不確かな祈り
私は大人になってから、確かなものを得た一方で
不確かな事に対しては、相変わらず臆病だ。
私にとっての確かなもの。
それはきっとバレエの世界だろう。
そして、家族、友達。
もう4半世紀続けてきたクラシックバレエ。
もちろんここまでの道のりは平坦ではなかったけれど。
だけれど、その道のりで得た確かなものは、私をいつも勇ましくする。
ただ、人生確かなものがあると当然不確かなものも存在してしまう。
それは人の気持ちだったり、自分の心だったりするのかもしれない。
その不確かさに恐れ戦いて震えていても、結局は向かい合うしかないのだろう。
私はそうやって生きていくのだ。
だから今日も、この不確かなものの為に祈ろう。