【潜在看護師の復職のコツ】ブランクをうまく乗り越える準備方法
「看護師のブランクがあるけど復職できる?」「潜在看護師がうまく復職するコツがあれば知りたい」と思っていませんか?
最近では、高齢化や人手不足などから潜在看護師の復職支援が強化されています。ブランクをうまく乗り越えるためには、しっかりとした事前準備が大切です。
今回は、復職するための準備や職場選びのポイントについてご紹介します。
潜在看護師は復職できる?復職しない理由は?
潜在看護師でも復職できないことはありません。
潜在看護師の人数は65歳未満で約69万5千人(2018年)と推定されています(*1) 。看護師は女性が多く「出産・育児」「結婚」などによって離職する人が多いのが現状(*2) 。また、次のような理由から復職を踏み出しにくくなっています。
しかし、看護師として培った知識・技術はさまざまな現場で求められているもの。潜在看護師は準備の仕方や職場の選び方次第で復職を十分に目指せます。
潜在看護師が復職を目指すために準備すること
潜在看護師が復職を目指すためには、しっかりとした事前準備が大切です。スムーズに復職するためにも、次のような準備をしましょう。
① 本やセミナーで看護知識や技術を確認する
まずは本やセミナーを用いて看護知識や技術を確認しましょう。
書籍は自分のペースで学習でき、基礎的な内容の復習に役立ちます。
自宅で受講したい人は、オンラインセミナーがおすすめ。最新の医療知識や認定看護師などによる実践的な内容まで幅広いセミナーが開催されているので、ぜひ活用しましょう。
② 復職支援研修に参加する
看護知識と技術が身につく復職支援研修を活用しましょう。
多くの復職支援研修では、最新の医療知識だけではなく採血や注射・緊急時の対応などの演習を行っています。
都道府県のナースセンターをはじめ、独自に開催している病院もあるのでチェックしておきましょう。
③ 家族などと相談し復帰できる環境を整える
復職する前に、家族とよく話し合い協力してもらえる環境を整えておきましょう。
とくに子育てなどと両立させる場合は、思わぬトラブルが発生する場合も。スムーズに対応するためには、事前に家族内で役割分担をしておいたり、行政の子育て支援制度を受けられるように登録したりするのがおすすめです。
潜在看護師でも復職しやすい!職場選びのポイント
復職を成功させるためには職場選びも重要です。次のような3つの条件を目安にして、自分にあう職場を探してみましょう。
① 「ブランク可」の職場を探す
潜在看護師は「ブランク可」の職場を選ぶのがおすすめです。
「ブランク可」の職場では、時短などの多様な働き方を採用していることが多く、無理なく働けます。わからないことをすぐに確認できるフォロー体制も整っていることが多いです。
潜在看護師はなるべく不安を解消しながら働ける職場が望ましいでしょう。
② 時短やパートなどから復職を検討する
復職後の仕事に慣れるためには、時短やパートなどからはじめるのがおすすめです。
ブランク期間が長いと、看護スキルだけでなく体力が低下している可能性も。また、仕事と家庭を両立するためにはさまざまな調整が必要です。
最初からフルパワーで働くと長く続かないため、焦らずにゆっくりと仕事に慣れていきましょう。
③ 子育て中の場合は院内保育所を活用する
子育て中の方は、院内保育所を完備している職場を選ぶとよいでしょう。
院内保育所に子どもを預けられれば、復職がかなうだけでなく送迎時間も短縮できます。万が一子どもが急に熱を出しても、院内保育所では医師や看護師がみてくれるので安心です。
ただし、定員数が限られていることが多いため、求人先へ早めに希望を伝えましょう。
潜在看護師はしっかりと準備すれば復職できる!
潜在看護師はあらかじめ準備を整えておけば十分に復職できます。復職への不安はつきものですが、復職支援研修などを活用して準備を整え、無理なく働ける職場を選ぶことが大切です。
看護師としての経験やスキルを役立てるためにも、復職の一歩を踏み出してみましょう!
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<参考文献>
*1 小林美亜等. 「新たな看護職員の働き方等に対応した看護職員需給推計への影響要因とエビデンスの検証についての研究」分担研究報告書(令和2年度)潜在看護職員数の推計. 厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)
*2 厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」
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