「関心という種をまいて平和の実を結ぼう」
“平和”をテーマにしたサッカー大会のお手伝いをしてきました。
Auniversity Festival -2022秋-
NPO法人Auniversity(https://a-university.org/)によるサッカー大会です。
自分はキッズたちに障害体験サッカークリニックを。
驚いたことが1つ。
「福祉ってどう意味か知ってる?」という質問をすると
手を挙げた子ども「幸せです!」と1発で
これには驚いた。
大学生に聞いても詰まる質問だと思います…
「平和ってみんなが幸せなことだと思う。平和のためには世界には多様な人たちがいることを知ることが大切」
と、短い時間でしたがサッカーを通して障害体験のクリニックをしました。
最後に「サッカーがしたくてもできない子どもたちが世界にはたくさんいる。サッカーがやる仲間がいること、環境があることは全然当たり前じゃないことを忘れないで今日はサッカーを思い切り楽しんでください」と伝えました。
自分で言っておいて、家族との時間や好きな仕事ができることも当たり前じゃないんだよな〜ってふと思いました。
大会が始まり、キッズサッカー大会の「Auni賞」を選出するセレクターをすることに
上手い・強い・勝利が評価されるピッチで子どもたちは日々頑張っています。
この「Auni賞」はフェアプレーや思いやりのある行動に対して毎試合1人選出します。
相手を倒してしまった時にサッと手を差し出した選手
相手ボールの時も走ってボールを取りにいき相手に渡す選手
味方選手が怪我をしたときに救急箱を取りに走り出す選手
ベンチから味方を鼓舞する声を出し続ける選手
たくさんのフェアプレーが溢れていました。
けれどもこのフェアプレーが普段は評価されない。
大人が子どもに対して、いいプレーだけでなく思いやりのある言動を積極的に評価するだけで、チームの雰囲気がガラッと変わると思いました。
子どもは大人をよく見ています。
コーチや監督は見本となる言動をする必要があります。
そして、できるとできないで上下をつける世界線には差別と格差を生みます。
サッカーは平和のスポーツだけれども、戦争を生むし、差別も生みます。
勝利至上主義でなく、配慮・思いやりを評価する「Auni賞」はとてもいいアイデアと思いました。
けれども本当は「Auni賞」はなくてもいいはず。近くにいる大人が「今のよかったぞ!」って伝えてあげればいいんだから
夕方は大人の決勝戦をじっくり観ました。
ハイレベル。
今大会のテーマを選手たちが理解しているからこそ、普通では見られないようなシーンがたくさんありました
足を攣った選手を相手チームの選手たちがコート外に運んで心配をしていたり…
PK戦でゴールを決めた選手が相手選手たちともハイタッチをしていたり…
優勝選手を相手チームが胴上げに参加していたり…
そんな相手へのリスペクトが本当にたくさん
…
「関心という種」はたくさん撒かれていました
キッズの閉会式で、優勝チームの子どもが「サッカーができることを当たり前だと思わずにこれからも楽しんでいきたいです」と。
最初に伝えた自分の言葉なんてもう忘れてしまっていると思ってた。
素直に感動しました。
本当に清々しい気持ちにさせてもらえる大会でした。
そして、そんな大会の運営に走り回っているスタッフがいることを忘れてはいけません。
イベントは本当に一瞬で終わってしまうけれど、そのイベントまでに費やした準備の時間や苦労、そしてスタッフの多くの犠牲があってこそ生まれた空間であることを自分は忘れたくありません。
本日、今大会を主催してくださったAuniversityの皆さんや審判の皆さん、大会に参加した選手の皆さん、会場のレッズランドの皆さん、本当にありがとうございました。
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