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Control HRTオフィスへの新たな通勤手段。ハノイメトロ3号線が運行開始!
株式会社コントロールテクノロジーは、ベトナム・ハノイに海外支社コントロールHRT(Control HRT)を構えています。
当社のハノイオフィスを訪れると、入居するThe West(ザ・ウェスト)ビルの前に駅舎があるのが見えます。この駅はチュアハー(Chua Ha)駅といい、ハノイメトロ(都市鉄道)3号線に属し、2024年8月に開業しました。これによって、ハノイオフィスへの通勤が便利になった社員もいます。
この記事では、メトロの切符の購入方法や移動ガイドについて紹介します。ハノイ出張の際、機会があればこの新しいメトロに乗ってみてください。
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3号線の概要
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ハノイメトロ3号線は、2021年に開通した2A号線に次ぐ、同市2路線目の都市鉄道です。3号線は2009年に着工され、市内西部バックトゥーリエム(Bac Tu Liem)区のニョン(Nhon)駅から、市内中心部ドンダー(Dong Da)区のハノイ駅までの全長12.5kmに計12駅が設置されています。
ただし、今回開業したのはそのうちの高架区間であるニョン(Nhon)駅からカウザイ(Cau Giay)駅までの8.5km・計8駅で、残るカウザイ駅~ハノイ駅の4km・計4駅の地下区間は2027年に完成予定です。
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車両の色は、ベトナムの田園風景や農産物をイメージした「グリーンジャーニー(Green Journey)」がテーマです。外観と内部の一部にはアクセントとしてピンクも施されており、これはベトナムの代表的なフルーツであるドラゴンフルーツの色が基になっています。
営業時間と運行間隔
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営業時間は5時30分~22時です。運行間隔は、2024年11月現在は10分ですが、今後は乗客の利用状況を踏まえて間隔が調整される予定です。
乗車券の購入方法・料金
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メトロの運賃は8,000~1万2,000VND(約47~71円)で、1日乗り放題の乗車券は2万4,000VND(約143円)です。60歳以上の高齢者や障害者、6歳未満の子どもなどは無料で乗車できます。
1カ月のIC定期券は20万VND(約1,196円)ですが、学生はその半額の10万VND(約598円)、企業による団体購入(30人以上)は14万VND(約837円)と値引きされます。
乗車券は黒いプラスチック製でコインの形をしており、表にはハノイ市の象徴である建築物「クエヴァンカック(Khue Van Cac)」が刻まれています。購入は、発券カウンター、または隣接された発券機で可能です。
駅舎の特徴
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高架区間8駅の駅名は、ニョンから始まり、ミンカイ(Minh Khai)、フーディエン(Phu Dien)、カウディエン(Cau Dien)、レードゥックトー(Le Duc Tho)、国家大学(Dai Hoc Quoc Gia)、チュアハー、カウザイまでです。
各駅には、駅周辺の象徴的な風景や文化が壁に彫刻されています。例えば、チュアハー駅には近くにあるチュアハー寺院が、国家大学駅には「地下鉄」にあたる各国の単語文字が彫られています。
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3号線の開業後、周辺にあったバス停がすべて駅の真下に設置され、乗り換えがスムーズになりました。番号が05、07、09A、09B、13、16、20A、20B、24、26、27、28、29、32、34、38、39、49、51、55A、55B、56A、57、70A、70B、70C、90、92、96、105、117、146、161、162、163、E05のバスに乗ると、3号線のいずれかの駅に到着できます。
まとめ
ハノイメトロ3号線が開業したことで、ハノイ市民は移動手段の選択肢が増え、生活が便利になりました。電車の利用は環境汚染や交通渋滞を軽減するだけでなく、市民の環境への意識も高まります。
現在、当社だけでなく、The Westビルに入居する企業の社員の多くが、通勤手段としてハノイメトロの利用を選択しています。今後、地下区間も開業すると、利用客はさらに増加する見込みです。