タイだけにね
先日、女子バレーボールのリオ五輪最終予選、
日本vsタイをテレビ観戦していたときのこと。
試合は本当に面白いシーソーゲームだったんですけれども、
それを観ながらね、また、
父が輝きを放ちました。
全盛期の川合俊一さんばりの輝き。
父、三男、四男、僕、でテレビを観ていたんですけれども、
試合を見ていると、
「〜選手IN、プーンポン選手OUT」
「プーンポン選手IN、〜選手OUT」
というふうな画面表示が、しょっちゅうでてくるわけです。
タイの「プーンポン」という名前の選手が
局面が変わるごとに出たり入ったりしている。
きっと、タイでは、交代で流れを変える的な、ジョーカー的な
ポジションの選手なのでしょう。
プーンポン。
語感がかわいい。
言ってるだけでほんわかします。
で、僕と三男と四男でね、観戦しながら、
「またプーンポン来たわー、流れ変わるわー」「えーここでプーンポン外すの!?」とか、
プーンポンさんのことをよく知りもしないのにふざけていました。
そんな中で父は、こういうノリはちょっと若者っぽすぎるというか、
仲間には入りたいんだけれども、
ジェネレーションギャップからか、なかなか乗り切れない。
そんな雰囲気を醸し出していました。
そしてしばらくして、
試合が落ち着いてきたのか、
プーンポン選手の交代が減り、
「プーンポン選手 IN」の画面表示が出なくなりました。
そして数分たったとき、父が思い出したように言いました。
父「そういえばどうなった?あの選手。
ポップンカ。
」
タイだけにね!!!!!
父のアタックが決まったァァァァ!!!!
ラインぎりぎりに決めてきたァァァァ!
レシーブ→トス→アタックならぬ、
プーンポン→コップンカ→ポップンカだァァァァァ!
コップンカ。タイ語の「ありがとう」です。
いやー混ざっちゃった。プーンポンとコップンカが。
父の頭の中でね、なんらかの化学反応が起こっちゃった。シナジーが起こっちゃった。
でもかわいい。語感もかわいいし父もかわいい。
がんばって仲間に入ろうとした点を評価する。
たまにレシーブしきれないけれども、こういうところ好きです。