トータルデザイン/2007.11.07
自転車におけるデザインとは。
自転車ってほとんどが見える部品で構成されている。
60個を超える部品の集合体。
車は自転車に比べて大きいし「ボディー」という
カバーに覆われているからどちらかというと
カバーデザインに目が行きますよね
実は自転車もカバーデザインとして
もう少しむき出しじゃなくてもいいんじゃないかと
思っていました。
オートバイの世界では「ネイキッド」という
流行がありました。
オートバイもそのスピードを阻むのは空気。
その流れを良くするためにカバー、いわゆる
「カウル」が出来ました。
自転車だって空気抵抗をもっと大げさに
捉えていた時代がありました。
1980年代。
降って湧いた「エアロ」。
ブームでした。
自転車だって出力は基本的には人間なので
スピードだって100キロ出るわけではないけど
その分、空気の流れには多いに関係あります。
空気抵抗はどんな乗り物にも関係するけど
自転車の場合は実は人間の面積の方が
大きいので空気抵抗の少ない自転車は
一旦そこでストップ。
実は今,地味にそれが進んでいます。
あの頃を思い起こすとなぜこんなアイディアに
気づかなかったんだろう。
デザインとは繰り返しているカタチが
突然舞い降りてくる
自転車ももう少し隠すデザインがあっても
いいのにな