USopen注目選手
全米オープン予選が終了し出場選手と組み合わせが決定!!
つきまして注目選手を2人を前編で紹介したいと思います。
その前に前回の記事の結果から、
日比野菜緒対チャン・スジョン
予想/日比野菜緒勝ち1.63倍→🎯
(1-6,6-2,6-0)
マーテラー対クルーガー
予想/マーテラー勝ち1.93倍→✖
(4-6,2-6)
バサヴァレディ対メジェドビッチ
予想/メジェドビッチ勝ち1.59倍→🎯
(4-6,7-6,1-6)
ロディオノワ対サワンケオ
予想/ロディオノワ勝ち2.08倍→🎯
(6-4.6-2)
ティエン対カレーニョ・ブスタ
予想/カレーニョ・ブスタ勝ち1.54倍→🎯
(4-6,2-6)
回収率は137%で均等に買った場合はプラス
~総評~
日比野は1セット先取されるもスジョンはメディカルタイムアウトを取るなど徐々にパフォーマンスを落としたところをしっかり勝ち切った。
マーテラーは終始リードされており厳しい試合であった。
メジェドビッチは2セット目を落とすもその後はしっかりと試合を優位に進め勝利。
ロディオノワとカレーニョは2セットとも実力を発揮し順当に勝利。
“5試合と多い予想であったが予想の質を落とすことなくとても良い予想であった。”
さて、ここからが本編!!
前編では男女1人ずつ紹介します。
Rank13 Ben Shelton(ベン・シェルトン)
ランキング13位のアメリカ出身のベンシェルトン(21)。
この選手は私の予想でも多く登場する選手であり好きな選手のひとりです!
左腕から放たれる230Kmを越えるフラットサーブや強烈な回転のかかったスピンサーブを武器に試合を進めるとてもパワフルな選手です。サーブだけでなくフォアハンドでもその威力を遺憾なく発揮できると共に、サーブを軸としてボレーも仕掛けることのできる非常に器用でオールラウンドなプレースタイルをしています。
この武器とスタイルで大学テニスのNCAAでは2022年にはシングルス優勝を果たし2022年のシーズンの途中にプロ転向をしました。
そしてシェルトンはプロ3年目ながらすでにトップ選手となっており、ランキングの上がり方がとても衝撃的です。2021年には568位だったにも関わらず2022年には97位と約450位も1年間にランクアップし100位を切っています。2023年は17位で終えるなど急速な成長を遂げており私の予想では今年には10位を切るのではないかと思っています。
そんなシェルトンの得意なコートはハードコートでキャリア92勝42敗の勝率69%と好成績を収めています。特にアメリカで行われたツアーではよく勝ち上がっている傾向にあり地元アメリカでの強さも伺えます。
プロ2年目の去年に初めて出場した全豪オープンで準々決勝進出するなど大躍進をはたし私のシェルトンを注目するきっかけに。そして去年の全米オープンで準決勝に進出し全米オープン後に大幅に順位を上げこの選手の虜になりました!ジョコビッチに負けてしまったものの、本大会ではトミーポールやティアフォーといった格上であった選手を倒しており、運ではなく実力を見せつけ勝ち上がり見事な結果を示しました。
そんなシェルトンの1回戦の相手はWCのドミニク・ティエム(30)。元ランキング3位で全米優勝1回、全豪準優勝1回、全仏準優勝2回などグランドスラム優勝経験のある強敵との対戦に。このマッチアップは2回あり、1勝1敗。去年の全米ではラウンド64でシェルトンが1セット目を取り2セット目にティエムが棄権したことでシェルトンの勝ちが決まりました。次世代のクレーキングと称されたティエムは怪我の影響もあり以前の輝きを取り戻すことができず苦戦を強いられてきました。そのため今季限りでの引退を示しているティエムにとってこの全米オープンはキャリア最後のグランドスラムとなる為、気合いは十分でしょう。そんなティエムをシェルトンが倒すことができれば2回戦以降の自信と勢いを得ることができるでしょう。また3回戦ではジョコビッチとあたる可能性もありリベンジを果たすチャンスもあります。シェルトンはまだ若く長いキャリアを過ごすことができますが、アルカラスやシナーといった同世代の選手に追い付くには早い段階でのタイトルを獲る必要があります。まずはそのためにこの全米オープンではどれだけ勝ち上がり実力を証明することができるかとても注目ですね!!
Rank387 iva jovic(イヴァ・ヨビッチ)
ランキング387位のアメリカ出身のイヴァ・ヨビッチ(16)。
この選手はWCにより本戦出場が決まりキャリア初のグランドスラムになります。ジュニアのランキングでは5位に位置付けており将来有望なアメリカの逸材です。私がヨビッチを注目するきっかけとなったのはモデルのようなビジュアルです!一度見るとなぜ注目しているのかすぐに分かると思います。
そんなヨビッチはビジュアルだけでなくプレーも素晴らしいものがあります。ジュニア大会ではすでにいくつかの大きな成果を収めています。2023年には、複数の重要なトーナメントで好成績を残し、ジュニアランキングでトップ選手としての地位を確立。特に2024年には、全豪オープンとウィンブルドンのジュニア女子ダブルスでの優勝を通じて、彼女のダブルスプレーヤーとしての実力が目立っています。プレースタイルは、パワフルなサーブと正確なストロークが特徴で、特にハードコートでのプレーに強さを発揮します。また、メンタルの強さは、長時間の激戦を戦い抜くための重要な要素であり、これが彼女の勝負強さに繋がっています。このようにフィジカルとメンタルが優れており非常にタフな選手として知られています。ヨビッチはまだ16歳のためキャリアはこの先何十年もあるでしょう。早い年齢からグランドスラムに出場することで得た経験は将来に必ず役立ち将来はとても明るいでしょう。本大会はキャリアでもっとも大きな大会であるため大きな挑戦になりますが結果よりも果敢に格上に挑み自信を付けて欲しいと個人的に思っています。
ヨビッチの1回戦の相手はランキング40位のマグダ・リネッテ。当然ですがかなりの格上と試合であり勝つことはとても難しいでしょう。32歳とベテランですがグランドスラムでは2023年の全豪ベスト4以外はそれほど秀でた成績を収めてはいません。ツアーも2勝と少ないながらも自己最高ランキングは19位と実力者であることは間違いないです。キャリアが長いこともあり経験というアドバンテージはかなり大きい対戦となりヨビッチは終始後手に回る試合展開になるでしょう。しかし若いということは必ずしも悪いことではなく逆にそれを利用することで物怖じしないプレーをすることができれば番狂わせも可能性があるでしょう!
試合の途中でリネッテに対応し成長することに期待をしたいと同時に是非試合を見てそのビジュアルに惚れ、私と同様にヨビッチを注目し将来を期待しましょう!