流行と定着の狭間で/2007.11.20
あの頃はとにかく海外で情報を仕入れることが
自分の中での目標。
今ならウエブがあるからそこまでの必要性を
感じないけどあの頃はライブがすべて
自転車にも流行がありました。
流行るから廃れる(すたれる)
そんな繰り返しは何にでも当てはまる。
そうやって流行が生まれるから。
定着したらそれは流行っていない。
そうだけどそれはモノとして幸せ。
だって人間が受け入れたから。
流行る商品のうち多くがいつしか
見なくなるので。
ヨーロッパや台湾に行っていたのは
その微妙な瞬間を見に行っていた。
流行る前と廃れる前。
これを実感するためにはやっぱり
こんな展示会、ショーで見るのが一番。
そう。輝きだす瞬間と
輝きが失われていく瞬間
私は残念ながら製作者にはならなかったけど
その輝きこそを見極める仕事をしてたな。
今は別の人がやっているので私にはすでに
関係ない世界。
レースメカニックであれだけ自転車に
どっぷり浸かっていたのでさすがに
飽きるかなと思い始めていた時代。
でも、楽しかった。
楽しいことの延長に仕事があったから。
もちろん展示会やショーの多くは
自腹で渡航。
でないと色眼鏡がかかるから。
今はウエブがあるから
だからこそむしろライブの大事さが
際立ってきた気もします。
だって恐ろしいほどにフェークが
世の中を包んでいる。
その中でリアルに触れることの大事さは
更に特別になりそう。
ただし、あの頃の事は繰り返さないかな。
だってまた新しい経験が私の中で
必要だから
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