困ったことは起こらない
《結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。 たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目にあうのだ。》
(フランスの作家 バルザック)
DNAの二重らせん構造を発見し、1962年にノーベル生理学・医学賞を受けた 英国の科学者フランシス・クリックは、定年後は米国で脳、とくに眠りの研究をし、すぐれた功績を残しました。
亡くなったあと、机の引き出しから小さなメモが出てきました。
そこには「自分は これが起きたら大変だという思いに何度も悩まされた。
しかし、そのようなことは何 一つ起きなかった」と書いてあったのです。
クリックはずけずけものを言う人でしたから、上司と喧嘩したり人間関係で失敗したりして、「さすがにもうここにはいられないかな」と思ったこともあったでしょう。
「そのような時、部屋に戻ってメモを取り出して読み、安らぎを得たのでしょう。
私は心配事があると「困ったことは起こらない」と自分に言い聞かせます。
何度も何度もです。
その結果、理由はわからないのですが、困ったことは起こっていません。
このように文章を書いていられます。
私は講演でこの話をし、「あなた方も困ったことが起きていないから、今日、講演を聞きにきてくれたのではないですか」と笑わせています。
また、知人から相談をされた時も「医学的なことはアドバイスできますが、それ以外は事情も知らないので、何も言えません」と伝えたうえで、「でも、困ったことは 起きませんよ。私は常にそのように思っています」と言っています。
人生で保証されていることは、何一つありません。
今の仕事を続けられるか、子供を育ててゆけるか、夫婦の関係は大丈夫かなど、どんなに重要な問題でも、「絶対に大丈夫」とは誰も言えないのです。
心配して、よいことは何もありません。
他人からも嫌われます。悪い人ではないとわかっていても、話が暗いので聞きたくなくなるのです。
私は何があっても『困ったことは起こらない』と言い続けるのが、困ったことを起こらせない最もいい方法だと思っています。
浜松医科大学名誉教授、高田明和
『名言の知恵』成美堂出版 より
心配性の人に 心配するなと言っても
なかなか難しいことかもしれません
せめて心配の原因をみきわめ
予防や対策をすることが大切なのかもしれません
でも心配事をずっと考え続けたり
口にだすことをやめることはできるはずです
常に「困った 困った」と言い続けていると
本当に困ったことが起きる
引き寄せの法則があります
心のなかに不安があっても
気にいらないことがあっても
お口チャック🤐
言霊が宿りますから
やせ我慢でも「おかげさまで大丈夫❣️」
「感謝」「ありがとう」
自分の口からだす言葉を気をつけるだけでも
引き寄せる力が違いますよ
困ったことは起こらない❣️