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絵は見えなくても


娘のために描いた一枚の絵。
しかし、娘はもうその絵を見ることができません。
小児がんで両目を失ってしまったのです。

それでもお母さんは絵を描き続けます。
娘のため、自分のため、そして同じ病気で苦しむ人のために。



両目の摘出手術は成功。
がんの完治に向けて新たな一歩が始まりました。

目が見えなくなった佳純ちゃんのために小原さんが用意したのは“触れる絵”

鮮やかな色使いはそのままに。
そして凹凸をつけて、絵を感じられるように。


佳純ちゃんにも変化が見られるようになりました。
外に出ることを怖がらなくなったのです。

「とりさーん。どこ~」

病院の前の公園を、手をつないで散歩するのが大好き。
いろんなものを手で触って確認します。

「ここだったらお水触れるよ。冷たい?」
「つめたい!」



生まれる前に自分自身で課題を決めていると教えてもらいました。
その課題をこなす上で最適な親子の縁の約束をしたり、教えを乞う先生役を頼んだり、
結婚する候補を何人か(無事に出逢えるかわからないから)約束したりと準備して計画たてて生まれてきます。

私にも自分で決めた課題があるはずです。
でも生まれた瞬間にすべて忘れてしまってます。
親に私なんか産まなきゃ良かったのにと悪態ついたこともありました。
今さらながら本当に「ごめんなさい」

親も子どもも大切な約束忘れてしまって
一生懸命毎日毎日真剣にむきあいながら生きています。

障がいを持って生まれてくるのは、本当に勇気のいる課題ですよね。
親とお願いするのは心から信頼できる方です。

苦労や悲しみや心配をおかけしますが、この大きな愛情で幸せになろうと約束してきました。

上記のようなニュースをみると、生まれる前の約束を思います。
ステキな親子に感動します。
心から応援したい。

なんで生まれてきたの?と自分の存在を否定する人がいたら、
「自分の強さを生まれる前の自分は知ってるからよ。」と伝えたい。
どんな環境も障がいも病気も別れも出会いも
すべて自分のためのプログラム
自分で書いたシナリオ

だからどんなにツラく感じても乗り越えられる。
自分のシナリオをハッピーエンドにしない人はいない。
困難が全くないつまらない人生書くわけない。
困難を乗り越えた先、成長した自分を描くはずでしょう。

どうか自分を信じてみてください。
自分を信じると本当に力湧いてきます。


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