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[Cultivate the future maniwa 2024]ビジネスモデル具体化ワークショップレポート

真庭高校2年生の井上と香井です!
今回は11月7日(木)8日(金)に行われたビジネス作成ワークショップについてです!
真庭市の余野地域にある「なつつばき」で2日間合宿を行いました。

昨年もビジネスメンターとして参加した山田邦明さんと藤田圭一郎さんにもご参加いただきました。様々なアドバイスをいただき、各チームそれぞれのスペースで色々なアイディアを出し合い、充実した2日間でした。

なつつばきで、今回の2日間のワークショップの流れの説明を受けるみなさん

【銘建工業株式会社×桂 将太郎,吉辰 桜男】

このチームはSDGsの先進都市である真庭市を代表する企業のひとつの銘建工業と、起業家の桂さん、吉辰さんがバイオマス発電の副産物である焼却灰の活用について取り組んでいます。

最初は水害対策のための土嚢を作ろうと考えていましたが、課題が多く難しくなったので方向性を変えて、植木鉢を制作することに決めました。また、エコ製品の認定所得にも取り組んでいます。
ここからは実際にプロダクトを作って、誰に、どのような価値として売るかを考えていきます。

意見交換が行われました。
決めたことを発表する起業家の桂さん。
銘建工業株式会社さんに視察に行き実際に焼却灰を見学しました。
リアルオプションの考え方で、今後の検討手順を考えていきました。

【leal.lab×SkiiMa(株式会社パルコ)】

このチームは自然豊かな場所を活かし、宿泊施設やキャンプ場、シェアハウスの運営を通して、地域コミュニティの活性化に取り組むleal.labと、都市を中心にカウンターカルチャーを発信してきたパルコがSkiiMaの運営を通して得たコミュニティづくりの経験を活かし、シェアキッチンづくりを目指しています。

余野のシェアキッチンをどのようにつくっていくのかという構想と今後の課題について検討しました。そして、シェアキッチンの名前として、繋がる場所という意味を込めて「ゆわえる」と名付けられました。
新たに余野へ人が訪れる仕組み作りについて、真庭市で活動するNPO法人のあぐりガーデンプロジェクトの方にお越しいただき、その団体が取り組む活動内容を交えながら話し合いをしました。今後の課題としてシェアキッチンの運営体制や収益モデルをどうするかが大きなテーマになっています。

高校生、NPO法人真庭あぐりガーデンプロジェクトの方々と活発に話し合いが行われました。
シェアキッチンについて構想を語るleal.labの藤田さんとパルコの小堀さん。

【美作ビアワークス×平野 達郎(root std)】

このチームは、日本国内で活躍を見せるクラフトビール市場に挑戦しているマイクロブルワリー・美作ビアワークスと、グラフィックデザインと編集を得意とするクリエイター・平野さんのデザインの力を活かしたブランド戦略を目指しています。

前回のワークショップで野草を使ったビールを作ることに決定!今回は地元で採れる野菜を探し、どの植物を原料にするかを話し合いました。しかし、実際に見つかった野草の多くは、えぐみや苦みが強く、美味しく感じられる香りがないのが現状です。そこで草だけでなく、針葉樹の枝や葉といった、キリッとした香りを持つものを軸にビールを製造していく方向で検討を進めています。また、製造したビールをオーガニック志向の店や普段アルコール類を置いていない店舗に置いてもらい、健康志向が高い方をターゲットに販売を行うことを目標に掲げています。

高校生も積極的に参加しました。
ビールに合う野草を求め野草を蒸留した野草茶を試飲しました。
話し合いの結果をみんなに共有する美作ビアワークスの山田さん。

【山下木材株式会社×増田 圭吾(MA design)】

このチームは、これまで住宅建築用の木材を主に取り扱ってきた山下木材と、広告プロモーションや企業ブランディングなどで数多くの実績を持つデザイナーの増田さん(MA design)がタッグを組み、既存の技術と素材の中から新しい価値を発見することを目的にしています。

このチームは既にプロトタイプの制作がかなり進んでおり、具体的に形になりつつあります。そこで、より今後の方向性を明確にするために、山下木材の社長さんの思いをヒアリングを行いました。そこでは、ターゲットの設定、会社としてどのような技術を活かして製品を作りたいかなどを深堀りしていきました。今後は技術的な強みを活かしながら、より実現可能な形へとブラッシュアップしていきます。

山下木材さんの会社です。
山下木材さんに視察に行き社長さんとお話をしました。
1回目のワークショップで考えたアイデアを元に作った最初のプロトタイプ
私たちにとって当たり前の存在である木も、製材の視点だと新たな発見ばかり
活発にアイディア出しが行われました。
大津神社にお参りに行きました。

ビジネスメンターのメンタリングと合宿の様子

2日目は各チームごとに集まりビジネスメンターのsetouchi startupsの藤田さん、山田さんにアドバイスをいただきました。
このチームで何がしたいのか、誰に届けたいのか、どんなやり方があるか、どう継続していくかなど、各チームが悩んでいる部分、見ないふりをしている部分を藤田さんと山田さんに突っ込んでもらいながら、アイデアや展望がふくらんでいきました。

各チームにアドバイスを送る、setouchi startupsの藤田さん(左)、山田さん(右)。
なつつばきの小上がりスペースが、setouchi startups相談コーナーになってました。

各チームそれぞれ、頂いたアドバイスを胸に抱きながら、最終発表までの3ヶ月全力で突っ走っていきます!

話し合い以外の時間では、余野地域の自然に触れながら交流を深める非常に楽しい時間を過ごしました!
1日目の夜は、余野地域のお母さん達が作った手作りのおこわのおにぎりや鍋、新鮮な焼き魚などをみんなで囲んでいただきました。どれもとても美味しかったです。

余野地域の方々と交流しながらおこわのおにぎりを作りました。
頭、骨、しっぽまで全て食べられるヤマメです。
余野地域の方々と交流しながらみんなで美味しい夜ご飯をいただきました。
自然豊かな場所なので夜になると綺麗な星空が見えました。

2日目のお昼はいい天気だったので「なつつばき」のテラスで、みんなでお弁当を楽しみました。

みんなでわいわいお弁当をいただきました。
お弁当を食べた後、記念撮影を行いました。

ワークショップを終えて

「エキマエノマエ」、「なつつばき」を舞台に10月と11月の2回にわたり行われたワークショップ。

チームで顔合わせが2回目ということもあり、話し合いがスムーズに行われ穏やかな雰囲気で楽しく過ごすことが出来ました。

今回は昨年とは会場が変わり「なつつばき」でお鍋を囲み親交を深め、とても楽しい時間となりました。

そして、2月の東京・渋谷で行われるピッチイベントに向け各チームは動き出しており、どんなものになるのかがとても楽しみでワクワクしています。

東京に向けて発表準備頑張るぞー!
東京での発表は2月15日に行われ、会場はロフトワーク渋谷オフィス10階となっています。
オンラインでも配信するので是非見てください!


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