【シロクロユウシャTopix】異形化(後半)
フリーゲーム「シロクロユウシャ」(https://www.freem.ne.jp/brand/4348)の設定を公開していく【シロクロユウシャTopix(トピックス)】!
ネタバレな内容になりますのでご注意下さい。
今回は「異形化」の後半戦!
異形化してしまったキャラクターをネタバレ増し増しでピックアップしていきます!
前半はコチラ → https://note.com/culrinpa/n/nd3252b23464b
■ 「零」
「シロクロユウシャ」シリーズで1番最初にプレイヤーの皆さんの前に登場した異形化事例が【零】です。「シロクロユウシャ」無印に登場します。
【零】の異形化のタイプは『外に影響が出るタイプ』
では、【クティーラ】が【零】に干渉した理由はなんなのか…ですが、それは【クティーラ】を「シロクロユウシャ」世界に放った【ヴィルグリム】の仲間である【ビャクメン】の命令によるものでした。
【クティーラ】はその命令を退屈凌ぎとして引き受け、実行します。
【ビャクメン】は「シロクロユウシャ」世界で【壱】という存在を探す為に〈メルヒェン〉という組織を動かしていました。という事で、命令の内容は『【零】を異形化させ【壱】を特定する』です!(ソウダッタンダ~)次いで『不死の力を入手』までが〈メルヒェン〉的には一応セットです。(この後に出てくる【ノア】も元々は【壱】特定の為の異形化ではあったのですが、異形化のタイプが異なり、失敗した上、【クティーラ】はその命令よりも餓えに耐え兼ね〈食〉を優先しました)
結果的に【零】の異形化は『外に影響が出るタイプ』で大成功。
その異形化に影響され、【壱】は「シロクロユウシャ」世界に顕現しました。そこで【ビャクメン】が【壱】を回収できれば、〈メルヒェン〉的には終わっていたのですが、【クロ】によって永久追放を受けてしまった為、続編「ハンテンユウシャ」までこの計画は続くことに――。
【零】の異形化のイメージは『不死の脱却』
見た目、異形化してグロテスクな様相ですが、肉体的に少し大人びているといった感じです。
〈不死の存在〉として作中でも色々描かれておりました【零】ですが、この異形化戦で死にかける描写があります。異形化の解除条件は基本的に『心象風景〈心象世界〉に囚われている本来の意識が抵抗する』になりますが、いち早くこの事態を収める為、【零】はある強行突破を行いました。
それが『不死の拒絶』もとい『不老不死封印』で、最後【クロ】がこの不死封印の解除をしなければ、危険な状態だったという展開でした。
【零】に関しては、心象風景〈心象世界〉の中で何が起こっていたかの描写はゲーム中になかったのですが、【クティーラ】がこの戦闘で一度も姿を現していない事から、心象風景の中で【零】と対話をしていた。というのがアンサーになります。その中でこの強行突破を行う意志が固まる流れがあったのでしょう。
■ 「壱」
【零】の異形化に影響され、出てきたのが【壱】です。
「シロクロユウシャ」無印に登場します。〈メルヒェン〉というか【ビャクメン】さんの悲願達成の瞬間です。おめでとうございます。
【壱】の異形化のタイプは『内に影響が出るタイプ』
そのお陰で【壱】は一度消失したにも関わらず、復活できたといっても過言ではないです(&ミサさんの「ニャンフーニャッカッカ」パワーです)
【壱】の異形化のイメージは『零そのもの』で、零に近づきたいという思いから出たものといったイメージです。限りなく零に近いものといった感じでしょうか。
【壱】の場合は、【クティーラ】が起こした異形化ではなく、あくまで【零】に影響されて起こった異形化である為、半異形化のようなもので他事例と経緯が異なるのが特徴です。故に、解除方法も他と違っていて、〈異形化によってできた邪気〉を斬る事で解除させています。抽象的ですね(=_=;)
『異形化』している時は一部例外を除き、基本的に喋らないのですが、この【壱】戦闘敗北時【壱】は喋って、異形経験のある【零】を感化させ、異形に引きずり込もうとする描写が実はあります。
そんなこんなで【壱】は異形化を経たことで復活し、続編でも登場することができました。半『異形化』だったので、見た目も「シロクロユウシャ」無印の時は白髪赤目のままで戻れませんでしたが、続編「ハンテンユウシャ」では元の黒髪に戻って復活できていました。
後は裏設定としては『異形』は『異形』に惹かれやすい、ですかね。
【壱】【零】は元々お互いの好感度が高かった印象ですが、【零】は結構【壱】に対して理解を示すようになった気がします。
このグッと距離が縮まった感じはもっと曲の方で表現していきたいなと思っております。
一見メリットっぽい異形化に見えますが、【クティーラ】のような『異形』のモノ(母体)の近くにいると〈力を吸い取られやすくなってしまう〉といったデメリットもあります。
まだまだ出ていないだけで影響自体はありそうな感じ……
何はともあれ、食べられなくて良かったです。
ここからはBoysサイド!
■「ノア」
スピンオフ「シロクロユウシャ Noa」で主人公なのにまさかの異形化で終盤の敵と化しました【ノア】です。ダークヒーローの鑑やで……
【ノア】の異形化のタイプは『内に影響が出るタイプ』で
この後にある「シロクロユウシャ」無印や続編「ハンテンユウシャ」で勇者の残りの力&異形の力の両立で〈世界の行き来〉や〈伝説の武器【千鳥】の力を最大限に引き出せる〉ようになりました。
【ノア】の異形化のイメージは『幼児退行』
白髪赤目化せず、ショタ(幼児)化しました。
しかも【ノア】と違って、無邪気によく笑い、よく喋ります。カタカナで。
【お母さん】と【お父さん】と【アリス】と【ユキハ】。そして、寝る事が大好きな、在りし日の可愛かった頃の天使な【ノア】くんです!とにかくかわいい!普段とのギャップ!(だが目は死んでるし、残虐な面もある)異形は『負の心情』的側面が強くなるので、これが負…?って感じがしますが、【ノア】からすると、〈人に甘える〉とか、〈人との距離感〉というところに、どこかネガティブ的なものがあるのかもしれません。
【零】の所で少し触れましたが、元々【ノア】の異形化は【壱】を特定する為の異形化でした。【ビャクメン】の命令を受け、【クティーラ】が『異形』であり、ノアの伝説の武器である【千鳥】で乗っ取った【ユキハ】を使って、ウイルスの影響で倒れた【ノア】を攫ったのですが、この時点で【クティーラ】は相当餓えており、ほぼほぼ食す目的で【ノア】を異形化させています(ゲームオーバー時、食べられてしまいます)
ユキハ視点の「シロクロユウシャ Yukiha」では、【ノア】の心象風景〈心象世界〉が出てきました。【ユキハ】は『異形』の【千鳥】を通じて干渉しています。
【ノア】の心象風景〈心象世界〉は『家族』のイメージ。
憧れているお父さんとお母さんの像、そして「ニーサン?ネーサン?」と書いてある0時で止まっている意味深な時計。その中心に生まれたままの姿で囚われてる本来の意識の【ノア】といった構図。ちなみにここでノアを何度か確認すると、ユキハがノアに見惚れて淫らな事をしようとします。
時計は生まれてこれなかったノアの兄姉を表現しています。
【ノア】は一人っ子で、お父さん・お母さん待望の子宝。今まで愛情深く大切に育てられてきて、大好きな親に失望されないように自分がイジメられている事を隠し通して、親の前では自慢の息子を演じて、親の為に生きてきたのです。
「シロクロユウシャ」シリーズでは、ノアが衰弱死してしまったり、親の前で息を引き取ってしまったり、自ら命を絶ってしまうエンドがあるのですが、とてもやるせない気持ちになります。
【クロ】の台詞に「親よりも先に子どもが死ぬなんてやっちゃいけねぇ事だよな?」という台詞がありますが、この台詞がなかったら【ノア】は【ユキハ】がいる「シロクロユウシャ」世界に残る選択をしていたかもしれません。
■ 「ユキハ」
「シロクロユウシャ Yukiha」で登場したユキハの勇者ゲームがゲームオーバーになってしまった元凶が【ユキハ】の異形化です。
【ユキハ】の異形化のタイプは『外に影響が出るタイプ』
その異形化の姿が出たのは続編「ハンテンユウシャ」のみで、主たる「シロクロユウシャYukiha」では心象風景〈心象世界〉のみの描写になりました。
正直【ユキハ】の異形化の影響は【千鳥】に【ユキハ】の人格が宿ったくらいです。後、モンスターがちょっと凶暴化したくらいでしょうか。外見もアルビノから戻りませんでした。
【ユキハ】の異形化のイメージは『救済の神様』なんてふつくしい神……ハッ…まぶしッ!って感じです!
【ノア】を助けたいという気持ちは異形化しても変わらず。どんな姿になっても【ユキハ】は【ノア】のことしか考えていません。
『異形』は『異形』に惹かれやすいという裏設定により、【異形化ユキハ】と【異形化ノア】は相思相愛な印象です。まぁ、異形化したユキハさんは喋らないんですけど。
【ユキハ】の異形化は心象風景〈心象世界〉がメインな感じがします。
その心象風景〈心象世界〉は『未完成』なイメージ。
異形化零戦や異形化ノア戦であったステージで、デフォルトって感じです。
【ノア】と関われば関わるほど、心象風景〈心象世界〉がノアだらけになっていく事でしょう。なんか病み部屋と化しそう
【ヴィルグリム】によって戯れで放たれた【クティーラ】はクロ戦直前の【ユキハ】に直接干渉し、異形の武器【千鳥】に【ユキハ】の血を染み込ませ、人格を持たせました。
そして、【クティーラ】との一戦で心身ともに弱った【ユキハ】に対して【千鳥】は
『【ノア】のせいで【ユキハ】は死にかけた。』
『全部【ノア】のせいで、【ユキハ】は不幸になった』と吹き込み、絶望させ、生きる希望を無くして、自ら命を絶つ選択に誘導。【ユキハ】はゲームオーバーになって、現実世界に戻れずに余命宣告を受けました。
この後、【クティーラ】はシロクロユウシャ世界に閉じ込められ、行動制限がかかりますが、【千鳥】は血のコネクションを持った【ユキハ】を乗っ取れるようになっているので、そこから色々情報を得たり、上手く事を進めたりする訳です。怪しまれるので【千鳥】は乗っ取りを徐々に控えてはいくのですが、余命宣告されている【ユキハ】に降りかかる病気、痛みを軽減したり、延命に尽力するようになります。
ん?負の心情どこいった?って感じですが、『執着心』が【千鳥】の負の心情と言えるところになります。【ユキハ】が【ノア】に執着するように【千鳥】も【ユキハ】に執着しているといった感じです。
■「後半」あとがき
以上4名のピックアップでした!
個人的に『壱零』と『ユキノア』は割と近い関係性でありながら、着地点が違えた2組と捉えていて、その明暗を分けた1つがこの『異形化』なのかなと思っております。まぁ、他にもいろいろあると思いますが。
【ユキハ】の異形化以外【クティーラ】的には敗北案件なんですが、
その【ユキハ】が1番報われない終わり方をしているので、現状ここでどうにかなっていたらなぁ~という感じですが、これを【ノア】が覆してくれるに違いない…!(他力)
ちなみに異形化したノアくんは下記でもちゃっかり登場します!かわいいね!(*^-^*)
ということで『異形化』特集でした!
【シロクロユウシャTopix(トピックス)】では、取り上げてほしい設定・テーマなどなど募集中です!
それでは、また次回!
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