坂男/2007.11.22
東京のど真ん中に急坂が多いのを知ったのは
田舎出身者として初上京のタイミング。
イメージとしては「関東平野」って言うくらい
だから坂なんて無いよなって
完全なる誤解でした
坂が多いイメージは
神戸とか長崎とか。
港があって山が迫っている。
都内の一番高い山は約44mの函館山。
でもこれは人工山なので
自然ならば愛宕山。
たった26m。
田舎ならそれは坂レベル。
でも、中心部は坂ばっかり。
自転車なら降りて歩くレベルの
急坂です。
だからこそ、なんとか登りたい。
スポーツ自転車の変態分野に
坂バカというジャンルがあります。
都内のキツイ坂をなんとか一日で登る。
山登りのスペシャリストとは比較できませんが
誰もやらないことに価値を見いだすのも
趣味として悪くありません。
自転車なんとか登るには体力だけでなく
技術と機材のセレクトがとても大事。
つまり坂バカにはセレクトをどう準備するかも
含まれています。
現代には電動アシスト自転車があります。
これまであんなに色んな作戦と準備を立てたのに
女子高校生がいとも簡単に抜き去っていきます。
正直、悔しいというより屈辱です。
でも、坂を登る行為にはそんな感情もありつつ
それを止めない坂バカがいらっしゃいます。
坂があるから自転車で登る。
自転車の一つの深化のひとつです