コスパ

先日、父、母、祖母、僕でイタリアンを食べに行った帰り道でのこと。

父「4人でこの値段ならけっこう安かったね。」

僕「美味しかったしね。コスパが良かったね。」

父「うん。美味しかった。」

アレ?

ここで僕のセンサーが反応しました。

父には、会話やテレビの中などでわからない言葉があっても、聞き返すことなくスルーするという特性があります。

知らないことが恥ずかしいから聞き返さないのではなく、本当に聞こえてないというか、無かったことになるのです

だから、最近流行っている言葉を吸収するということがほとんどありません。


僕はこのとき、感じました。

コスパって言葉、分かってないな

と。

(ちなみにコスパ=コストパフォーマンスです。この場合は美味しいけど値段が安かったね!という意味です)

僕「コスパっていう言葉の意味、知ってる?」

父「えっ」

父はこういうとき、知らないとは言わずに、あてずっぽうで答えてきます。


父「知ってるよ。




小ぎれいなスパゲッティ屋さん

でしょ

イタリアンだからかー!だからスパゲッティかー!

僕「ちがう」


父「え?じゃあ



ちっちゃなスパゲッティ?



小スパ。


まずスパゲッティから離れてください。



・・・つねに予想外のネタを提供してくれる父は、言葉の天然記念物です。

しっかり環境保護をして、守っていきたいと思います。


P.S.

この翌日、祖母にも「コスパって知ってる?」と聞いてみたら、


「コスプレパフォーマンス」

と言っていました。

祖母も天然ものでした。

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