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PSYCHIC FEVERインタビュー振り返りnote
インタビュアーの目線で綴る振り返りnote、PSYCHIC FEVER編を書きました。
取材する側の視点で構成されたnoteですが、インタビュー記事を別の角度から読み解く一助になってくれたらと思い、時々記録しています。
▼今回はこちらの2記事に関するお話です
PSYCHIC FEVERへのインタビュー
PSYCHIC FEVERのメンバーは『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』のオーディションで何名か存じ上げていたのですが、グループとしてのパフォーマンスを生で観たのは、2019年の三代目 J SOUL BROTHERS『RAISE THE FLAG』ツアーにサポートメンバーとして参加していた時でした。
素敵なグループだなと思ったので動向は追っていました。
デビューが決まり、2022年の1stアルバムの頃からインタビューしたい、ていうかする! と思い続けていました。
なので今回は何年越しかというくらい、ようやく取材することができたという感覚です。
インタビュー記事は冒頭から、
「聴けばすぐに好きになる」
PSYCHIC FEVERの音楽には、そんな不思議な魅力があると思っていた。
という完全なる私の主観を常体(だ・である調)で書くというなかなかのドヤ感。
そしてインタビューに入り、後編の最後にまた常体に戻ります。
実際にお会いした後に自分がどう思ったかを書き記しておきたかった。
それが「気付いた人から好きになる」という言葉でした。
細かいことを言えば「気づく」か「気付く」かの表記でめちゃくちゃ悩んだりはしましたが、言いたいことはすぐにまとまりました。
こういった三人称形式が混ざるインタビュー記事は以前にも少し書いたことはあったのですが、今チャレンジしたいという気持ちがあり、このような形式になりました。
目標にしていたこと
チャレンジといえば、今回目標にしていたことがあります。
今回は7名中、スケジュールの関係で剣さん、中西椋雅さん、小波津志さん、WEESAさんの4名へのインタビューでした。
それならば、その良さを出せる記事にしようと思いました。
3名が不在であることを逆手に取って、読者の方に「惜しい」と思っていただくことが、私の密かな目標でした。
ここにJIMMYさん、廉さん、龍臣さんがいたらどんな言葉が聞けたか、どんな写真が残せただろう、次は他の3人にも取材してほしいと思ってもらいたい、願わくばその感想をSNSにpostしていただくことです。
それがこの小さなCulture Cruiseにとっての心強い後押しとなり、次につながっていきます。
7人いればそれだけ1人ずつと話す時間も減るので、逆にいえば今回はその時間を長く取れる利点があります。
前編では会話のように流れていく4人のお話を、後編では人となりが分かるように、1人ずつ長めに語れる少し難しい質問も入れました。
返答に迷う質問ばかりする変な人だと思われたと思いますが、広い心で受け入れてくださった4人には本当に感謝したいです。
ギリギリまで聞くか迷った質問
さらに、4人に聞くか迷ったのは
「Q. 乗り越える壁が高くなったとも言えると思いますが、現時点で感じている課題などはありますか?」という質問でした。
「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」が世界からの反響を受けているさなか。
波に乗っている時にこんな質問を受けることは、あまりないと思います。
まして初対面の人に「今ハードル上がりきってますよね、あなたの課題はなんですか?」などと聞かれたら、イラッとする人だっているかもしれません。
でも調子の良い時こそ、このような質問にどう答えるかでグループの真価がわかる気がしたので、聞いてみることに。
この質問で、4人がすっと気持ちを切り替えたような空気が流れた気がしました。
WEESA:いろんな方が注目してくださった中でリリースする楽曲というのは、難しいものでもあります。注目していただいている今だからこそ、PSYCHIC FEVERとしてどう表現するか、僕たちの楽曲にどうのめり込んでもらうかというのは、僕たちの課題だと思っています。1曲伸びただけでこれから全部がヒットするわけではないので、少しでも興味を持ってくださったライトユーザーの皆さんを、どう巻き込んでいけるかというのも、僕たちにとっての課題なのかなと感じています。ちょっと観て、ちょっと気になって、という方が多いと思うので、ここからもしライブに来てくださった方がいればそういう方々だったり、楽曲を聴いてくださる皆さんに、僕たちの魅力を伝えていけたらと思います。
すぐ近くに座っていたWEESAさんがこう答えてくれました。
PSYCHIC FEVERの堅実さが理解できたのと同時に、きっとこれはグループの総意だろう、誰に振ってもこのような答えが返ってきただろうと思いました。
編集後記について
Culture Cruiseのインタビューでは時々、ライター長谷川による編集後記を書いています。
正直今回の編集後記に書いたことは、取材せずとも最初から分かっていたような内容が半分以上。
絶対いい人であることなんてお会いする前から分かってた。だから頼み込んで取材させていただいたようなものなので。
でも私がずっとPSYCHIC FEVERを好きな理由、尊敬しているところを極力長文にならないよう、簡潔に伝えたかったというのがあります。
ファンの皆さんならきっと共感してくださると信じていたので、あの部分は最後まで読んでくれた方と「好きを共有する」束の間の時間。
本人のいないところで褒めまくるみたいなやつ(ウィンザー効果といいます)。
私の推しはやっぱり世界一だと改めて好きの気持ちを大きくしてくれたら嬉しいですし、取材に行ってよかったと心から思えます。
だから編集後記についてpostしてくださる方が多くて嬉しかったです。
メンバーの印象と写真を選んだ基準
最後に、「なぜこの写真を選んだのですか?」というご質問は今回に限らずよく受けます。
フォトグラファーの小山恭史さんが今回も素敵な写真を撮ってくれたので、メンバーさんとの呼吸が合っているようなものを選ぶ。というのは全体に共通していることです。
WEESAさんは観察眼の鋭いかただと思うのですが、自分を見失わない強さとマイペースさがあると感じました。
ただ佇むだけでも、瞳に映るライティングの変化で雰囲気を変えてしまう魅力もありました。
なのでInstagramにpostした1枚目と2枚目はまだ見ぬWEESAさん、3枚目はどこかWEESAさんらしさに安心するような写真で心が温まる、がテーマです。
らしさといえば、剣さんもその基準で選びました。
いい意味で“らしくない”も50%混ざるような、少し新しい風を感じる写真です。
スタイリッシュな中にも、体温を感じるのが剣さんの魅力だと感じたので、その両方が同居するようなものを選びたいと思いました。
中西椋雅さんはしっかり者のリーダー的ポジションというのがパブリックイメージだと思っています。
だからこそそのイメージを覆すような、不安そうな目をしてるとか、繊細さゆえの美しさが垣間見えるものを選びたいと思いました。
求められるものを瞬時に察するかただと思うので、それが一致したものを選ぶか、ほんの一瞬空いたエアポケットを探すかで迷ったので、記事とInstagramではイメージの異なる写真にして、結果両方選びました。
小波津志さんは、芯の強さと儚さが内在するような写真を選びました。
多彩で複雑、なのに澄みきった邪気のなさを残して去っていく。志さんはそんな方でした。
撮影でのしなやかなポージングも、今後必ず独自のセンスを発揮していくと思います。
その魅力と才能を、語らずとも描いてしまう写真を前に、この乏しい語彙力ではどうにも太刀打ちできないライターが、悔しさと羨望の気持ちで涙ながらに選んだ最高の5枚です。
でもその悔しさのおかげで、もっと勉強しようと思えました。SNSでも皆さんたくさん反応していただいて嬉しかったです。
最後に私の推し曲!「BEE-PO」のダンプラ動画Moving ver.!
これめちゃくちゃいいよね。自然と笑顔になる!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
▼インタビュー記事はこちら
▼フォトグラファー:小山恭史さんのInstagram
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