ご安産ってどういうこと?
助産師として14年間、お手伝いしてきたお産は1000件以上。本当にたくさんのお産に関わってきて思うのは、一つとして同じお産はない!ってこと。
そしてよく言われる「安産」の意味も変化してきました。
一般的には出産までの時間が早ければ「安産だったね」って言われているのが現状。
だけど、それだけとは限らない。
時間が短いということは、めっちゃ急に痛みが強まってしまうから本人的にはしんどいんですよね。身体も緩む時間が短いからお傷ができることもしばしば…
逆に私のようにめっちゃ時間がかかればいいのかと言うと、それもまた違っていて…長女の出産は24時間かかったので、それなりに疲れました(笑)いきみたい感覚のまんま一晩越えたので大変でした。でも「難産」とは思っていないんですよ、私。
ゆっくりだったからこそ、お腹の赤ちゃんと対話しながら過ごせたのは最高だったし、ランナーズハイのような「ゾーン」に入れて、本当に幸せな不思議な体験ができたのも時間がかかったおかげだから!
そして、何よりも赤ちゃんも陣痛を乗り越え元氣に生まれてきてくれたから。夫も一緒に頑張ってくれたしね!
というわけで、私のお産は「安産」だと思っています☆
時間じゃないってこと。そんなものでは測れないんですよ~
私が思うご安産とは…
・ママもパパも助産師も、みんなが安心していること→みんなが、ってとこポイントです
・お産に満足していること→産んだ「本人が」満足、納得すること
・委ねられるお産→赤ちゃんに、自分の身体に、助産師に、家族に…信じること
・安全であること
だから、時間やスタイルは全く関係ないと思うんです。
ということで、どんなお産もみんな「はなまる」ってこと☆周りがなんと言おうとも、産んだ本人が満足していることが大切なんですよ。
あなたは「ご安産」でしたか??