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『観測問題』証明できないのなら、取り急ぎ答えを出すのは”あなた自身”

「それ自身に似たものを引き寄せる」

『引き寄せの法則』とは・・・「それ自身に似たものを引き寄せる」という事象を簡潔に言い表した言葉です。

「それ自身に似たものを引き寄せる」=「思考は現実化する」=「類は友を呼ぶ」=「共振・共鳴」

この辺りは同じ仕組みを根底にしていると思っているのですが、あなたはどの程度受け入れられますか?

振り返ってみてください。

あなたは今までどんな思考、観念、感情を持って過ごしてきたでしょうか?

自分の考えてきたこと、発してきた言葉をよくよく振り返れば、自分の周りで起きた現実と少なからず因果関係があるのではないでしょうか。

例えば車が欲しいと思った翌日から、やたらと車の看板や広告、走ってる車などが目に入るようになった、なんて経験は誰にでもあると思います。

これは、脳のフィルター機能RASの働きですが、"車"という対象に関心を向けたから、それが経験(自分の知覚する世界)に入り込むという事例です。

量子力学の『観測問題』と「重ね合わせ」の解消

こんな話があります。

ベリーズ・ナチュラル・エネルギー社の幹部の人達は人間生理学トレーニングの専門家として著名なトニ・クイーン博士から訓練を受けました。彼らは「成功した石油産出国」のイメージを描き、それが現実化されることに自信を持っていました。そしてスパニッシ・ルックアウトという場所で果敢にも石油を採掘することにしました。その後、たった1年という短い期間で彼らは自分達の夢とビジョンを実現したのです。彼らは他の50社が発見することが出来なかった莫大な埋蔵量を持つ最高品質の油田を発見したのです。

さて、この話どう思いますか??

量子力学には『観測問題』というのがあります。

「シュレーディンガーの猫」というのはこの観測問題を例えたもので、猫を観測するまでは、死んでいる状態と生きている状態が「重ね合わせ」になっていて、観測すると「重ね合わせ」状態が解消する(どちらか一方の状態に”決まってしまう”)という内容です。

先ほどの油田の話。

普通に考えると、「元々そこに存在していた油田をベリーズ社員が発見した」ということになりますが、存在の有無が「重ね合わせ」になっていた油田がベリーズ社員に”観測”されたことによって「存在する」方に確定したのかも・・・とも考えられますね。

知を追究するための方法として科学を唯一視するのが科学主義ですが、「ただの(観念的な)理論でなく、実際によって検証されたものだけが真実だ」という態度をとっています。

量子力学は科学の一端ですが、技術的に実験で白黒つけられないことが多すぎる、というのが現状のようです。

オーダールールに「NO!」は存在せず「YES!」のみ

さて、ベリーズ社員は存在していた油田を探し当てたのでしょうか?

それとも、彼らの思考(イメージやビジョン)が"油田"を創り出したのでしょうか?

どんな答えであろうとも、あなたが”思う"ことが、現時点での「あなたの真実」です。

ここでは、「解明はされていないけど、似たもの同士が反応し合うという事象はどうやら起きている」という前提で話を進めます。

『引き寄せの法則』と聞くと、「こんな現実なんか望んでない!」となる人が多いですが、残念なことに、「"関心"をむけたものが経験に引き寄せられる」というのであれば、

"大好きな"トマトのことを考えても
"大嫌いな"トマトのことを考えても

オーダーは"トマト"で通されるため、"トマト"が経験の中に現れます。

「NO!」は存在せず、「YES!」のみなのです。

これが解っていると、わざわざ大嫌いなトマトのことを考えることはしないのですが、多くの人はこのルールを知らないために大嫌いなトマトのことばかり口にし、現実にトマトを引き寄せ、トマトに囲まれて生活しています。

人生を幸せや喜びに溢れたものに変化させるには、このルールを理解することが大事です。

「3ステップ」現在位置によって実践内容は変わる

「それ自身に似たものを引き寄せる」という前提を採用するならば、”望む現実”を感知するまでには3つのステップがあると思います。

例えば

目標を紙に書く
引き寄せたいものをイメージする

こういった表面的な方法で結果が出るのは多分第3ステップにいる方々だけ。

第1ステップにいる状態では”望み”を叶えることができませんが、この段階にいる方々は誰よりも早く結果を求める傾向にあります。

なぜなら、"今"の自分や環境に不満があり変化を切に望んでいるから。

『引き寄せの法則』を知り、胡散臭いと思いつつも藁をもつかむ思いで色々試しても、何ひとつ上手くいかない。(結局「目に見えない世界やエネルギーなんて存在しないんだ」と落胆します)

少なからず「それ自身に似たものを引き寄せる」という事象はありそうだと思っていて、”望む現実”を掴むために意図的に”それ”を利用したいと考えている人は、自分が今どの段階にいるか確認してみてください。

第1ステップから第3ステップまでを解説

毎日がつまらない
自分はあまり幸せではないと思う
他人と比べることが多い
他人の評価が気になる
自分は価値も才能も無いと思う
どちらかというと批判的だ
「どうせ私なんて~」が口癖
最近心から笑った記憶がない

上記の項目に当てはまることが多い方は第1ステップ!

・・・まずほったらかしにしてきた"思考"について意識を向け、コントロールする訓練をしましょう。

必要なのは、「とにかくまず"良い気分"でいること」のみです。

毎日の小さな幸せに目を向けることが大事です。

物事を鮮明にイメージするのはあまり得意ではない
毎日は幸せだが、夢はない
毎日は幸せだが、もっとワクワクしたい!

上記の項目に当てはまる方は第2ステップ

土台が整ったあなたが次にやることは、イメージすることと、思考がブレた時に素早く戻ること、この2つです。

必要なのは、「イメージ力の強化」と「見えない力への絶対的な信頼」です。

自己肯定感が高い
毎日幸せだ
夢がある
ワクワクするようなやりたいことがある
人生は喜びに溢れてると思う
一日を通して良い気分で過ごしてることが多い

上記の項目に当てはまる方は第3ステップ

今すぐ本屋さんに行って大成功された方々の本を手に取り実践してください。

観測者が結果に影響を与えるならやるべきことは・・・

今まで自分自身の思考について考えたことすら無かったのに、いきなり『引き寄せの法則』だなんて胡散臭すぎるし、「”望む未来”を具体的にイメージする」なんて現状とギャップのありすぎるゴールを見ようとするから苦しくなるんです。

毎日コツコツと、いい気分でいる時間を増やすこと、続けることです!

当たり前ですが、幸せな人生とは幸せな瞬間の積み重ねです。

関係ありませんが、今では当たり前の「地球は丸い」を唱えたガリレオは、当時世間からの批判の的でした。

先端的な思考は大衆にウケないのが常。

「自分自身が現実を創り出している」と、全員が当たり前に感じる世界になっていくとしたら、大事なのは"今"それを信じられるかどうかです。

もしガリレオの生きる時代にタイムスリップできるなら、事実を知っているあなたは自信を持って「地球は丸い!」と言えるはず。

"未来"には当たり前になる(かもしれない「重ね合わせ」している)ことを、"今"信じることができるか?

あなたの「重ね合わせ」はどういう状態に解消するのでしょうか。

編集後記

『世界は自分で創る』2014年05月04日、06月17日、19日の記事を編集、再編しています

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