ExcelとSeleniumで競馬の自動投票は難しくない(第2回)

今回は私の自動投票環境や流れについて解説していきます。
地方競馬はやっていませんので、全て中央競馬での内容となります。


利用しているソフトウェア・サービス

私の自動投票ツールでは以下のソフトやサービスを利用しています。

  • Microsoft Excel

  • Selenium

  • JRA-VANデータラボ会員

  • Microsoft Access

  • Microsoft Power Automate Desktop

この記事をご覧の方であれば、どれも説明は不要かもしれませんが、「Power Automate Desktop」と「JRA-VANデータラボ会員」について補足します。

Power Automate DesktopはMicrosoft社が提供するソフトウェアで、Windows10やWindows11を利用しているパソコンで無料で使用できるRPA(Robotic Process Automation)ツールです。
有料版であれば、毎日定時に実行するといったことも可能ですが、私の利用状況では無料版で十分です。

次にJRA-VANデータラボ会員ですが、競馬をやっている方の中では有名なデータ分析ソフト「TARGET frontier JV」(以下「TARGET」と記載します。)を使用するために有料の会員登録をしています。
TARGETを使って、出馬表など馬を選定するための情報を取得しています。

自動投票に必要な費用は?

お気づきのとおり、JRA-VANデータラボ会員として月額費用が発生していますし、あまり馴染みのないMicrosoft Accessを利用してますが、いずれも馬を選定するために使っているものです。
したがって、WindowsがインストールされたパソコンでMicrosoft Excelさえあれば、seleniumもPower Automate Desktopも無料で利用可能ですので、競馬の自動投票はランニングコストゼロで実現可能だということです。

自動投票の流れ

私の自動投票のおおまかな流れは以下のとおりです。

  1. Power Automate Desktopを使って、TARGETからデータをテキストファイルで取得

  2. 取得したテキストファイルをAccessにインポート

  3. Access内で友人が考えた抽出条件に一致する馬を投票対象馬としてcsvファイルにて出力

  4. 自動投票ツール(Excel)にcsvファイルを取り込み

  5. レース当日に自動投票ツール(Excel)を起動

  6. 自動で投票対象レースの締め切り前にオッズを取得して、Excel内で馬券の購入要否を判定したうえで、ipatのサイトにアクセスして投票

全てをレース当日に行うことも可能ですが、私は「4.」までをレース前日に行い、レース当日は余裕を持って自動投票ツール(Excel)を起動して、実行ボタンを押すだけの作業としています。

最後に

次回からSeleniumを利用したVBAの記述について具体的に言及したいと考えています。
しかしながら、説明用の画像を用意しておらず、土曜日と日曜日にipatのスクリーンショットを撮る必要があるのですが、当然、土日は自動投票ツールが起動していますので、スクリーンショットを撮れる時間も限定されます。
したがって、記事の更新が遅れることをご理解ください。




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