見出し画像

日本CTO協会オリジナル設計・企画を行った#ThanksGivingDay2024 ─ Think Bigワークショップ開発の裏話を公開!

はじめに

こんにちは、日本CTO協会コンテンツチームです!

本記事は2024年11月に開催された#ThanksGivingDay2024の1コンテンツとして実施した日本CTO協会オリジナルの『Think Bigワークショップ』の開発裏話を公開するものです。その他にも基調講演などのプログラムを通じて日本CTO協会のビジョン、「テクノロジーによる自己変革を志す人たちのベースキャンプ」を具現化しました。基調講演では、技術者がキャリアを越えて成長する道筋や、経営者としての視点が共有され、懇親会では業界を越えた新たな交流が生まれる場となりました。

その中で、MVV浸透プロジェクトチーム(以下、MVVチーム)が企画したのが「Think Big」をテーマにしたオリジナルワークショップです。このワークショップは、日本CTO協会のバリューの1つである「Think Big, Start Small」を体感する場として設計され、参加者が自らの価値観や課題を振り返る機会を提供しました。

この記事では、Think Bigワークショップが形になるまでの1年間の試行錯誤と、その過程で得られた学びをご紹介します。


MVVチームの取り組み

MVVチームは、日本CTO協会のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)が会員の皆さんに浸透し、日々の活動に根付いていることを目指しています。2023年のThanks Giving Dayでは「Fail&Learn」を軸にしたワークショップを実施し、多くの方に参加いただきました。今年はさらにテーマを特化し、より深い体験を提供するプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトの始まり

MVVチームは、2024年1月から「日本CTO協会のバリューをどうやって体感してもらうか、実感してもらうか」をテーマに議論を重ねてきました。ゲーム形式なら対話を促進しやすいという方向性が浮上し、2024年2月にはボードゲームカフェを訪問し、実際のプレイ体験を通じて「カードゲーム形式が最も適している」と確信しました。
特に注目したポイントは以下の通りです。

  • 分かりやすさ:初参加者にも簡単なルール。

  • 進行のシンプルさ:カードだけで完結。

  • 交流の重視:対話を促進し、意見を引き出す設計。

  • テーマ性:具体的な質問をカードに盛り込み、自然な議論を生む。

これを基に、ワークショップ形式の具体案を検討しました。

初期の試行錯誤と方向性の決定

2024年3月には「Think Big」をテーマに掲げたカード形式のプロトタイプが完成。シンプルな設計で議論を促すゲームアイデアが具体化しました。カードを使って意見を引き出し、自然な対話を生む設計が進化していきました。

初期のテストプレイ

2024年4月には試作カードを使い、2024年5月に初のテストプレイを実施。この段階で、ポジティブな手応えと課題が明確になりました。

テストプレイで得られた気づき

  1. カードを読み上げる人が「Thinker」、周囲が「Giver」となり、自然に対話が生まれる構図が成立。

  2. 「選ぶ」「捨てる」行為が意思決定の楽しさを生む。

  3. プレイヤー同士が意見を交換する中で、思いがけない選択肢や新しい視点が得られる。

次のステップ

このテストプレイを通じ、「ゲームを通じてバリューを体感する」という方針が明確化しました。以下の改善点をもとに、次の段階へ進むことになりました。

  • 質問の質の向上:より具体的で議論を深めるカード内容の見直し。

  • 進行ルールのブラッシュアップ:対話のテンポを保つための進行ガイドの整備。

  • デザインの調整:カードのサイズや視認性の最適化。

その後も検証を重ね、カードを並べる際のガイドとして四象限に分ける案を採用。さらにA3シートを土台にA8・A9サイズのカードを並べる形式が有効であると判断しました。こうしたテストと調整を繰り返し、2024年10月頃には最終的な完成形へと近づいていきました。

完成したThink Bigワークショップの形

これまでの試行錯誤とテストプレイを経て、最終的にワークショップが形になりました。

  • テーマ:「Think Big」を体感するカードゲーム形式

  • ゲームの進行

    • カード配布:各参加者が数枚のカードを受け取る。

    • 選択と分類:カードを選んで並べ、重要度や自分の考えを整理。

    • 共有と対話:なぜそのカードを選んだのかを他の参加者と共有し、対話を通じて気づきを深める。

    • カードデザイン:質問やシチュエーションごとに色分けされ、議論のテーマを明確化。

会場の様子

完成したThink Bigワークショップは、#ThanksGivingDay2024当日の会場で実施しました。会場は活気にあふれ、参加者同士が積極的に対話を重ねる中、「自社でもこの形式を導入したい」といった前向きな声が上がるなど、全体的に好評でした。

まとめ

このプロジェクトを通じて、MVVチームは日本CTO協会のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を実践的に体現することに成功しました。
特に、「Think Big」をテーマとしたワークショップを通して、バリューの理解と実践が一歩進んだと感じています。

#ThanksGivingDay2024ワークショップの成功は、1年間にわたる試行錯誤と成長の成果でもありました。私たちは日本CTO協会のミッション・ビジョン・バリューをより深く理解し、会員の皆さんと共にその実現に向けて歩み続けます。
皆さんもワークショップで得た気づきを基に、「Start Small」で踏み出せていますか?

2025年も新たなチャレンジと共に、さらなる成長と成功を目指してお会いできることを楽しみにしています。

一般社団法人 日本CTO協会の入会について

日本CTO協会では個人 / 法人会員の入会を受け付けております。
CTO同士の繋がりにご興味のある方はぜひご検討ください。
https://cto-a.org/membership