「洋」×「和」を兼ね備えた”和モダンリノベーション”
物件名:MマンションO様邸
所在地:東京都目黒区
構造:SRC造11階建
築年月:1979年9月
専有面積:93.82㎡
施工費用:約1,500万円
高低差で空間を仕切る開放的なリノベーション空間
リビングの扉を開けると仕切りがない空間が広がっています。大きな掃出し窓や小上がりになっている所にアイランドキッチンが備え付けられているとても開放的な空間のO様邸。
以前の間取りは、この開放的な空間に対して居室とクローゼットがあり、さらに奥に進むと居室が3つありました。どちらの空間もスケルトンにして、LDKは17帖の大きな空間に変わり、奥の部屋はシアタールームと和室に変わり今までの空間とはガラリと印象を変えました。
キッチンは配水の関係で床が上がっていますが、これを逆手に取り開放的な空間に対して、床でリビングと差別化をしています。ステージ上で料理しているような感覚になり、今までより料理をすることが特別な時間に感じていただけるでしょう。また、天井も配管の兼ね合いでリビングと比べると一部下がっています。こちらは、あえて下がっている部分のみにアクセントクロスを貼ることで、よりキッチンがリビング空間の中で目立ち、キッチンがメインの空間となります。
次に奥の空間は18帖のシアタールームになります。こちらには小上がりがあります。開放的な空間に床のレベルを少し上げることで、壁で閉鎖的にするのではなく、段差で個室感を出しているデザイン手法の一つです。普段過ごしているところよりも少し上げていると気持ちのオン/オフになります。
このように仕切りを無くすことで空間を広く見せて、空間の幅と高さの両方で楽しめるようになっております。
石材のタイルが空間にアクセントを与える「洋」×「和」の佇まいを畳が丘から感じさせる空間
「洋」をテーマにしたLDK。壁・天井は9割真っ白なクロスが貼られており、そこに石材タイルでアクセントをつけることで一気にヨーロッパ調の空間になります。間接照明を使用にすることで、空間に落ち着きを与えています。暖炉×ロックフェイスの組み合わせはまさに、「洋」を感じさせます。キッチンの色味はシックでまとまっている印象ですが、リビングは白を基調にグレー系のアクセントを使用し清潔ある印象です。
「和」をテーマにしたシアタールーム。その空間には小上がりがあります。よく見てみると他の空間とはクロスの色味が異なり、落ち着いた黄色を使用していてもちろんアクセントにはなります。
また、温かみのある色なので、心を穏やかにしたり精神的に安定させるカラー効果もあります。上品で日本の奥ゆかしさを感じる空間になります。
フルスケルトンを存分に活かし、開放的な空間に仕上がっているO様邸。シンプルな間取りだからこそ細部までしっかりこだわり抜くと、空間にアクセントがより映えます。
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