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管理業者と早めに関係構築を

こんにちは。(株)キュービック不動産広報課です。

いま賃貸住宅の大半は、オーナー本人ではなく専業の業者が管理しています。物件所在地に住んでいなくても大家になることを後押しする「管理業者」について、あらためて社長に聞いてみました。

みなさんは「賃貸住宅の管理業者」と聞いて、どのようなサービスを想像するでしょうか。

「管理」という言葉から、管理人の仕事、つまり共用部分の掃除、古くなって点滅し始めた蛍光灯の交換などを想像するかもしれません。

実際の管理業者の守備範囲はもっと広く、賃貸住宅のオーナー様に代わって、さまざまな仕事を担います。

廊下の蛍光灯の交換や掃除もしますし、賃貸料の入金チェック、退去者が出た際にはオーナー様に連絡した上で、入居者の募集も行います。

旭川市内の賃貸住宅のうち約8割は、管理業者が介在しています。

残り2割では昔ながらの大家さんがオーナー兼管理人として自ら管理しています。(8割には、オーナー企業が管理業者を兼ねるケースも含んでいます)

管理業者に任せてしまえば、オーナー様が賃貸住宅を意識しなくても、自動的に家賃収入が振り込まれてくる、というわけではありません。

少なくとも当社の管理部では、空き室が生じるたびにオーナー様に連絡しています。

部屋の状況から考えて、入居率の維持のためにリフォームまたは賃料の引き下げが必要な場合には、適切なプランを提案します。

なにか突発的なできごとが起きれば、そのたびに連絡します。

オーナー様に安心してもらうには、スピーディーできめの細かい連絡を管理業者のほうから取るべきで、オーナー様から「○○の件、どうなった?」と問われるようでは行動が遅いと言わざるを得ません。

賃貸住宅に関する日常的な仕事は、全面的に管理業者に任せることができます。

このため、旭川から遠く離れて住んでいる子や孫などが賃貸住宅を相続した場合でも、支障なく「大家業」を営むことができます。

相続後に「いろいろと面倒。マンションやアパートを売りたい」と希望される方もいますが、現地でさまざまな問題に対応する管理業者さえいれば、遠く離れた街に住みながら、大家になるのは難しいことではありません。

売却を強く希望する方も、一円でも高く売りたいと願うはずです。

賃貸住宅の転売価格は、その時点での入居率に大きく左右され、空室が少ないほど高くなります。

管理業者による入居者募集の方法に問題があって空室が多い場合には、管理業者と話し合ったり、新しい管理業者を探すなどして入居率を高め、価格交渉力を強めてから売却するのも一つの方法です。

もっとも、現地の状況がまったくわからなかったり、管理業者と面識がないと円滑な意思疎通ができないかもしれません。

将来、賃貸住宅を相続する可能性がある人は、早めに物件を見学したり、管理業者に会って面識を作っておいたほうが、後々何かと安心です。