
このようにファンと商店という関係のみならず、商店・飲食店間でも新たに繋がりが生まれていることが分かります。
加えて、ファン単体での経済活動については、必ずしも大きいものではないかもしれませんが、メディア露出増加による一般層へのリーチという付加価値をもたらすことができるという点は無視できません。
3. 効果的なプロモーションのために
限られた予算内で、より多くの人にその土地について知ってもらう/実際に足を運んでもらう/お金を使ってもらうためにどのような施策が考えられるでしょうか。
加賀温泉郷の前例から次の3点が重要なのではないかと考えました。
・ファン心理をくすぐる企画展開
先の itmedia 記事内で次のようなことが語られています。
アイドルを宣伝・広告のために単に起用するだけというビジネスライクな関係ではなく、アイドル本人はもちろんのこと、アイドルファンの文化や心情に寄り添って企画を展開している点に、加賀温泉郷のプロモーションの特徴があると同記事内で指摘されています。
自分の推しに対して愛情を持って接してくれる土地や組織であれば、その場所に訪れお金を使うことが(たとえ推しの姿を見に行く・会いに行くのが主目的だったとしても)「礼」であり「義」であると無意識に捉えているファンも多いように思います。
これらを踏まえて誠実に企画を提案・実行していけば、ファンは必ず応えてくれるはずです。
・SNSの活用
突然ですが、フィギュアスタンドキーホルダー、通称 FSK というグッズがハロー!プロジェクトでは展開されています。単に自宅で飾るだけでなく、旅行やライブの際に持ち歩き、食事や風景と共に写真を撮影して SNS にアップして楽しむという文化がファンの中で広まっています。
加賀温泉郷では、ご当地限定FSK を販売することで現地を訪れたことを形で残せるようにし、加賀楓さんがモデルとなった観光ポスターや等身大パネルを各地に設置することで、訪問地と共に画像を SNS にアップしやすくなるような仕組みを構築しています。
また、加賀温泉郷にぎわいづくり実行委員会の公式のハッシュタグとして「#加賀は引力」を用いてツイートを丹念に拾い上げることにより、個人の一体験にとどめず、ファンの生の声と食事や風景の写真をそのまま観光地の宣伝として全体へ共有するような流れを確立しています。
・地元全体を巻き込む仕組みづくり
実際にファンの方々に現地に来てもらったとしても、有名な観光スポットを訪れて一泊して終わり、では人の流れもお金の流れも特定の場所に偏ってしまいます。
そこで、ナイトバル、まち歩きスタンプラリーなど複数の商店・施設が関わる仕組みをつくることで、より多くの場所に足を運んでもらうことが可能になります。
また、ファンと観光地という外のつながりだけでなく地域内部でのつながりもより強固なものとなるなど、真の意味での「地域活性化」に寄与することが期待されます。
5. ハロプロと地域活性化
観光地の方にとっては気になる点の一つかもしれません。私自身はハロー!プロジェクトの中の人でもなんでもない、いちオタクに過ぎないため、一概にこうだ!と断言することはできませんが、2つの理由からある程度前向きに検討してもらえるのではないかと考えています。
1. SATOYAMA SATOUMI を通じた地方活性化に積極的
ハロー!プロジェクトの母体(という表現が正しいかはわかりませんが)であるアップフロントグループ実施している以下のような活動を総称して SATOYAMA SATOUMI と呼びます。
実際の活動としては、上の定義よりも幅広いものとなっており、今年3年ぶりに開催された SATOYAMA & SATOUMI イベントに関する記事では次のような紹介がされています。
SATOYAMA SATOUMI に関連するイベントはコロナ禍で中断はあったものの、2013年から毎年複数回開催されており、日本各地の自治体や企業が出展・物販などを行っています。
公式 Youtube チャンネルにも実際に現地でロケを行ったり、特産品を食べたりと多数の動画が公開されており、地域振興に対して精力的に取り組んでいることがわかります。
2. 観光大使の前例が多い
ハロー!プロジェクトは日本各地からメンバーが集まっており、観光大使を任命されている人も少なくありません。
上述の加賀楓さんは出身地が東京であるにも関わらず、苗字のつながりで加賀温泉郷観光大使を務めています。
現役メンバーでは、高知市初のPR大使に任命され、高知県観光特使やゆず活アンバサダーも兼任するアンジュルムの川村文乃さん、宇都宮観光プロモーションPR大使に就任したBEYOOOOONDSの高瀬くるみさんを始めとして、複数のメンバーが大使に任命されています。
これが好き!という理由で大使に就任した珍しい例としては、無類の抹茶好きで知られる、元Berryz工房の熊井友理奈さん(神奈川県出身)と元℃-uteの鈴木愛理さん(千葉県出身)が「抹茶ーず。」として、2012年に宇治茶♡大使に任命されています。
このように、これまで多くのハロー!プロジェクト在籍、出身メンバーが大使を経験しており、前例が豊富であることからも、大使就任依頼に対してポジティブな回答が得られるのではないかと考えています。
6. さいごに
さて、川名凜ちゃんの所属するアンジュルムには、愛知県出身の橋迫鈴ちゃん、長野県出身の為永幸音ちゃんという2人のメンバーがいます。ともに岐阜県の隣接県であるため、ツアーの凱旋公演の際に下呂温泉郷で宿泊し、温泉やグルメを楽しみ、その前日または翌日にライブへというような流れができたら、オタクとしてはこれ以上なく嬉しいです。
カエルの魅力を伝える目的で結成された秘密組織、ケロー!プロジェクトのリーダーでもある川名凜ちゃんにとっても、カエル布教をさらに推し進めるきっかけになると思います!
下呂温泉郷関係者の皆様!
もし少しでも面白いと思える部分があれば、ご検討のほどよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!
ハロヲタブログアドカレ2022、明日の担当は、りーか(@riikatk)さんです!
アンジュルムのリーダーである竹内朱莉さんについての内容になるとのことで楽しみですね~!
それでは!
くみん🐸