AZLA SednaEarfit ORIGIN Standard【レビュー】
なんかデカい
なんか穴もデカい
それだからいいのかもしれない
特殊な形状とサイズ感
あえて音質の変化より先にサイズ感の違いに触れたい
どのメーカーもMサイズだったので何も考えずにそれを買ったら、なんか妙にデカい
おまけにノズルも長い
いつもの感覚で奥に突っ込もうとすると嫌な圧迫感があり、ギリギリ音がカスカスにならないくらいの浅さで止めてやるとちょうどいい感じ
今まで音楽用はSpinFit CP100+を使っていたのだが、これは真逆の性質で普通より小さく感じ、かなり奥まで入ってしまい上手く調整してやらないと超かまぼこになる
これはそうならず、ピタッと強制的に止められてしまう
奥に入れたければワンサイズ下を買ったほうがいい感じだが、あえてメーカーは大きく作って浅い場所で止めて欲しいのではと思っている
それ故に、筐体で重量を分散させるタイプの機種とは一部相性が悪い可能性もある
大型のフィンがイヤホンの内側に出っ張ってるタイプだと少し安心
どうしても不安なら、複数サイズが入っているタイプを選択するのをオススメする
質感はややペタペタ系なのだが、全く痒くない
自分はサラサラであるほど痒くないと感じていたのだが、これは別
グリップ感がしっかりあるのに嫌な痒みが無いので、それ目当てで買ってもいい
他の優しい系イヤピはかまぼこ過ぎる傾向を持ってたり、音質を損なったりすることもあるので
音質を上方修正する能力に長ける
浅い装着でも量感は失われず、むしろバランス良くアップグレードされ、分離感も向上する
バランスは良いが、どちらかと言うと中低音がクリアに増す印象
ドンシャリ傾向のKZ ZARで使用したのだが、非常に相性が良い
元々分離感が強く、ドンシャリにしてはしっかりボーカルが聴ける機種だったのだが、このイヤピを使用するとボーカルが前に出てきて他の音に邪魔されにくくなる
経験則からして、ボーカルを前に出したい場合はイヤピを奥に入れるべきなのだが、これはその逆を行っている
少し特殊なアプローチが見られるイヤピだが、とてもバランスが良く
派手な曲で濁りがちなボーカルを聞かせてくれる嬉しいイヤピだ