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電話予約の派遣ビジネスをDX。セラピスト業界をアップデートする派遣リラクゼーション予約プラットフォーム

C2C社は、様々な業界のパートナー様へダイレクトマッチングのプラットフォームを提供しています。C2C社のYouTubeチャンネルで公開している、「C2C社代表ソルからパートナー様へのインタビュー」を、noteでもご紹介いたします。

※本インタビューは、2021年6月に実施した内容です。

ゲストパートナー #3
株式会社HOGUGUテクノロジーズ  代表取締役 花岡 賢一様
2015年に出張リラクゼーション業界へ参入。当時、大阪で人気店だった出張リラクゼーション店をM&Aで買収し、その後、全国10都市でフランチャイズを展開。2018年に株式会社HOGUGU(現HOGUGUテクノロジーズ)を創業し代表取締役に就任。約1年の開発期間を経て、2019年に『HOGUGU』をリリースしている。
HOGUGU公式サイト:https://hogugu.com/

『HOGUGU』のサービス概要について

ソル: C2C社では様々な業界でマッチングプラットフォームを作りたいという事業者様に、システムを提供する事業を営んでおります。今回もですね、パートナーの方をお呼びしていろいろとその業界でのマッチングプラットフォームの事情をお伺いしていきたいと思っております。それではHOGUGUテクノロジーズの花岡さんよろしくお願いいたします。

花岡: はい。皆さんこんにちは。HOGUGUテクノロジーズの花岡です。私は元々出張リラクゼーション業界で全国チェーンを展開しているお店を経営しておりました。そんな中で今から約2年半ほど前にソルさんと出会い、この『HOGUGU(ホググ)』というサービスを作るために弊社を設立しました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

ソル: 花岡さんありがとうございます。2~3年前ぐらいですかね。メッセンジャーで、

花岡: そうですね。Facebookメッセンジャーで。

ソル: そこから本当にトントン拍子で作ることも決まって、開発終了してローンチして。もうローンチして1年ぐらい経ちましたかね?

花岡: 約1年ですね。はい。

ソル: なるほど。今日はそんな『HOGUGU』についていろいろ聞いていきたいと思うんですが、最初に簡単に『HOGUGU』の概要を、改めてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?

花岡: はい。『HOGUGU』はですね、セラピストさんとお客様のマッチングプラットフォームなんですけれども、簡単に言うとですね、お客様からすると、呼びたい時間に呼びたい場所に、セラピストさんを指名して(選んで)予約できるというプラットフォームになっております。セラピストさんからするとですね、アプリ上でお客様から直接仕事を受託できるので、時間的な制限もなく自分の好きなときに好きなタイミングでお仕事ができるというようなサービスでございます。

リラクゼーション業界の課題について

ソル: ありがとうございます。それでは1つ目のトークテーマなんですけれども、業界の問題点について。花岡さんがこの『HOGUGU』というサービスを作ろうと思ったきっかけに、恐らく業界にたくさんの問題点を感じられていたという背景があると思いますので、そのへんをまずお聞かせ願いたいなと思っております。

花岡: はい。まずですね、業界の問題点というとですね、働いているセラピストさんと、リラクゼーションを受けるお客様と、2つの問題点があると思っておりまして。まず業界的にセラピストさんというのは、実は業務委託で働いている方が非常に多いんですね。そんな中でいわゆる労働基準法が適用されない状況なので、長時間、朝から晩まで10時間12時間働く方もいらっしゃったりとか、さらには完全歩合というところで、例えばお店のお客様が来なかったらその1日の日当は非常に少ないまま帰っていったりとか、収入的にあまり高くないというところがセラピストの抱える問題かなと思っておりまして。お客様からするとですね、これは店舗に行くお客様もそうですし、セラピストを自宅に呼んで施術を受けるサービスもそうなんですけれども、店舗ごとに値段は決まっているものの、やはりその店舗に勤めているセラピストさんのいわゆる技術力・ホスピタリティというのは差があるわけですね。そこに対してですね、「今日のセラピストさんあまり上手じゃなかったな」とか「ちょっとホスピタリティ良くなかったな」とか、そういった当たり外れがあるというところが業界の問題点かなと思っております。

ソル: なるほど。まとめますと、セラピスト側に関していうと就業環境や賃金状況にかなり問題があるんじゃないかと。一方でお客様からすると自分にとってぴったりのセラピストとなかなか出会いにくい、そこが偶発的になってしまっているというところが、大きな課題と感じられたということですね。

花岡: はい、その通りです。

ソル: 実際そういった背景の中で、『HOGUGU』をビジネスとして立ち上げられて、今お話いただいている内容と重複するところもあるかもしれないんですが、改めて市場として見たときに、この『HOGUGU』というサービスはどんなポジショニングというか、適性があるのかというところをお伺いできたらと思います。

花岡: はい。『HOGUGU』は本当にですね、セラピストさんの働き方を根本から変えられるサービスだと思っていまして、大体セラピストさんて業務委託で働かれてる方というのは、お店と折半というケースがほとんどなんですね。そういった中で、こういったマッチングプラットフォームを用いてお客様からダイレクトに仕事を請けることによって、いわゆる摂取されないことでですね、報酬を多く手元に残せるというところが、この『HOGUGU』を使うメリットであると考えておりまして。

ソル: 『HOGUGU』の場合は、手数料でいえば何パーセントぐらいなんですか?

花岡: 弊社は、マッチング手数料として25%いただいております。

ソル: じゃあ業界の半分?

花岡: そうですね。はい。

ソル: すごいですね。なるほど。

花岡: そういった意味で、セラピストさんは非常に高収入を得られるというところが強みかなと思っています。

ソル: 実際、応募状況というか、登録状況も伸びていっているんですか?

花岡: そうですね。ローンチして約1年ほどなんですけれども、東京・大阪だけではあるんですが、もうすでにですね1500名以上のセラピストさんから応募いただいております。

ソル: 逆にお客様から見ると、今フォーカスしてるのはどちらかというと在宅だったり、ホテルや宿泊先に来てもらうっていうスタイルだと思うんですが、そのへんの市場背景とか、ニーズはどうなっているんでしょうか?

花岡: はい。そこに関してはですね、私は10年ほど出張リラクゼーション業界で仕事をしているんですけれども、10年前から全く変わっていないことで言うと、圧倒的に需要のほうが多いんですよ

ソル: なるほど。

花岡: はい、供給が足りていない。セラピストさんをたくさん抱えてるお店が儲かるという図式になっているんですね。お客様からすると1軒1軒電話をしてご自宅やホテルに呼ぶ場合に、「今からセラピスト空いてますか?」というのが今までの常識なんですね。空いていれば「何分でいけますか?」「いっぱいなので1時間・2時間かかります。」みたいな。そういった意味で、この『HOGUGU』でセラピストさんをたくさん登録することができれば、お客様の満足度にも対応していけるんじゃないかと思っています。

ソル: なるほど。『HOGUGU』では、アプリを見ればすぐに空き状況が分かるということですよね?

花岡: そうなんです。最短で1時間後にですね、そのお客様がご指定した場所に行けるセラピストが上から順番に出てきますので、そこからセラピストのレビューなどを見て選んでいただくというような形になります。

ソル: 従来の、電話をして確認して、というフローとは全く違うUXを体現できていると。

花岡: そうですね。はい。

ソル: 一方でセラピスト側からもニーズがあって、今どんどん問い合わせが増えていると。

花岡: はい。

ソル: という意味では市場環境的にもすごくハマっているというか、

花岡: そうですね。時代的にも今ちょうど追い風になっておりまして、様々な業界の中で、そういった個人間取引というのが現れてきているので、その波に乗ってリラクゼーション業界も今後はこういったものが主流になっていくんじゃないかと思っています。

『HOGUGU』利用者からのサービスの評価について

ソル: ありがとうございます。今の話にも少し関連してくると思うんですが、2つ目のトークテーマとして、リリース後の実際の評価というところを聞いていきたいなと思います。サービスローンチして1年ぐらいというふうにお伺いしていますが、セラピスト側・お客様側それぞれ『HOGUGU』に対する評価がどうなっているのかというのをお聞かせいただければと思います。

花岡: まずですね、セラピストさんからの評価といたしましては、去年の末に東京23区でサービスをリリースさせていただきまして、2ヶ月目の2月の時点でですね、東京のセラピストさんで月収で60万円ほど稼がれた方がいたんですね。売上でいうと80万円以上なんですが、その方にインタビューさせていただいたときに、『HOGUGU』を使う前と使った後では、収入が約2倍以上になったと。

ソル: すごいですね。2ヶ月目ですよね?

花岡: 2ヶ月目ですね。

ソル: すごいスピード感ですね。

花岡: はい、そうなんです。そういったセラピストさんがいたりとか、あとは今はこのコロナ禍でですね、やはり店舗勤めされているセラピストさんは、お客様の数が激減してるんですよね。その激減したことによって、業務委託で働いている方がほとんどなので、自分の給料に直結して下がっているわけなんです。そのお給料が下がってしまった分をこの『HOGUGU』を使って、休みの日や仕事が終わった後に1件仕事に行くことで補っていると。減った収入を補えているというような声もいただいてますので、そういった意味でも良い評価をいただいているかなと思っています。

ソル: 副業的に使われているセラピストの方もいらっしゃるっていうことなんですね。

花岡: そうですね。そういった方が半分以上だと思います。

ソル: 先ほど1年で1500名ぐらいから応募があったというのも、やはりそのセラピスト内での良い口コミというか、そのへんも起因しているという感じなんですかね?

花岡: そうですね。実は、セラピストさんに向けた求人の応募というのは行っていなくて、お客様に向けた広告をセラピストさんが見て、セラピストさんの口コミで広がって弊社に応募いただいているという状況になっています。

ソル: なるほど。一方でお客様のほうはどうでしょうか?

花岡: お客様のほうもですね、直接私がお客様と関わる機会はほとんどないんですが、セラピストを通じて聞いているお話でいうとですね、既存の出張リラクゼーションを使っていたお客様が、『HOGUGU』を使うことによって今までなかった楽しみ、セラピストを選べるとか、セラピストごとに料金も違うので、そのときの自分のお財布事情に合わせて料金の安い・高いセラピストを選べるというところで、通常月に1回ほど出張リラクゼーションを使っていた方が、『HOGUGU』を使い始めてからバリエーションが豊富で楽しいので、月に2回・3回使うようになったというような声もいただいています。

ソル: ではリピート率は高いんですか?

花岡: そうですね。去年1年のリピート率で見るとですね、データ上では約8割。

ソル: おお、8割。すごいですね。

花岡: はい。10人使ったうち8人の方が、2回目も使っていただいているという状況です。

ソル: ちなみに我々も一緒に開発させていただいていますが、開発中、現状も含めて、何か苦労をされたことというのはありますか?

花岡: そうですね。やはりですね、私自身も元々アナログのビジネスをずっとしてましたので、既存の出張リラクゼーションのサービスをシステムに落とし込んだときに、私も含め、セラピストさんてスマホオンチというか、ちょっと言い方悪いですけど機械オンチでですね、あまり慣れてない方も多いので、いかにシンプルに使えるようにするかというのを、当初から考えております。『HOGUGU』の場合、セラピストさんもユーザーさんも簡単に使えるようにはなっているんですけれども、それでもやはり「ちょっと使い方が分からない」とか「この場合どうしたら動くんだ」みたいなことで、問い合わせが日々あるので、そこを運営側で吸収して使い方を教えていくというような状況ですね。

ソル: なるほど。シンプルUI/シンプルUX、使いやすさが大事ということですね。

花岡: そうですね。はい。

今後の展望について

ソル: では最後のトークテーマになるんですが、今後の展望について。『HOGUGU』を今後どのように発展させていこうと思っているのか、その辺りを最後に聞いて終わりたいなと思っております。

花岡: はい、ありがとうございます。そうですね、『HOGUGU』に関しては先ほども言った通り、非常にリピート率がいいというところもあって、まず出張リラクゼーションというサービスを使ったことがない方も、使ったことがある方も、とりあえず1回使っていただきたいなということで、今後は大々的にクーポンを配布していこうと思っています。具体的にいうと、初回5000円オフのクーポンを配布してとりあえず1回使っていただくと。そうすればおそらく満足していただけるので、2回目・3回目に繋がるんだろうなという自信があるんですね。あとはですね、今まで東京・大阪でしかリリースをしていないので、全国にいるお客様・セラピストさんに使っていただけるようにサービスのエリア展開というのも今後はどんどん進めていきたいなと思ってます。

ソル: 今でいうと、いわゆる出張型のサービスに特化していらっしゃいますが、それ以外のリラクゼーションサービスなども手掛けていく予定はありますか?

花岡: はい、そうですね。今は出張型に特化しているんですけれども、将来的には店舗でお勤めのセラピストさんをダイレクトに、そのセラピストさんを予約できるようなシステムを『HOGUGU』で展開していきたいなと思っていますので、将来的には出張でも、店舗でも、この『HOGUGU』上でセラピストさんとお客様が、どんどんどんどんマッチングしていくというような状況を想定してます。

ソル: 網羅的に全て業態のリラクゼーションをカバーできるようなプラットフォームになっていくという感じですかね?

花岡: そうですね。業界の予約方法がガラッと変わっていくと思います。

ソル: なるほど。ありがとうございます。本当に『HOGUGU』は今までもすごく堅調に伸びているサービスですし、今日話をお伺いして、市場としてもすごくマッチングプラットフォームに向いている市場なんじゃないかというのを改めて感じました。C2C社としても特に開発の部分で、もっと使いやすいシンプルUI/シンプルUX目指して、今後もパートナーとしてがんばっていきたいなと、お話を伺いながら改めて強く感じました。

花岡: ありがとうございます。

ソル: 最後に一言、何か意気込みだったり、サービスについてお伝えしたいことがあれば是非お願いします。

花岡: はい、そうですね。こういったC2Cというサービスでですね、本当に世の中がどんどんいい方向に変わってくると思っています。そんな中でこのリラクゼーション業界も時代の流れに沿って、この『HOGUGU』が先頭を走りながら業界を変えていきたいと思っておりますので、ぜひ二人三脚でお願いできればと思っております。

ソル: ありがとうございます。これからも『HOGUGU』のサービス向上に向けて、C2C社も一丸となってがんばっていきますので、皆さんもぜひ一度使ってみていただければと思っております。本日もありがとうございました。

花岡: ありがとうございました。


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