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日本人に望むこと
最後に、ウクライナ鉄道が日本に期待したいことは何かを聞いてみた。カムイシンCEOの答えは「2つある。1つ目は“経験”だ。日本は戦後、すばらしい復興を遂げた。そして2011年3月の東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所の事故という困難も乗り越えた。戦争や震災という危機から復活したその経験は国家にも鉄道にも役立つものだ。ぜひ共有したい」というものであった。
主要国の政府や鉄道会社はウクライナの鉄道インフラに対する復興支援を表明している。その意味で日本の復興の経験を伝えてほしいということは、復興のための支援をしてほしいということを意味しているのかもしれない。
カムイシンCEOがもう1つ日本人に期待していること。それはこんな発言だった。「私たちの側にいてほしい。私たちを支持してほしい。それだけで大きな励みになる」――。
戦時下に鉄道運行を維持することは、
並大抵のことではないはず、
爆撃されると速やかに復旧作業しながら、
状況にあわせ迂回ルートの指示などで対応している。
そんな運行指令所の場所も攻撃をうけないように
常に変わる。
復旧作業中に線路付近に落ちた不発弾が爆発するなど、不測の事故は絶えず起きる。
「開戦以来これまでに従業員のうち244人が命を落とし、425人が負傷した」という。
そんな戦時下にいる方が日本人に望むことが
私たちを支持して欲しい。
彼らの不遇に心よせ続けること
これが本当に大切なことなのだと教えてくれる。
一日も早い争いの終結を祈ります✨
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