仕事をつくる

とても面白かった。
・ワークライフバランスを見直した結果
・中小企業への効果
・労働時間と脳の集中可能時間の関係性。脳科学の話し。
・政権とのやりとり
・世界と日本の労働環境について
・高度経済成長と人口比率との関係性や人口構造からみた働き方について
・教育現場の働き方改革
等々、1時間があっという間な面白さだった。
note.だったら有料のような内容をこれでもかと語ってくださった印象。著書も読んでみたい。

後編は平川さんのボイシーということで教育や学校がテーマだった。先生の労働環境について、部活顧問の問題や持ち帰り残業等。先生の疲弊が子供達への締め付けに流れ着く構造分析と改善の取り組み。

あとは、当時暖簾に腕押しだった働き方改革に最初に耳を傾けてくれたのが安倍元首相だったという話は印象的だった。

誰しもが極座標的には生きておらず、関係性の中で動いている。
政治家や企業といった目立つ存在は叩きやすい。傍観者でいるとヒエラルキーの上層部は叩きやすい。がそのヒエラルキー自体も多元的無知からきていると思う。

小室さんのような民間人と体制側の人が歩み寄って落とし所を見つけていく。にも関わらず狙撃のような暴力を振るってしまっては、民主主義自体を汚してしまう。

一般人である自分は選挙権を大事にしなくてはいけないと改めて思った。

小室さんの話を聞いていて、確か1980年代にオランダで起こったワークシェアリングを連想した。
コミュニティナースの矢田さん然り、SHEの福田さん然り、webacyの五十川さん然り、時代に必要とされている仕事を作り出している企業の代表が全員女性なのはたまたまなのか、必然なのか。

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