【POS↔ネクストエンジン】POS↔ネクストエンジン↔Shopify↔楽天SKUプロジェクトのSKUとJANコードの設定/在庫連携の考え方
2023/07/03: 更新 繋げ方の認識が間違っていた個所がありましたので更新。
ネクストエンジンの基本的な仕組みとPOSの仕組みの差を知れば、楽天市場・Shopify等のSKUの考え方がわかります。
この基本的な繋がり方が判る店舗さんと、判らない店舗さんでは同じ商品を販売しても運営時間に大きく差がでて利益が変ってきます。
在庫連携できる全体イメージを解るように伝えたい!!
ネクストエンジンの基本
個別で設定されているJANコードとは別に、ネクストエンジンとネットショップとをつなぐ商品コードの設定が必要になります。
取扱商品例で説明します
オリジナル商品以外の場合販売されている商品の多くはJANコードなどで管理されています。
商品を管理するうえでは「他の商品と絶対重複はNG」なので、1つ1つを個別の英数字の番号で管理が必要になります。
商品登録の多くは、「単品」「選択肢あり」の2つのパターンでネットショップで販売されています。
【単品登録】
ポケモンの攻略本
JAN/ISBN: 9784824003560
選択肢無しで登録
【選択肢あり登録】
ロジクールワイヤレスマウス
■グラファイト
JAN/ISBN: 4943765054269
■オフホワイト
JAN/ISBN: 4943765054542
POSでの商品管理
ショップさんの多くは、JANコードの番号をPOSシステムに登録し、レジと連動しています。
POSシステムによって項目名は変わりますが「商品コード」「商品ID」等にこの番号を設定されています。
ポケモンの攻略本
JAN/ISBN: 9784824003560
ロジクールワイヤレスマウス-グラファイト
JAN/ISBN: 4943765054542
ロジクールワイヤレスマウス-オフホワイト
JAN/ISBN: 4943765054269
この設定では、
ロジクールワイヤレスマウスの
「グラファイト」と「オフホワイト」は同じ商品の色違いですよ!
と言う設定ではなく、あくまでも個別の商品としてのPOSで識別されています。
ネクストエンジンとPOSとの連携でよくある話
在庫連携する上では「重複NG」なので、POSで設定してるJANコードはひとつづつ異なるユニーク番号になっているので、このJANコードで対応出来ないか???と言うお話に必ずなります。
【単品で販売する】
単品で販売する場合は、
POS
ネクストエンジン
ネットショップ(全店舗)
を全て 「JANと同じ番号」で商品登録する事が出来るので連携が可能です。
【選択肢ありで販売する】
選択肢ありで販売する場合
「JAN」と同じ番号を連携用につかって登録できるネットショップと出来ないネットショップがあります。
▼参考ページ
▼ネクストエンジン資料請求はこちら
【在庫連携】
ネットショップ別のSKUの持ち方の種類
選択肢が無い(単品)の例
※POSシステムによって記入項目名が異なります。
※楽天は旧仕様と、SKUプロジェクトの仕様で項目が変ります。
選択肢がある場合の例
※POSシステムによって記入項目名が異なります。
※楽天は旧仕様と、SKUプロジェクトの仕様で項目が変ります。
楽天市場のSKUプロジェクトに変更後の連携に必要な項目
【単品】楽天市場の「商品番号」(※)
【選択肢付き商品】楽天市場の「システム連携用SKU番号」
SKUで管理されてるカートは少ない
上記の表を見ての通り、「SKU」で管理されているカートはごく一部です。
楽天市場がSKUプロジェクトでバージョンアップした店舗さんは、SKUで対応になり、旧店舗さんは、管理番号+選択肢に分かれています。
【再】ネクストエンジンの基本は
【商品コード】= 代表商品コード (商品番号) + サイズ番号
SKUで管理されているネットショップを使用している場合は「商品コード」のみで連携する事が出来ますが、商品番号+選択肢にわかれているネットショップは「商品コード」+「代表商品コード」の双方をネクストエンジンに記入しないと連携が出来ません。
ネクストエンジンから商品登録をする場合
ネクストエンジンから楽天市場に商品登録をする場合は、「商品コード」「代表商品コード」のどちらもが必要になります。
在庫連動のみで利用するか、商品登録も将来的に使用するか…で、ネクストエンジンの登録のしかたが変ってきます。
POSとネットショップの設定
選択肢がある商品を取り扱う場合は、連携するネットショップの仕様に合わせて、POSのほうでも「商品番号」「サイズ番号」を、各管理画面の「決められた項目」に記入する必要がある場合があります。
連携出来ないSKU
「-」ハイフン以外の記号を使用した。
商品番号+ 選択肢 番号 を合わせた合計文字数が 30文字をオーバーしている。※クロスモールは20文字・POSは更に文字数が少ない可能性あり
Shopify は選択肢あり、楽天は単品、POSは単品 とストアによって商品の持ち方が違うと連携出来ない場合があります。
ショップにSKUが重複して登録されている。
大文字・小文字が異なる。(ショツプによっては違うと連携出来ません)
等、運営するショップや仕組みによって、連携が出来なくなる制限は変わってきますので、まずは「どこのショップを運営するのか」「何のシステムを使うのか」を明確にしましょう。
POS の JANコードの番号を使って繋がるか?
「POS」「ネクストエンジン」「Shopify」「楽天市場」が繋がる?
【単品】楽天市場の「商品番号」(※)
【選択肢付き商品】楽天市場の「システム連携用SKU番号」
連携する項目が違うので、選択肢ありの場合、商品番号は何を入れるか?が課題に。
結論
選択肢がある場合
POS と ネクストエンジン・Shopifyだけしか運営しない場合は「JANコードの数字だけで連携させる」と言う事も可能そうです。
楽天市場もSKUに切り替えた場合は在庫連携のみであれば対応出来そうですが、
「商品番号」を単品と選択肢とは別で考える事が必要
楽天・Shopify以外にも将来増やしたい場合はネクストエンジンの基本スタイルに合わせないと将来連携出来ない。
と言う問題がありそうです。
将来店舗を増やしたいのであれば、
在庫連携や商品登録をしやすくするための SKUや商品コードの決まりを、ネクストエンジン基本スタイルに統一しておいた方が良いかもしれません。
単品でしか販売しない場合はとても楽
単品で販売する場合は、選択肢が無いので統一した仕様で登録が出来てとても連携が楽です。
JANコードの番号をそのまま使用する事が出来ます。
じゃあ、全商品単品で売ればいい?
と思うかもしれません。
全商品を単品で売る場合のデメリット
全ての商品を単品で登録する場合は
1商品×3サイズ だった場合
3サイズ別々の商品として登録となる為、商品点数が増えることになります。
お客様が購入する時に、同じ商品の色違いが欲しいな?
サイズは無いかな?と探す工程が増えて面倒なショップになるほど、購入率は落ちます。
商品点数が増えるという事のもう一つのデメリットは
商品点数や容量で、モールやシステムの月固定費が増える場合が多いです。
おわりに
お店が2店舗に増えるというのは
売上があげる事が目的ですが
作業の手間や維持費が倍増して売るための時間を作る事が出来なくなる場合もあります。
在庫連動の仕組み作りはとても大変ですが、そこを乗り越えた店舗様だけにしか見えない将来があります。
一緒に頑張りましょう!