49は7x7-ポーカー記録(6)
<これは個人的なポーカーの記録。過去記録を再録しているので、プレイした日付はバラバラである。ポーカールームの状況も変化している。個人的な見苦しい怒りや嘆き、間違いも盛りだくさんである。でも、直近のプレイに迷いを感じた時に見直すと精神安定剤としていいのである、「もっとバカなことをやったじゃないか!」>
2020/2/10 ティルトについての勝手な考察
ティルトを考える。
ポーカーの教則本では、よくティルトするな、ティルトしている奴を狙えと言う。
マインドコントロールが大事だと。
人はカードが順調なら、笑ってゲームができるだろう。
しかし、ティルトになるのは理由がある。
自分がミスをして負ける場合は別だが、バッドビートを喰らえば、理不尽さを感じるのは仕方がない。
僕も以前はバッドビートを喰らって怒ったものだが、最近は1回喰らっても我慢が利くようになった。
しかし、何回も、しかも、同じように起これば、怒る方が人間的だ。
例えば、今回のナーガ・カジノ@プノンペン。
1回目はKJ♣でFがJ、10、3のRで♣が1枚。HUになって、ターンが8♣。トップペアとKハイフラッシュドロー。
願ってもない展開だとほくそ笑んだ。
リバーが3枚目の♣でフラッシュ完成。
こちらのベットにAIが来たのでスムーズコール。
相手はAQ♣でAハイフラッシュ。
フロップからGSSドローとOver2カードの相手のプレイにミスはないが、それにしても残念な流れである。
フロップはAQ 3x2枚 K 4枚の10アウツなので、こちらがすごく有利というわけではない。問題は最悪に落とし込むランナーランナーフラッシュだ!
2回目は翌日だが、K9💛で参加。
フロップは💛が2枚。ターンに3枚目の💛が出てKハイフラッシュ完成。相手がルーズなドンキーだったので、15の小さいベットで誘ったら、嬉しいことに45にレイズ。ここで90にリレイズした。
ここは135の3BBにするつもりだったが、ディーラーがこちらの考慮中に双方から急に15ずつチップ取ってポットに入れ、相手の30のみをテーブルに残した。正直、考慮中にそんな動きはやめてほしいが、プノンペンのディーラーは計算が苦手だったので、こんなことをするのだ。。。。。
そこで差額30の3BBで90をベットしたのだ。当初の予定はしかし、135のベットだったが、展開はそれでも一緒だったろう。
なぜならドンキーはオッズのないところから、迷いに迷った末にコールしたからだ。
ところが、リバーは4枚目の💛
チェックで自重したところ、ドンキーがAI!!!
昨日とほぼ同じ展開である。
ディーラーにはケチをつけられるし、嫌な予感がしたが降りるわけにはいかずコール。
ドンキーはA💛1枚で突っ張っていた。。。。。
さすがにこれにはキレた。
ドンキーはしょうがないが、ほぼ同じようにランナーランナーでKハイフラッシュを負けたのである。
数学的に異常過ぎる。
ひとまず、悪態をつき、「こんなクソドローやクソプレーヤーども!の酷いテーブルだ」と怒りまくった。(他の皆さん、気を悪くしただろうが、すみません)
そのあとはスッキリして、短期に平常運転に戻った。
当然、マナーが悪いという声を受ける覚悟はある。
ティルトはみっともないと思っている人が大半だろう。
僕も本人がルーズにプレイして負けるべくして負けたプレーヤーが怒るのには同情しない。
しかし、あまりにもあやをつけられて、確率的に理不尽な結果が続いた場合は怒っていいと思うようになった。
なぜなら、ティルトを腹に溜めて、その後苦しそうにプレーを続けるより、リセットした方がいいからである。
ティルトをダメというのは、一度、怒ると自己コントロールができなくなる人のためだ。
しかし、怒りをはきだして治めることができるなら、その方が合理的ではなかろうか?
ポーカーには不確実要素が多くて、ハンドにも偏りがある。
そこは個人の技量を越えた部分で、しかも、キャッシュはトーナメント以上にそれが左右する。
(だからこそ、オッズで勝負するプレーヤーも負けるのだが)
その、理不尽さに無関心や冷静さを装うのではなく、素直に反応することで自己を守ることができる。
他のプレーヤーたちが「こいつティルトってるぞ。しめしめ」と思うならそれもあり。
*プノンペンは他にもRIVERKINGというアングラカジノ(しかし、堂々と営業している)もあるが、ポピュラーなのはこのナーガである。ところが、残念ながらディーラーのスキルはかなり低い。計算間違いは度々だし、上記のようにプレイ中にポットを動かすようなことまでやってしまう。
まあ、翌日もディーラーに、10分間で2回もエクスポーズされる(内1回は、ポケット7を配った内1枚の7、もう1回はQ10♠のQ) という不愉快さを味あわされ、どうにもクレイジーが続いた3日間であった。