【クレ狂喜乱舞】ラ・リーガ第11節 クラシコレビュー
目次
1.要所解説
2.フリックの神采配
3.戦術をするための戦略
4.Pick up Player
https://youtube.com/watch?v=lspM7lBaVnE&si=9t1LBCsPhCO03H8X
↑ハイライト動画です。
1.要所解説
今回のクラシコは前節のCLでバルサはバイエルンに4-1で勝利し、マドリーはドルトムントに5-2で大勝し、しかも両者タレント揃いだったので久しぶりにすごく注目度の高いクラシコになりました。バルサにとっては2年ぶり、4試合ぶりのクラシコ勝利へ向けた一戦でした。
結果的にはレヴィのドブレーテ、ヤマルの逆足での肩口ブチ抜きゴラッソ、ハフィーニャのループでアウェイの地で0-4で勝利しました。
終始、強度が高く、展開の速い試合でした。
マドリーは意外とハイラインハイプレスをしてきました。
バルサの前半はなかなか自分達の時間を作れず、ボールの落ち着きどころがペドリとカサドしかなく、保持時にはいつもの長所である、内と外の同時裏抜けがなく、出し手のタイミングも合っていませんでした。カウンター時も受け手と出し手のタイミングが合わないことや、前への人数をかけ過ぎてクリアボールを拾えず、セカンドボールからの2次攻撃に繋がらないといったことが攻撃面では起きていました。
また、守備時ではラインコントロールがうまく行っていました。マドリーのチャンスを全部オフサイドにしていました。また、オフサイドにならなくてもディフェンス陣が粘り強いディフェンスで攻撃の芽を潰していたり、ペーニャのビッグセーブもあり、なんとか無失点で前半を折り返した印象です。
後半頭から、あまり良さを出せていなかったフェルミンに代わりフレンキーが入りました。
この時の中盤の並びはドブレピポーテにフレンキーとカサドでトップ下にペドリとなりました。
フレンキーが中盤に入ったことにより保持時のバタつきがなくなり、安定したボール回しが出来るようになりました。それによりバルサの時間が多く出来たことに加えて、カウンター時の出し手と受け手のタイミングも合ってくるようになりました。そしてさらに65分オルモがカサドに代わってトップ下に投入されて、カウンター時の推進力や保持時にテンポを変えるゲームチェンジャーとしての役割を果たしていました。
オルモの推進力が追加点を取るキッカケになったと思います。
そしてクローザーとしてペドリに代わりガビが入り、しっかりクリーンシートで試合を終えました。
また、ディフェンスラインの強度とビルドアップの質が落ちなかったことも凄かったと思います。
一方、マドリーは不慣れなハイラインハイプレスをしてきたのでライン合わせに綻びが出ていた印象でした。
2.フリックの神采配
要所解説で振り返った通り、前半は少し落ち着きがなく焦りが見られていました。
また、フェルミンもタイミングが合わないことや
スペースがないことによって活躍出来ていなかったのでフレンキーを入れて落ち着かせようという手腕がピタリと当たりました。
また、フレンキーは落ち着かせることに加えて出し手の役割も出来るので、出し手と受け手のタイミングが合ってなかった状況にピッタリの采配でした。
次に65分にオルモを投入しました。少し試合が停滞していたところに推進力とゲームの流れを変えれる存在なので、またもや状況ピッタリの采配でした。
そして締めに87分クローザーとして復帰直後のガビを入れてクリーンシートで試合を終えました。
このフリックの神采配が今回のクラシコ大勝に導いたと思います。
3.戦術をするための戦略
フリックバルサの戦術は簡単に言うとハイラインハイプレスで、攻撃時は裏へのアクションが非常に多い戦術です。だから全体の運動量が多くなります。1人が2〜3人分走らなければならないのがフリックバルサの特徴です。
長年バルサを見てる人は分かると思いますが、明らかにフリックバルサになってから全体の運動量が多くなっています。それをしかも90分出来るようになっている。明らかにフィットネスが上がっています。インタビューなどで選手が口々に言っていることがあります。「練習の強度が高い」です。これはフリック自体も公言しています。
この日頃のトレーニングの強度を上げることで試合でも継続性を出す戦略が非常に良いです。
しかも、ただ継続性を出すだけではありません。
フリックバルサは中盤が攻守に渡って走り回るのでの運動量が多くなります。それ故に後半から運動量が落てしまうこともあります。そうすると即座にフリックは選手交代をします。
この的確な選手交代もフリックバルサの強みだと思います。
4.Pick up player Best5
クラシコで良かった選手を5人数かピックアップします。
5位:ヤマル:不調でも結果を出す漢
5位にヤマルをピックアップしたいと思います。
ヤマルは今日ボールロストが多くてパスミスも多かったです。サイドに張って欲しいところも中へ入り、それに決定機も外していました。
それでも理不尽にキーパーの肩口をブチ抜く強烈なゴールを決めました。
不調でも理不尽に結果を出し始めたのはバケモンへの道を歩み始めたと言っても良いと思います。
4位:フレンキー:周囲の酷評を黙らすパフォーマンス
今日のフレンキーはスペシャルでした。
ビルドアップ時にボールを運ぶ能力とパス精度の高さ、ゲームコントロール、ディフェンス、全てにおいてスペシャル。後半からフレンキーが入ってなかったら試合結果は変わってたかもしれません。そのくらいの活躍を見せていました。
3位:ハフィーニャ:いつでもどこでもハフィーニャ
今日もハフィーニャは素晴らしかったです。
ハイプレスに行ってると思えば、最終ラインまで戻ってきて守備をし、最終ラインに居ると思えば、カウンターで裏へ飛び出している。
ハフィーニャは分身の術を使えるのでなければ説明出来ないようなパフォーマンスでした。
しかも華麗なループも決めるし、キャプテンシーもある。今のバルサに必要不可欠な存在です。
2位:ペーニャ:覚醒のペーニャ
今日のペーニャはセービングが覚醒していました。今までの頼りなさが嘘のように神々しく見えました。セービングだけでなくハイラインのカバーリングも凄かったです。
もうペーニャがいないと負けてたかもって思うぐらい、圧倒的なパフォーマンスでした。
1.レヴァンドフスキ:エースの圧倒的な質
今日ドブレーテをしたレヴィを1位にしたいと思います。正直なところ3点、4点は取れてたと思いますが、1番点が欲しい時に2点をスッと取ったことは、やはりエースだなと感じました。
また、レヴィがキープするから裏が狙えてたのでレヴィの活躍は凄かったと思います。
これからもnoteにてマッチレビューをしていきます!これからも見ていただけたら嬉しいです!